東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

『住民とのコミュニケーション―対話と発信力の向上―』

2023-07-02 05:53:50 | 市議会活動

 私は、住民とのコミュニケーションをよりスムーズにとれるようになりたい、自分自身の議員力を高めたいと考え、市町村議会議員研修『住民とのコミュニケーション―対話と発信力の向上―』を受講しました。

 講師は、京都芸術大学客員教授の本間正人氏でした。本間先生の講義は今回で2回目の受講でした。本間先生の軽妙な語り口で、立場・立場で話し方を変えられ、受講生を魅了していかれ、楽しく聞くことができました。参加型で講義を進めたいと言われたとおり、2人1組での対話や4人1組でのディスカッションなど、講義内容と同様、コミュニケーションをとった講義の進行でした。

 コミュニケーションが持つ3つの機能とは、①理解を増やすことであり、②フェイス・トゥ・フェイスが基本で人間関係に影響を与え、③信頼関係を築くことができる。

 次に、言語コミュニケーションのポイントとして、①相手の立場に立った分かりやすい指示、②急に指示するのではなく予告が大切、③相手に合わせて表現を変える、④何も問題のない時にも意識的にコミュニケーションをとる、⑤信頼の階段、⑥人を育てるために手を離すの6点を挙げられました。このポイントをつかむために、2人1組で伴歩(目の見えない人に語りかけながら一緒に歩く)の練習を行いました。

 続いて、傾聴のスキルを高めるためには、「あいづち、うなづき、くりかえし」であること、この3要素は、夫婦円満の秘訣でもあるそうです。質問のスキルを高めるためには、応えやすい質問から入り、映像が浮かぶように質問をすることだと話されました。質問のスキルを高める手法として、「ヒーロー・インタビュー」を2人1組で行いました。「自分がこれまでの人生で最も輝いたときはいつどんなことですか?」というインタビュー形式で行いました。相手の方のことが少しわかったように思います。

 本間先生が力説された「コミュニケーションが人間関係を創る」、そのために、心と心の通い合うコミュニケーションが大切であることが少し理解できたように思います。

 2日目は、議員ニュースやフェイスブック、ブログ等、議員の発信力の向上に関してでした。議員ニュースで気を付けるべきことは、①読んでもらえるかどうかが一番重要-読者は一秒で決める。②絶対に伝えるべきことは?-情報を厳選する。③文字を大きくする。多すぎる文字はダメである。私の議員ニュース『架け橋』を読み返すと、文字が小さく、文字数が多すぎだということが一目瞭然です。

 また、ブログやFBで気を付けるべきことは、①こまめに更新すること、日々発信する。(政治・行政・地域・趣味・個人的な記事)②自問すべきこと-読み手は誰?自分が最も伝えたいことは?どうすれば読み手の関心を引くことができるか?どのようにすればわかりやすく伝えられるか?③印象に残る工夫-文字より図・グラフ・写真・イラスト、さらに動画の活用が良い。私の毎日更新しているブログも紹介されました。文字が多く、写真等が少なく、恥かしい思いがしました。

 クライアントの問題解決の方法として、コーチングの典型的な進め方を実践も交えながら、説明されました。質問をして、目標の明確化を行い、次に現実把握と共に目標達成のために使えるツールも確認していきます。続いて、ベストな選択肢を選んでいきます。コーチングは、クライアントの問題解決に役立つだけでなく、コーチングしている人自身にも学びが生まれます。コーチングは、①「教え込む」のではなく「引き出す」のがコーチング。②質問で引き出すので、質問の仕方が重要。このことがよく理解できました。

 2日間の研修は、自分自身のこれまでの住民との接し方、これまでの議員活動を振り返るいい機会になりました。議員ニュースやブログの書き方も、実践的に反省することができました。

 また、2日間の研修で、全国から集われた受講生の皆さんとも大変仲良くなり、多くの意見交換ができたことを嬉しく思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする