『笑顔いっぱい比也野号』出発式

　9月12日午前9時半、比延地区の皆さんが待望していた移動食品配送車『笑顔いっぱい比也野号』の出発式が多くの住民の皆さん参加のもとで、盛大に行われました。出発式を祝うかのように気持ちの良い秋晴れでした。



　比延地区の皆さんは、コミセン比也野を中心に、熱心にまちづくりに取り組んでみます。『へそで茶』での喫茶や惣菜や巻寿司等の手作り食品の販売、塩や砂糖、みそ、お菓子等の食品の販売を行っています。また、「よってけライブ」等のイベントの開催にも力を入れています。
　高齢化が進む地域にあって、コミセン比也野に行きたくても行けない車に乗れない住民の方々に対し、自宅まで食品を届ける移動食品配送車に取り組まれました。国の全額補助を受け、移動食品配送車を購入することができました。片山市長によると、比延地区の熱心なまちづくりの取り組みに対し、西脇市の職員が国の補助採択に向け頑張った成果だということでした。
　『笑顔いっぱい比也野号』の名称は、西脇東中学校の女子生徒の命名だそうで、車のイラストは美術部の生徒が描いてくれたそうです。住民の皆さんの笑顔と美しい虹がとてもきれいに描かれています。良いネーミングの楽しいイラストです。



　比也野号は、冷凍車で生鮮食品を運ぶことができます。また、後部に手洗い場も設置されてあり、衛生面にも気を配られています。
　テープカットが終わり、いよいよ出発です。クラッカーや拍手の中、『笑顔いっぱい比也野号』が出発しました。藤井会長は、挨拶の中で、比也野号の号は英語のGO（出発）も意味し、比延地区の新しい出発にしたいと話されました。



　『笑顔いっぱい比也野号』が、比延地区の希望の車として住民の皆さんの期待に応えられ、全国のモデルとなることを期待してやみません。