岡之山美術館開館30周年記念アトリエシリーズ『山本大也展(絵画)』

　西脇市岡之山美術館では、開館30周年記念して、アトリエシリーズVOL.7として『山本大也展(絵画)』が開催されています。山本さんは、第9回西脇市サムホール大賞展で、準大賞を受賞されました。



　山本さんは、1986年奈良生まれで、広島市立大学芸術大学大学院修了で、現在広島に住まわれています。
　大学在学中から、トロンプ・ルイユ(だまし絵)をテーマに、作品を製作されています。普段、美術館に行かない人たちにどうやったら絵を見てもらえるかを考えた結果、分かり易く絵に興味が持ちやすいだまし絵を描くようになったそうです。



　アトリエに展示された19点の作品を見ていると、現実と虚像の世界が混ざり合い、不思議な感じをしました。パンや陶器、野菜等を描いた静物画は、紙の中の2次元空間と異次元空間が混ざり合っていました。私が、今までに見た作品と異なっており、新鮮な気持ちになりました。



　ぜひ、山本大也展を見学して、新鮮な驚きを感じることができるだまし絵の魅力を体感していただきたいと思います。