15日(水)。昨日は「コンサート会場で気をつけたい人」について書きましたので、今日は「コンサートに行った時に気をつけたいこと」を書きます。
最近よく経験するのは、奥の席に入るのに「前を失礼します」とも何とも言わずにズカズカと入ろうとする強引な人たちです 私の場合、定期会員になっている7つのオーケストラやオペラの座席をはじめ,単発で買うチケットの座席がほぼすべて通路側であるため、早めに席に着こうものなら、後から後から、奥の席の人が入ってきます 経験から言うと,その際「前を失礼します」と声をかける人と、黙って足を入れてくる人とは半々ぐらいだと思います。これは老若男女を問いません。会場には開演30分前までに着くよう心がけていますが,不愉快な思いをしないように、座席に着くのは直前か、せいぜい5分位前にするようにしています。
コンサート会場の座席は、前席との隙間がそれほど余裕がありません。したがって、人が入ってくる時には身を後ろに引くか、立ち上がって通してあげるか、どちらかになります。中に入ろうとする人は礼儀として「前を失礼します」と一言声をかけるべきだと思います。「いやだ」と言う人はいませんから.
もう一つは,聴くときには膝の上には物を置かないことです.とくに会場入り口で配布されるビニール袋入りのチラシ類は要注意です.ピアニッシモの微妙な曲を聴いている時に,突然「バサッ」とチラシを落とす不届き者がいます.あれは最低です 膝の上には物を置かないこと,置くなら床に直接.これは常識です また,雨の日などに傘を会場内に持ち込む人がいますが,立てかけておいて何かの拍子にバタンと音を立てて倒す人がいます.会場に持ち込むのなら,入り口にある傘様ビニール・ケースに入れて,床に横たえておきましょう
頭を右や左に傾けたまま聴くのはやめましょう.座席はあくまでもまっすぐ前を向いて聴くように配置されています.頭が傾いていると,後ろの人が前方が見えなくなり迷惑します.気を付けないと喧嘩の種になります また,音楽に乗って体を動かしたくなる気持ちはわかりますが,指揮者のまねをして拍子を取ったり膝をたたいたりするのはやめましょう.あなたは指揮者ではありません 何年か前に読響定期を聴いている時,私の左の席の人が指揮者のまねをして手を動かしていたのを,私の右の席の人が注意して,真ん中に挟まれた私が非常に困ったことがありました.”三つ巴”にならないように気をつけましょう
ケータイの電源を切っておくことについてはあえて触れませんでしたが,常識以前の問題だからです これが守れない人は演奏会を聴きにくるべきではありません コンサートが台無しになります.私は以上のような常識をわきまえない人たちを「モンスター・ペアレンツ」に倣って「モンスター・オーディエンス」と呼んでいます.コンサートに行ったときの合言葉は「モンスター・オーディエンスになるな」です.
以上「コンサートに行って気をつけたいこと」を書きましたが,あくまでもお互いに楽しく音楽を聴けるようにするためです.”だからクラシック音楽は堅苦しいんだ”とおっしゃらずに,マナーを守っていい音楽をいい環境で聴きましょう
話は変わりますが,昨日はモーツアルトが「音楽の冗談K522]を完成した日です.1787年6月14日でした.この曲は同時代のヘボ作曲家とヘボ演奏家をおちょくってワザと下手に演奏させるように書かれています.いいメロディーだなぁと思っていると,いきなり音程が外れ 最後は目茶苦茶な不協和音で終わるというトンデモ音楽です 冗談大好き人間・モーツアルトにしか書けない音楽です
それにしても,これほど下手に演奏するのは返って難しいのではないかと思うほど見事な外し方をしているのはウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・モーツアルト合奏団による演奏です.つまり、楽譜通りに演奏しているということですね。
下の写真=1960年代録音によるLPレコード(SLC6054).
最近よく経験するのは、奥の席に入るのに「前を失礼します」とも何とも言わずにズカズカと入ろうとする強引な人たちです 私の場合、定期会員になっている7つのオーケストラやオペラの座席をはじめ,単発で買うチケットの座席がほぼすべて通路側であるため、早めに席に着こうものなら、後から後から、奥の席の人が入ってきます 経験から言うと,その際「前を失礼します」と声をかける人と、黙って足を入れてくる人とは半々ぐらいだと思います。これは老若男女を問いません。会場には開演30分前までに着くよう心がけていますが,不愉快な思いをしないように、座席に着くのは直前か、せいぜい5分位前にするようにしています。
コンサート会場の座席は、前席との隙間がそれほど余裕がありません。したがって、人が入ってくる時には身を後ろに引くか、立ち上がって通してあげるか、どちらかになります。中に入ろうとする人は礼儀として「前を失礼します」と一言声をかけるべきだと思います。「いやだ」と言う人はいませんから.
もう一つは,聴くときには膝の上には物を置かないことです.とくに会場入り口で配布されるビニール袋入りのチラシ類は要注意です.ピアニッシモの微妙な曲を聴いている時に,突然「バサッ」とチラシを落とす不届き者がいます.あれは最低です 膝の上には物を置かないこと,置くなら床に直接.これは常識です また,雨の日などに傘を会場内に持ち込む人がいますが,立てかけておいて何かの拍子にバタンと音を立てて倒す人がいます.会場に持ち込むのなら,入り口にある傘様ビニール・ケースに入れて,床に横たえておきましょう
頭を右や左に傾けたまま聴くのはやめましょう.座席はあくまでもまっすぐ前を向いて聴くように配置されています.頭が傾いていると,後ろの人が前方が見えなくなり迷惑します.気を付けないと喧嘩の種になります また,音楽に乗って体を動かしたくなる気持ちはわかりますが,指揮者のまねをして拍子を取ったり膝をたたいたりするのはやめましょう.あなたは指揮者ではありません 何年か前に読響定期を聴いている時,私の左の席の人が指揮者のまねをして手を動かしていたのを,私の右の席の人が注意して,真ん中に挟まれた私が非常に困ったことがありました.”三つ巴”にならないように気をつけましょう
ケータイの電源を切っておくことについてはあえて触れませんでしたが,常識以前の問題だからです これが守れない人は演奏会を聴きにくるべきではありません コンサートが台無しになります.私は以上のような常識をわきまえない人たちを「モンスター・ペアレンツ」に倣って「モンスター・オーディエンス」と呼んでいます.コンサートに行ったときの合言葉は「モンスター・オーディエンスになるな」です.
以上「コンサートに行って気をつけたいこと」を書きましたが,あくまでもお互いに楽しく音楽を聴けるようにするためです.”だからクラシック音楽は堅苦しいんだ”とおっしゃらずに,マナーを守っていい音楽をいい環境で聴きましょう
話は変わりますが,昨日はモーツアルトが「音楽の冗談K522]を完成した日です.1787年6月14日でした.この曲は同時代のヘボ作曲家とヘボ演奏家をおちょくってワザと下手に演奏させるように書かれています.いいメロディーだなぁと思っていると,いきなり音程が外れ 最後は目茶苦茶な不協和音で終わるというトンデモ音楽です 冗談大好き人間・モーツアルトにしか書けない音楽です
それにしても,これほど下手に演奏するのは返って難しいのではないかと思うほど見事な外し方をしているのはウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・モーツアルト合奏団による演奏です.つまり、楽譜通りに演奏しているということですね。
下の写真=1960年代録音によるLPレコード(SLC6054).