19日(土)。7月12日(土)14時からサントリーホール「ブルーローズ」で開かれる「サントリーホール オペラ・アカデミー修了コンサート」のチケットを、メンバーズ・クラブ先行販売で取りました 今回はプリマヴェーラ・コース第7期生6人がトスティ、ロッシーニ、ベッリーニなどのイタリア歌曲を歌います
若い人たちの歌を聴くのはとても楽しみです
ということで、わが家に来てから今日で3749日目を迎え、トランプ米大統領は17日、自身のSNS投稿で、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を「一刻も早く解任すべきだ」と批判した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
ファシスト・トランプ政権の下では 三権分立もFRBの独立もない 今や米国は独裁主義国
昨日、夕食に隔週金曜日のローテにより「鶏のから揚げ」を作りました 今回も外カリカリ内ジューシーに出来上がり、ポン酢+大根おろしで食べたらとても美味しかったです
昨日、東京文化会館大ホールで東京春祭:ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」(演奏会形式)を聴きました 出演はアイゼンシュタイン=アドリアン・エレート、ロザリンデ=アニタ・ハルティヒ(ヴァレンティーナ・ナフォルニツァの代役)、アデーレ=ソフィア・フォミナ、ファルケ博士=マルクス・アイヒェ、オルロフスキー公爵=アンジェラ・ブラウアー、ブリント博士=升島唯博、フランク=山下浩司、イーダ=秋本悠希、フロッシュ=志村文彦。管弦楽=東京交響楽団、合唱=東京オペラシンガーズ、指揮=ジョナサン・ノットです
J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」はヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)が1873年に作曲、1874年にアン・デア・ウィーン劇場で初演されました
ストーリーは、蝙蝠の扮装をしたままアイゼンシュタインに置き去りにされたファルケが、敵を取ろうと周囲の人たちを取り込んでアイゼンシュタインをたぶらかし、大恥をかかせるという喜劇です
自席はR6列1番、右サイドブロック左通路側です。会場は7割くらいの入りでしょうか
オケは14型で 左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対抗配置。コンマスは小林壱成です
ステージ上は、下手に小さなテーブルと椅子2脚、上手にソファーとコートハンガーが置かれているだけのシンプルな舞台です
ノットが指揮台に上がり、「こうもり」のストーリーを凝縮したような「序曲」をノリノリで演奏、「いよいよ楽しいオペレッタが始まる」とワクワクドキドキしました
エイゼンシュタイン役のアドリアン・エレートはオーストリア出身のバリトンです ウィーン国立歌劇場を拠点に国際的に活躍しています
日本でも新国立オペラや東京春祭の常連歌手の一人となっています
シリアスな役柄はもちろん素晴らしいのですが、今回のエイゼンシュタインのようなコミカルな役柄も”はまり役”で、歌唱力・演技力ともに説得力がありました
ロザリンデ役のアニタ・ハルティヒは、ルーマニア出身のソプラノです 今回は双子の出産を控えて降板したヴァレンティ―ナ・ナフォルニツァの代役として出演しました
幅広いレパートリーにより世界中のオペラハウスから引っ張りだこの実力者です
良く伸びるコロラトゥーラが美しく、ドラマティックな歌唱が印象的です
第2幕で歌うチャールダッシュ「ふるさとの調べよ」は、これまでいろいろな歌手で聴いてきましたが、今回のハルティヒが最高でした
その意味では、今回のロザリンで役の交代は「禍を転じて福と為す」を絵に描いたような出来事でした
時を経て何年か後に この公演を振り返るとき、ハルティヒのチャールダッシュとともに思い出すことでしょう
アデーレ役のソフィア・フォミナはロシア生まれのソプラノです オルロフスキー音楽カレッジとグネーシン音楽アカデミーで学び、ノヴォシビルスク歌劇場でデビュー
フランクフルト歌劇場を中心に歌っています
声に力があり、高音がとても美しく、その上 演技力が抜群で聴衆の笑いを誘っていました
第2幕のアリア「侯爵様、あなたのようなお方は」の演技力を伴う歌唱は特筆に値します
ファルケ博士役のマルクス・アイヒェはシュトゥットガルトやカールスルーエの音楽大学で学んだバリトンです ヨーロッパの歌劇場やバイロイト音楽祭などで活躍しています
歌唱力・演技力ともに安定感が抜群でした
オルロフスキー公爵役のアンジェラ・ブラウアーは米アリゾナ州生まれのメゾ・ソプラノです アリゾナ州立大学とインディアナ大学で学び、バイエルン国立歌劇場などで研鑽を積む
魅力のある声質が印象的でした
ブリント博士役の升島唯博、フランク役の山下浩司、イーダ役の秋本悠希、フロッシュ役の志村文彦も大健闘でした
東京オペラシンガーズは第2幕を中心に素晴らしいコーラスを聴かせてくれました
その第2幕はオルロフスキー公爵邸でのパーティの場面ですが、中盤でオーケストラだけによる演奏が続きます 新国立オペラでは毎回、J.シュトラウス2世のポルカ・シュネル「雷鳴と電光」が演奏され、登場人物たちがノリノリで踊るという演出になっていました
今回は、演出上の理由からか、舞曲「スコットランド風」、ポルカ「ボヘミア風」、舞曲「ハンガリー風」などが、ノットのノリノリの指揮で続けて演奏されました
この中で、ポルカ「ボヘミア風」は2人のソプラノ独唱と合唱で歌われますが、よく見ると、独唱者の一人はオペラや宗教曲で大活躍の中江早希でした
どうりで巧いと思いました
満場の拍手とブラボーが飛び交う中、カーテンコールが繰り返されました オペレッタ「こうもり」は観るたび 聴くたびに「楽しかった
」と思うのですが、今回も十分楽しく聴くことが出来ました
これをもって私の「東京・春・音楽祭 2025」も終わりです 今回もオペラ(演奏会形式)を中心に充実した公演揃いで、十分楽しめました
今日はサントリーホールに、新交響楽団「第269回演奏会」を聴きに行きます
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