27日(木)。昨日、「こちらはNTTドコモです。この電話は2時間後に使えなくなります。オペレーターとお話しになりたい方は〇番を押してください」という連絡が留守電に入っていました
この前は「こちらはNTT東日本です~」でしたが、無視していたので、今度はNTTドコモに変えたのかもしれません こんなミエミエの詐欺電話に引っかかると思っているアホの相手をしている暇はありません
第一、わが家はNTT東日本ともNTTドコモとも契約していません
ミャンマーからかけているのか、国内からかけているのか知りませんが、こういう人間のクズ、あるいは裏で操っている黒幕は、早く逮捕して牢屋にぶち込んで 一生出さない方がいいと思います
昨日の日経夕刊に「短編小説『95% AIで』」という見出しの記事が載っていました 超略すると以下の通りです
「作家の九段理江さん(34)が『95%人工知能(AI)で書いた』とうたう短編小説を25日発売の博報堂の雑誌『広告』に発表した 九段さんは昨年の芥川賞受賞作『東京都同情塔』について『全体の5%くらいはAIの文章を使っている』と述べて注目された経緯がある
『影の雨』と題した小説は計3ページ。AIの『私』が人間の感情の起源やその意味について考える内容
テーマは対話型AI『チャットGPT』が提案したという
九段さんは最初と最後の一文を書いて作品の方向性を示し、執筆の多くはAIに委ねた
九段さんはAIとのやり取りを記録した『プロンプト』の一部も誌面に公開している
」
この調子でいくと、短編小説に関しては「最初の一文」と「最後の一文」を書いて、「だいたい こんな感じの展開でどうよ」と指示すればAIがストーリーを書いてくれそうだから、小説家はいらないような気がします しかし、作家の個性はどこに表れるんだろう? 誰が書いても(指示を出しても)同じになるんじゃないかーと思うのですが、それがAIの個性ということなのだろうか
ということで、わが家に来てから今日で3726日目を迎え、トランプ米大統領は25日、米軍によるイエメンの親イラン武装組織フーシへの武力攻撃が事前に外部漏洩していた問題の発端となったウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)について「教訓を得た」と擁護した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トップがトップだから 同じような問題はまた起こる可能性が高い 米国の安全保障は不安定極まる
昨日、夕食に「真鯛のアクアパッツァ」「生野菜とチーズのサラダ」「舞茸の味噌汁」を作りました アクアパッツァは見た目がナンですが、とても美味しかったです
どうでもいいいけど、腰痛にはお酒はダメだというのに、またワイン飲んでるし
逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」(ハヤカワ文庫)を読み終わりました 逢坂冬馬(あいさか とうま)は1985年 埼玉県生まれ。明治学院大学外国部学部国際学科卒。2021年「同志少女よ、敵を撃て」で第11回アガサ・クリスティー賞を受賞してデビュー
本書は2022年に本屋大賞を受賞、第166回直木賞候補となった
本屋大賞受賞後第1作に「歌われなかった海賊へ」がある
本書は2021年11月に早川書房より単行本として刊行された作品を2024年12月に文庫化したものです
舞台は1942年のソ連。モスクワ近郊の村に暮らす少女セラフィマの平穏な日常は、急襲したドイツ軍により突如として奪われる 母や村人が惨殺され、自らも射殺される寸前、赤軍の元・狙撃兵イリーナに救われたセラフィマは、復讐のため狙撃兵になることを決意する
同じような境遇で戦うことを決めた少女たちと共に教官長イリーナの下で訓練を重ねた彼女は、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へ派兵される
戦地でドイツ軍と戦うセラフィマだったが、真の敵は別に存在していた
「凄い本を読んでしまった」というのが全編を読み終わっての感想です
これがデビュー作とはとても信じられない超大作です
第二次世界大戦下のソ連では、実際に女性の狙撃兵が存在していたという歴史的事実に基づいて、「戦争もの=男性兵士」の枠を破って女性兵士を主人公として戦争を描き、極上のエンタメ小説として刊行した点は画期的と言えます
まず第一に、それぞれの登場人物の個性が際立っていて魅力的です 怒りを原動力として敵に立ち向かう主人公のセラフィマをはじめ、射撃大会優勝者のシャルロッタ、カザフ人猟師だった射撃名人のアヤ、ウクライナ出身のコサックのオリガ、年長で”ママ”と呼ばれるヤーナ、敵味方に関わりなく傷の手当てをする看護師のターニャ、そして無慈悲なほど彼女たちに厳しい元・狙撃兵で教官長のイリーナ・・・彼女たちの心理と行動が生き生きと描かれています
セラフィマは「何のために戦うか?」と問われたとき、殺された母親や仲間の少女たちを念頭に「女性のために戦う」と答えます その言葉通り、彼女はドイツ兵だけでなく、女性にとって”真の敵”と戦います
この本のタイトル「同志少女よ、敵を撃て」の”敵”はその敵を表しています
本書は2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻より前の、2021年10月に刊行されていますが、著者は本書巻末の「文庫化によせて」(2024年11月)の中で、本書の発行部数が10万部に達したというニュースの中で、戦争が一向に終わらない現実に 複雑な思いでいることを告白しています
作家・高橋源一郎氏による「解説」を含めて601ページの超長編小説です 最近読んだ本の中ではガブリエル・ガルシア=マルケス「百年の孤独」(本文625ページ)に次ぐ厚い本でした
読むスピードが遅い私は、かなり時間がかかりましたが、面白くて読む手が止まりませんでした
「本屋大賞 第1位」も頷けます
極上のエンタメ小説としてお薦めします
最初は何に対するコメントか分からなかったのですが、腰痛対策だったのですね。調べてみます。情報提供ありがとうございました