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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

大野和士 ✕ アリョーナ・バーエワ ✕ 東京都交響楽団でショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」、チャイコフスキー「交響曲第5番」を聴く

2025年04月23日 00時04分07秒 | 日記

23日(水)。奥歯に被せた金属が取れてしまったので、昨日 予約してあった行きつけの歯科医に行ってきました    ちょうど2か月前に取れてしまい、被せ直してもらったばかりです 院長の言い訳は「奥の親知らずなので歯型が取りにくい」とのことです その時は、珍しく新たに型を取ることをしなかったので、大丈夫かいな?と思っていたら、やっぱりです 今回も同様に、新たに型を取ることなく今の金属を被せ直しました。また2か月後に来るのかいな

それにしても歯科医院は多いですね 私の行きつけの歯科医は北大塚にありますが、半径50メートル以内に3軒あります そんなことで医院ですか?と言いたくなりますが、顧客獲得競争に負けたら歯医者復活戦をやるんでしょうか なにしろ歯科医院はコンビによりも多いそうですから驚きます

ところで、帰りがけ大塚駅に行く途中に「おにぎりボンゴ」があるのですが、午前10時前から20人以上並んでいました この店はテレビのグルメ番組の常連店で、何度も紹介されています いつ見ても長蛇の列なので最近は利用していませんが、おにぎりのために並ぶなんて、よっぽど美味しいんでしょうね

ということで、わが家に来てから今日で3753日目を迎え、ロイター通信によると、トランプ米大統領が21日、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長を「ミスター遅すぎ(Mr.Too Late)」と呼び批判したことを受けて、FRBの独立性が脅かされる恐れがあるという懸念が強まり、ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対し3年ぶりの安値を付け、株式市場でも株価が大幅に下落した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

”Mr.Destoroyer”トランプは 大統領としての発言の影響力に あまりにも無頓着すぎね~か?

    諸般の事情により、昨日の夕食作りはお休みしました 

         

昨夜、サントリーホールで東京都交響楽団「第1019回定期演奏会Bシリーズ」を聴きました Bプロ新シーズン第1回目のプログラムは①ショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77」、②チャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」です 演奏は①のヴァイオリン独奏=アリョーナ・バーエワ、指揮=音楽監督・大野和士です

オケは14型で 左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの都響の並び    コンマスは山本友重、隣は水谷晃という2トップ態勢を敷きます

1曲目はショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77」です    この曲はドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975)が1947年から翌48年にかけて作曲、1955年にダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン独奏によりレニングラードで初演されました    第1楽章「ノクターン:モデラート」、第2楽章「スケルツォ:アレグロ」、第3楽章「パッサカリア:アンダンテ」、第4楽章「ブルレスケ:アレグロ・コン・ブリオ ~ プレスト」の4楽章から成ります

ヴァイオリン独奏のアリョーナ・バーエワ はキルギス共和国出身。第12回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際コンクール(2001年)優勝 その後、モスクワ国際二コロ・パガニーニ・コンクールでグランプリを受賞。世界各国のオーケストラと共演を重ねている

奇しくも2日連続で同じ曲を聴くことになりました 前日の演奏はイスラエル・ナザレ生まれのヤメン・サーディのヴァイオリン独奏、オクサーナ・リーニフ指揮読売日響の演奏でした 彼は本職がウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターなので、ソリストとして活動している訳ではありません そういうこともあってか、楽譜用タブレットを見ながら演奏しました 使用楽器は1734年製ストラディヴァリウス「ロード・アマースト・オブ・ハックニー」でした 一方、この日演奏したバーエワは大野監督指揮都響をバックに暗譜で演奏しました 使用楽器は1738年製グァルネリ・デル・ジェス「エクス・ウィリアム・クロール」です

1日違いなので自然と聴き比べをすることになります 言うまでもなく、ヴァイオリンの音色はどちらも艶があって美しく、弱音でも遠くまで音が届きます 表現力の点でも甲乙つけがたい素晴らしいものがあります とくに第3楽章「パッサカリア」における長大なカデンツァは2人とも聴きごたえ十分でした ほんのちょっと違うと思ったのは最後の第4楽章の終結部の演奏です バーエワは暗譜で弾いていることもあって、作品への没入感が半端なく、超絶技巧により超高速スピードで駆け抜けました

会場割れんばかりの拍手とブラボーが飛び交い、カーテンコールが繰り返されました バーエワはアンコールにグラジナ・バツェヴィチ「ポーランド・カプリース」を超絶技巧で鮮やかに演奏、再び大きな拍手を浴びました

プログラム後半はチャイコフスキー「交響曲第5番 ホ短調 作品64」です この曲はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)が1888年に作曲、同年11月17日にサンクトペテルブルクで初演されました 第1楽章「アンダンテ ~ アレグロ・コン・アニマ」、第2楽章「アンダンテ・カンタービレ、コン・アルクーナ・リセンツァ」、第3楽章「ワルツ:アレグロ・モデラート」、第4楽章「フィナーレ:アンダンテ・マエストーソ ~ アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります

大野の指揮で第1楽章に入りますが、冒頭のクラリネットによる暗い演奏を聴くと陰鬱な気分になります このメロディは”運命を象徴する循環主題”です 弦楽セクションのアンサンブルが美しい これは都響の伝統と言えます 第2楽章では冒頭のホルンの独奏が素晴らしい 次いで演奏されるオーボエも冴えています 第3楽章ではファゴットの演奏が印象に残りました 第4楽章では、第1楽章冒頭の”運命を象徴する循環主題”が 長調によって堂々と演奏され、運命との闘争の勝利が宣言されます    第1楽章で現れた絶望的なテーマが、第4楽章では勝利のテーマに変わって出てくるのです これぞチャイコフスキー・マジックです 大野の指揮により躍動感あふれる演奏が展開しますが、弦楽セクションのうねりが凄い オーケストラの総力を上げてのフィナーレは圧巻でした

満場の拍手とブラボーの嵐のなか、カーテンコールが繰り返されました かくして、都響の新シーズンの幕が開きました

これをもって、16日(水)から始まった7日連続コンサートも終わりです いささか疲れたので、腰痛悪化防止のため、今日は本を読んでゆっくり過ごしたいと思います


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