旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

沙羅双樹の寺 東林院

2012-06-19 19:53:26 | 京都散歩

築地塀に囲まれた広大な境内に質素ながら格調高い塔頭が並ぶ。

 

妙心寺は臨済宗妙心寺派大本山としての風格漂う大寺院。

 

沙羅双樹の寺として名高い東林院は妙心寺の塔頭のひとつ。

 

今年も「沙羅の花を愛でる会」が始まりました。

 

朝に咲き夕刻から夜にかけ花姿そのままに散り落ちる一日花。

 

散りてこそ美しき夏椿。

 

「沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらはす」とは平家物語の一節。

形あるものは必ず壊れてゆく、形美しきもの永遠に保てず。

 

御住職の法話によれば、皮肉にも京都議定書が採択された年に樹齢300年の沙羅の古木は朽ち果てたそうです。

 

「佛さへ 身まかりませし花の色 見ていま沙羅に おもえ諸人」

2012年6月 京都市右京区

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