近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“沖縄の常識”・“女性”は!

2008年05月22日 | 歴史
沖縄の女性は、とにかくよく働くことで知られている。
琉球王国時代には「夫一人食わせられなくては、一人前の女とはいえない!」という言葉があったほど。

ルーズであくせくしていない沖縄の男性を一生懸命食べさせてきた伝統・自負故か、男性を一歩リードする“姉さん女房”になる傾向が強いとか。

陽気で楽天家が多く、ストレスが溜まらないためか、沖縄の女性は33年間連続で日本一長寿を誇る。沖縄の南国独特の気候・環境に恵まれ、開放的気質が大きく貢献しているらしい。

平成12年の国勢調査では、100歳以上の沖縄女性が344名を数えた。





写真は、女性雑誌の沖縄女性表紙写真及び沖縄女性の“島唄ボーカル・グループ”。

全般的に沖縄の女性は彫が深く、色が浅黒くて目が大きいのが特徴。油分を徹底的に抜いた豚料理や昆布・鰹節でダシをしっかり取る薄味の煮物で、何はなくともゴーヤだけは食べる食生活が、沖縄美人維持の秘密らしい。

しかし、沖縄女性に関するデータには、意外な側面が隠されている。
離婚率(平成13年は人口千人当り2.74人)・失業率(平成13年は7.5%)・転職率は全国ワースト1位で、叉出生率も全国1位で、しかも全国平均の4倍。

経済的に弱い沖縄の低所得者層においても、世界的にみても、低所得者層社会では出生率が高いのが一般的。

離婚率が全国一とは意外だが、元々自力の生活力が豊かで、しかも沖縄では昔から「長男のところには嫁に行くな」という格言があり、女性と付き合いはじめると必ずと言っていいほど「長男か?次男か?」と聞かれるらしい。

バーさんをはじめ家族・親族とは煩わしい関係にあるのに、夫は理解を示さないし、心の行き場がなくなり、男性が奥さんをほったらかしてフラフラしていると女性側からきっぱり離婚通告されるとか、全国一長寿は離婚率が高い裏腹の関係かも????

もう一つ意外なのは、女性の大学進学率が平成19年の実績が35%で全国ワースト、高校卒業後の就職率が12.0%と最悪だが、女性小学校長の割合が25.4%(全国平均は16.5%)、女性県議会議員の割合が8.3%(全国平均は5.5%)と極めて高い。沖縄女性の社会進出レベルの高さを物語っている。

高卒女性の就職率が低く、失業率が高いのは必ずしも女性の就業実態を反映していないのではないか、アルバイト・派遣などの勤務形態に隠されている。



写真は、那覇市内居酒屋の雰囲気。

第一次・第三次産業従事者が圧倒的に多く、観光リゾートを反映してか、平成16年、沖縄県全体の飲食業・宿泊業就業者が男女合わせて60,879人のうち、アルバイト・パートタイムなどの勤務形態の女性が多いと思われる。

更に米軍基地・観光地などの土地柄、風俗産業が生活に困窮する女性たちにとって、雇用の受け皿になっている側面もある。



写真は、沖縄長寿県を巡る、反省会のコンベンション。

男性の長寿県全国一の神話が崩れ始めた。全国第26位まで大きく後退したため、猛反省会が催された。

一方沖縄女性がいつまで、長寿県全国一を持続できるか、女性のバイタリティーを推し量るバロメーターとして興味深い。