ぼちぼち日記

大切な日々のこと

新年度!

2006-03-31 23:21:27 | つぶやき
明日から新年度!
今日は、息子がお泊りに行っているのをいいことに、遅くまで、職場に残って
仕事をしてきました。
平成17年度の資料を、全て、別のファイルに閉じ、代わりに平成18年度の書式
を差し替える。そんな地道な作業が、「ああ!明日から新年度だぞ~」という
気持ちにしてくれる。正確には、月曜日からですが。。。
みんなで「一年間、お疲れ様でした。次年度もよろしくお願いします!」と挨
拶を交わすと、さらにテンションがUP!
まるで、お正月のような気分になり・・・勢い余って、ブログの方も新年度バー
ジョンにしてみました

でも、なんだか・・・一行の文字数が変わってしまって、ちょっと、おかしいぞ!
でも、全部、直すのは不可能だし・・・。
仕方ない。このままで行きたいと思います。よろしくお願いします。

『ロッタちゃんのひっこし』

2006-03-28 07:27:40 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『ロッタちゃんのひっこし』
アストリッド・リンドグレーン作  イロン・ヴィークランド絵
山室静 訳

図書館から借りてきた本の山。息子は、もうすぐ、おじいちゃんの家に泊まり行くので、一日で読み終える本を読んでしまおう!と母は思っていたのですが・・・
この本が、あのリンドグレーンが書いたものだと知ったとたん、他の絵本は、全部、却下されてしまいました。しばらく、ねばったけれど「絶対にこれ!」ときかないので、昨晩は、私の方がおれて読み始めたのですが・・・

さすが、リンドグレーン!悪戯、頑固、きかない子を書かせたら、世界一!?出だしから、大笑いさせてもらいました。
実は、ロッタちゃんシリーズの中の絵本が、すでに我が家にはあるのですが(買ってあげた当時、息子は、あまり喜びませんでした)
、やはり、エーミールと同じように、絵本より、こちらの読み物の方が、ロッタの描写が丁寧に感じます。
ロッタちゃんシリーズの一番始めに出た物語だからかもしれないのですが・・・。
とにかく、最高!その絶妙な文章ったら!!
ロッタが何に腹をたてているのか、たぶん、ロッタに近い息子には、手にとるようにわかったことでしょう。それにしても、昨日読んだ中で、一番、驚いたのは・・・!

ママが よぶときに、へんじを してやらないのは、ほんとに きもちの いいものでした。
という一文。
読んだ瞬間、思わず(読み聞かせの途中なのに!)口をつぐんでしまいました。、息子は、ゲラゲラと・・・いやらしい笑い!!
こんなこと我が家でやったら、あっという間に、外におん出されちゃうんだけど!
さあ!ロッタの事件は始まったばかり!
きっかけは、悪い夢を見たことと、チクチクするセーターを着なさい!とママが言ったこと。それだけなんだけれど・・・それだけで、ロッタは、もう家を出ていく決心をしてしまいました。さあ、今晩からが楽しみだなあ♪

それにしても、リンドグレーンって、どんな人だったんだろう?
エーミールにしろ、このロッタちゃんにしろ!こんな文章が書ける人は、さぞかし、おてんば娘だったに違いない。



『シナの五人きょうだい』

2006-03-27 06:00:33 | 息子と読んだ本のこと・絵本

『シナの五人きょうだい』
クレール・H・ビショップ文 / クルト・ビーゼ絵
いしいももこ訳

友だちが、子どもの頃大好きだったという本を借りてきた。探したけれど見つからず、検索してもらって、ようやく、書庫から出されてきた、この本。
図書館のものとは思えぬ程ボロボロで、黄ばんでいて、見るからに年代物。しかし・・・そんな、過酷な運命もなんのその!とても、とてもおもしろかった。

シナに五人の兄弟がいました。五人はそっくりな顔をしていました。
この五人兄弟、なんと!
一番上の兄さんは海の水を飲み干すことができました。
二番目の兄さんは鉄の首をしていました。
三番目の兄さんはどこまでも足を伸ばすことができました。
四番目の兄さんは火をつけられても燃えない身体でした。
五番めの末っ子はいつまでも息を止めておくことができました。


ある日のこと、一番上の兄さんが海で男の子を死なせてしまいます。もちろん、仕方なくなのですが、一番上の兄さんは村へ戻るとすぐに牢屋へ入れられ、裁判で首を切られることになってしまうのです。さあ、
五人は、知恵をあわせて次々と難問を切り抜けて・・・

単純なんだけれど、この元祖ナンセンス?絶対在りえな~い!物語は、まさに痛快で、読み手をあきさせることがない。
う~ん!小学生には、ぴったり!
夢中になってきいていた息子は、本を閉じると「ぼく、これ知ってる。」と。でも、ちょっと違うらしい。どうやら、読み聞かせボランティアのお母さんに、学校で読んでもらったらしいのだが・・・
息子が知っているという話は、たしか7人兄弟で、やっぱり、すごい能力の持ち主なんだとか。そして、王様を守るらしい(ここ、あやしい)。一人は、手足がのびたはずだよ!という。へ~!他にも類話があるんだ。なんだろう?

パソコンで調べてみましたが、ちっともわかりませんでした。
代わりにわかったのは、この本が、「ちびくろサンボ」のように圧力を受けて、絶版になってしまったということでした。
そうか~。それで、書庫行きだったんだ。
今は、別の出版社と、別の訳者で、出版されているようです。

実は私も、「シナ」について、説明をしてから読み始めていたので、なるほど・・・と、ちょっとだけ納得。こういう問題は、本当に難しいなあ。
だって、お話しは、とても痛快でおもしろいんだもの!

でも、読んでいて不愉快になる人がいるのならば、その気持ちは尊重したいと思うし・・・なんとも思わない私自身の歴史観の甘さにも問題があるのかもしれないし・・・どうにか、うまく解決する術はないのでしょうか。

小学生のためのお話し会で読みたいなと思っていただけに、なんだか、残念・・・。
きちんと自分の考えを示せなければ、やはり、この手の本を、多勢の前で読む訳にいかない気がするな。しかし、たぶん私には、結論は出せない・・・難しいです。
ただ1つ、圧力をかけた方々に知ってほしいなあと思うこと。
私に、この本を紹介してくれた(子どもの頃、この本が好きだったという)友人は、その後、中国語を学び、留学し、通訳もやったりしていました。


『八郎』

2006-03-26 07:23:52 | 息子と読んだ本のこと・絵本

『八郎』
斉藤隆介作・滝平二郎画

あの『モチモチの木』のコンビの作品。
ぱいぽさんのブログで教えて頂き、そのストーリーに惚れてしまった母。けれど、息子は、表紙を見ただけで「この本、いやだ。」と。
版画の絵は、迫力満点。怖い、
悲しいに、めっぽう弱い息子は、表紙の絵だけで、何かを感じとってしまった様なのだ。
それでも、母は「読みたい!」と譲らず。しばらくの交渉の末、読むことに決定♪

舞台は、秋田。八郎潟が出来た由来の物語。
大きくなりたい、大きくなりたいと願い、そして、山のように大きくなった八郎。それでもなお、海を眺めては、もっと大きくなりたいと思うのだ。
ある日、かわいい男の子が八郎の元を訪れる。聞けば、たびたび押し寄せる大波のために、集落の田が、塩水で駄目になってしまうのだと言う。
八郎は、何とかしてやろうと、海の前に立ちはだかるのだが・・・

秋田弁で書かれた物語に、ちょっと四苦八苦。すぐに解読できない文章もあり、つまるつまる。それでも、岩手弁に近い方言ということが途中からわかってきて、最後の方はノリノリで読んでしまった。
ああ!東北弁の臨場感。物語を、いっそう迫力のあるものに演出している。やはり、方言っていいなあ。
あまりに、素敵な物語だったので、ネットで検索してみたが、これが、民話なのか、斉藤氏の創作民話なのか、ちょっとわからなかった。

八郎が、なぜ、自分が大きくなりたいと願ったのか、その理由を、八郎自身が理解するというラストは、早く大人になりたいと思っている頃の子どもたちに、ぴったりかもしれない。この本も、是非、高学年になった息子に再読してあげたいと思った。

息子は、よほど怖かったのだろう。最初、布団に転がり(挿絵を見ないで)私の声だけを聞いていようという構えだったのだが、迫力のある絵を、チラリチラリと見ているうちに、もう、目をそらすことが出来なくなってしまい、2ページ目くらいには、起き上がって、覗き込むようにして見入っていた。
しかし、本を閉じて「また読みたいね。」と声をかけると、「いや、もういい。」だって。なんで?と聞いてみると、一言、「悲しい話は嫌い」だって。ああ、そうですか。

でも、嫌いでも・・・きっと心には届いたよね・・・?
私も、もっともっと、おっきくならねらねば、いけね、な。母にとっては、ちょっとだけ、自分の生き方を振り返ることができた一冊でした。


『ちょろりんととっけ~』

2006-03-25 06:40:19 | 息子と読んだ本のこと・絵本

通知表をもらったり、学童保育のお楽しみ会があったりと、忙しかった昨日。そんなこともあり、息子の頭の中からは、ようやくチャーリーが抜けてくれたようで一安心。通知表は、自分が思っていた以上に良かったらしく、プライドが高い息子としては、ちょっと鼻が高い一日でもあったようです。良かったね。そんな一日の最後に選んだのは、

『ちょろりんととっけ~』
降矢なな
とかげのちょろりんの日常を描いた『ちょろりんのすてきなセーター』の姉妹作。

夏休み、一人で、おじさんの家に遊びに行くことになった、ちょろりん。
ところが、ようやく、森の真ん中あたりまできたとき、うしろに弟のとっけ~が!お兄ちゃんと一緒に行きたくて、ついてきてしまったのです。
一緒に行くことになったものの、山のむこうのおじさんの家への道のりは遠く、途中、様々な困難にぶつかります。日は、とっぷり暮れてしまい・・・。果たして、二人は、おじさんの家に行くことができるでしょうか。

やはり、冒険物は好きなんですね。息子は、息を飲んで、物語の世界に入っていました。
特に、いたちに食べられそうになる場面では、思わず「あっ!」。
前回作は、ページから、楽しい絵が溢れるようでしたが、今回は、何が出てくるかわからない森が、迫力たっぷりに描かれている。文章と連動したような絵のつくり方は、私の声をたよりに、きっと、息子の頭の中で、動いていたに違いない。
なにより、主役がちょろりんだもの!最後がハッピーエンドだとわかって、ハラハラするのが良いようです。


『3びきのかわいいオオカミ』

2006-03-24 08:39:20 | 息子と読んだ本のこと・絵本

『3びきのかわいいオオカミ』
ユージン・トリビザス文 ヘレン・オクセンバリー絵
こだま ともこ訳

長かったプーさんの後の一冊としてチョイスしたのは、大好きなブログで紹介されていた、この絵本。なんと、『3匹のこぶた』のパロディ!

かわいい3匹のオオカミ兄弟に、お母さんが、そろそろ外の世界に出て行くように言います。ただし、「わるい、おおぶたには気をつけるのよ。」
3匹のオオカミたちは、一生懸命、家を作るのですが、その度に、悪い大豚がやってきて、壊してしまいます ことごとく、いやはや、これでもか!って具合に。
果たして、オオカミたちは、幸せな生活を手に入れることができるのでしょうか?

なんて大胆なパロディ!
私の想像を、オオカミの家と同じように、ことごとく破壊してくれました。この大豚くん
それに、この大豚の憎たらしい、意地悪そうな顔ったら!!最高です。
しかし、息子が馬鹿笑いするだろうと考えていた母は、ちょっと、拍子抜け。
息子は、「本当は豚の家だろ。」「ありえねえ」と、要所要所で、思わず言葉が出てしまうものの、のめり込み方がイマイチ。大ウケしたから良いという訳ではないのですが、とにかく、のめり込み方が、いつもと違う。どうしたのかな?

・・・理由は簡単でした。他に、彼の頭を支配しているストーリーがあったのです。
昨日は、1週間ぶりに学童保育でした。(旦那が三交代の仕事をしているので、勤務時間によっては、学童を長く休むことになるのです。)
久しぶりの学童で、久しぶりのDVDを観てきたのでした。

観てきたのは、ジョニー・ディップ主演の新作『チャーリーとチョコレート工場』。
息子は怖がりなので、この手の映画は、友だちがどんなに誘っても観ないのですが(ハリーポッターシリーズも、怖いからと絶対に観ません)、この映画だけは、ジョニー・ディップファンの私と映画館に観に行ったこともあり、好んで観てしまうのです。
もちろん、長い時間を預かってもらっているので、テレビやビデオを否定したりはしません。映画鑑賞は私の趣味でもあるし・・・けれど、
他の子は、学童の教室を出てくる時に、リセットできると思うのですが・・・息子は、そうはいきません。
次の日の学校に響いてしまうのです。

昨日は、久しぶりだったせいか、尋常ではありませんでした
ジョニーが乗り移ったごとく、私の言うことに、皮肉たっぷりに(うれしそうに)つっかかってくるし、仕舞いには、ウンパルンパ人の踊りとやらを歌い、踊り始める始末。
絵本を読んだあとの、ストーリーの反芻タイムもなし。
ずっと、楽しそうに歌い続け、とうとう布団の中で30分も、歌っては笑い、映画のストーリーを機関銃のように話します。もちろん、最近では最大の、母の雷が落ちてしまいました。
全く・・・もうすぐ4年生だというのに。どうするんだ、こんなことで。ブツブツ。

でも、絵本の時間だけは、ちゃんと聞いていたのだから、それだけは、誉めてあげようかと思います。ちょっと悲しいけど。


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-23 06:01:24 | 息子と読んだ本のこと・児童書

やった~!ついに読了だ!ついに読み終わりました~!
この分厚い本を目の前にして、万歳三唱するつもりだったのですが・・・想像もしなかった悲しい終わり方に、そんな気分も萎えてしまった親子だったのでした。最後の章の題名は、
『クリストファー・ロビンとプーが、魔法の丘に出かけ、ふたりは、いまもそこにおります』

クリストファー・ロビンが、森から姿を消してしまうということを、何となく感じ取った森の動物たち。みなは、集まって、イーヨーが作ったロビンへの別れの詩にサインし、ロビンにわたそうと、ロビンの元にむかいます。そして、訪れる「さようなら」。
その後、ロビンとプーは、二人だけで魔法の場所にむかいます。
どうして、僕は、行ってしまうのか?ロビンは、静かに語り始めます。

それは、小さな子どもには、とても理解出来ないような抽象的な文章で綴られています。息子には、たぶん全く理解できなかったであろう・・・たぶんね。
これは、あくまで私の解釈なのですが、つまり・・・ロビンは、大人になるのです。だから、もう、森に住むことは出来ないのです。
ロビンの時間は、世界に目をむけ、あらゆることを学ぶために注がれる。それは、ロビンにとっても悲しいことだけれど、でも、やめることはできない。

彼は言うのです。
「ぼくがいちばんしていたいのは、なにもしないでいることさ。」
でもね、
「ぼく、もうなにもしないでなんか、いられなくなっちゃったんだ。」

ああ、ロビンは、もう人形と一緒に夢を見ることができなくなってしまうのだなあ。
それでも・・・と、ロビンは続けます。
「プー、ぼくが--あのねえ--ぼくが、なにもしないでなんかいなくなっても、ときどき、きみ、ここへきてくれる?プー、ぼくのことわすれないって、約束しておくれよ。ぼくが百になっても。」

まだ森の住人の息子にとっては、ロビンの言っていることは、プーほどに訳がわからなかったと思います。これが、理解できるのは、ひょっとしたら、中学生?高校生?くらいなのかなあ。
ああ!この物語と、その頃に出会いたかったなあ。だって、大人の私には、もう、森で遊んだ記憶すらないんだもの。
まだ、その狭間にある人たちが読んだら、きっと、息子とも、私とも、違う感想を持つことができただろう。そう思った。

息子には、「プー=楽しい本」というイメージが残るんだと思う。
けれど・・・いつか、このラストの難解さを、ふと思い出すときが来るだろうか?
もし、もしも、ラッキーなことに、その時に、この本を読み返す機会に恵まれたなら、きっと彼は、その頃には、隅に追いやられているであろうポケモンのぬいぐるみや、イルカやパンダのぬいぐるみ達を、懐かしく手にとるだろう。そして、何を考えるだろうか?

楽しいはずのプーのラストが、何がなんだかわからないけれど、別れで終わってしまったことに不満な息子の布団の横で、そんなことを考えて、涙がとまらなくなった母でした。
自分が、大人になるために捨ててきた(置いてきた?)であろう、全てのことに想いをはせ・・・息子にも訪れる、その時のことを考えて・・・涙が止まりませんでした。まるで、結婚式前夜のような?心境です(笑)。
さようなら、プー。いつか、またロビンと会えるよね。きっと。


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-22 05:59:19 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『コブタが、とてもりっぱなことをするお話
『イーヨーがクフロ荘を見つけて、フクロがそこへひっこすお話』

おととい、昨日と、読んだプー。
フクロの住んでいる木が倒れてしまい、新しい家を探すことになるというお話。

家が倒れるお話は、かなりのハチャメチャぶりで、息子は大喜び!
「やっぱり、プーはこうでなくちゃね。」と思ったんだろうなあ。
電気を消して、布団をかぶりながら
「だから、好きなんだよ。だから、好きなんだよ。」
と、呪文のように繰り返していた。本当に、かわいくなっちゃう♪と、母は、親バカ気分で布団をかぶる。変な親子♪♪

しかし、昨晩読んだ、フクロの新しい家を探すお話の方はというと、かなり淡々と進み、私たちは、冷静にフクロを心配したりしながら読むという感じ。
あらあら、期待ハズレかしら。笑顔のない息子の顔を横目でみながら、読み続ける母。ところが、最後にどんでん返しが!

イーヨーが見つけてきた新しい家は、なんとコブタの家!
コブタは、自分の家だけれど、かわいそうなフクロに譲ってあげるべきじゃないかと考えるのですが、やっぱり、悲しくて・・・涙がポロリ。
すっかり、コブタに同情してしまった親子なのですが、そこで、プーが言うのです。
「コブタは、ぼくんちへきて住むさ。」
え~!え~!コブタは、プーの前足をにぎりしめて言いました。
「プー、ありがと。ぼく、とてもよろこんで。」

息子の目が、キラキラと輝き出すのがわかる。布団に入ると、息子は、うふふと笑い声をあげた。
「さあ、これからが楽しみだよ。絶対、メチャクチャになるよ。」
そんなことを繰り返す息子。嬉しくて、楽しみで、仕方ないんだろうなあ。
ああ、息子くん。メチャクチャの物語は、自分の頭で想像しないといけないかも。
プーは、とうとう、明日で最後の章なのです!


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-20 06:07:26 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『トラーが、はねっかえりをなおされるお話』

息子のお気に入りのトラーくん登場!
周りの人の迷惑も考えずに跳ねるトラーくんをどうにかしようと、森のみんなが相談します。そして、考え付いた方法とは!トラーを森の奥に置き去りにして、迷子にしてしまおう!というもの。
悲しくて、寂しくて、きっと大人しくなるに違いないというのが、ウサギの考えなのです。そして、霧深い森の奥に入っていく動物たち。

私は、アニメで観たことがあるので、オチがわかっていて、最初から笑いをこらえて読んでいたけれど、息子は、この意地悪な計画に、少し胸を痛めていたようでした。
けれど、もちろん計画は大失敗!大笑いの結末でした!!
いつも、この位シンプルな文章だと、読みやすいんだけど(笑)。

ちなみに、私は、アニメよりこちらの方が好き!霧のシーンなんて、アニメより、ずっとドキドキした。
だって、文章では、霧は深くて、もっと、怖い雰囲気なんだもの。アニメは、あの色彩のせいもあるけれど、ちっとも怖くない。最初から、なんとなくオチが読めてしまう。もちろん、オチがオチなので、それもまた(最初からオチが読めてみる楽しさ)楽しいけれど。
同じストーリーでも、違う楽しみ方なんだなあ。

そう考えると、原作があるものは、原作を読んでから映像に入った方がいいかも・・・ふむふむ。


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-19 07:49:20 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『プーがあたらしい遊戯を発明して、イーヨーが仲間にはいるお話』

橋の上のプー、コブタとクリストファー・ロビンの絵が有名なお話だ。
トラーくんのはねっかえりのせいで、川に落ちてしまったイーヨーを、森のみんなが助けるというものなのだが、みんなの馬鹿馬鹿しいやりとりが面白いのはもちろん、今回は、挿絵の楽しさにも惹かれた。
イーヨーが川にプカプカと浮いている様子、森のみんなが橋の上からのぞいている様子。
それがとてもユーモラスで、今まで気がつかなかった、挿絵の素晴らしさを発見。
シンプルなペン画なのだが、それが、素朴で、なんともいえないおかしさを演出している。
私も息子も、物語を読んで、挿絵を見て、2度噴出してしまった。

それにしても、悲観屋のイーヨーが、最近、出演率が高いなあ。
意外にも、このキャラクターが作者のお気に入りなのかも。
色々な目にあうけれど、頑張れ、イーヨーくん。


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-18 07:45:58 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『ウサギがいそがしく働いて、クリストファー・ロビンがお昼まえになにをするのかが、みんなにわかるお話』

クリストファー・ロビンが、午前中どこに行っているのか?
この謎を解くために、ウサギがフクロやプーたちの所をまわって奮闘するお話。

題名からして、そんな気がしていました。
難しい言葉は出てこないのですが、久しぶりに、まわりくどくて分かりにくい文章。おまけに長い!
息子は、すっかり疲れ果ててしまったらしく、布団の上をゴロゴロと転げながら、おもしろそうな言葉が出てくるときだけ、上半身を起こすといった感じ。
まあ、仕方ないですね。明日は、分かりやすい単純な文章であることを期待しましょう!


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-17 06:43:37 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『トラーは木にのぼらないということがわかるお話』

またまたトラーくん登場。
元気一杯!天真爛漫!だった前回とは、ちょっと違って、トラーくんの見栄っ張りの一面が騒動を引き起こしてしまう物語。
見栄が高じて木の上から降りれなくなったトラーくんと、トラーくんにおんぶされていた木に登ってしまったルー。それをプーたちが、助け出そうというのです。

こんな状況にあってもマイペースで食いしん坊なプーと、どんどん悪い想像を膨らましてしまう悲観屋イーヨーが、最高におもしろい。
息子は、二人が何かしら言ったり、したりする
度に、ゲラゲラと笑いころげていた。
最後には、悲観屋イーヨーに災難がふりかかり、これでもかというトドメ!
息子は、笑いの為に、ひっくり返っておりました。

何をするにも自信がない息子(でもプライドは高い・・・)に、以前は、「いじいじしないの!」「やってみる前から悩んでいたら、何も出来ないでしょう!」と怒ってばかりいましたが、最近は、そんな状況に息子が陥っているときには、「ほらほら!イーヨーになってるよ!」と、笑顔で声をかけるようになりました。
声をかけている私もイライラしないし、声をかけられた息子は、思わず噴出してしまい(プーの物語を思い出す様子)、悪い想像も吹き飛んでしまうようです。
悲観屋で、みんなのペースを乱してしまうイーヨーくんも、物語の外では、良い奇跡を起こしてくれているようで。ありがと、イーヨー!


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-15 05:47:31 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『捜索隊がそしきされて、コブタがまたゾゾに会うお話』

なんて、馬鹿馬鹿しい物語。どうやったら、こんな発想ができるんだろう!
息子はというと、すっかりプーたちの思考回路が読めてきて、それを想像するのが楽しくて仕方ないといった感じ。
それはそれで良いのですが、今日に至っては、想像が行き過ぎてしまい、読んでいる途中にも関わらず「あ、○○するんだ!」「これは○○だよ~」などと言っては、勝手に話を進めてしまい、ちっとも話を聞いていない。興奮しすぎなのです。

もちろん、作者の想像力は、聞き手を上手に裏切ってくれる訳で・・・おかげで、息子は、話がこんがらがっちゃう。
どこまでが自分の考えた展開で、どこまでが、本に書いてあったことなのか、わからなくなるのです。
何度も「あれ?どういう意味?」と、首をかしげる彼。
まったくもう!ちゃんと聞いていないから、わからなくなっちゃうんだよ!
短い話の間に、「ちゃんと聞きなさい」を三度も言われてしまった息子なのでした。

息子の顔つきを見ているだけで、彼が、頭をフル回転させているのがよくわかる。
エーミールの時の馬鹿笑いとは、また違う興奮具合。
プーやコブタが、何を間違えるのか、失敗するのかを想像するのが、とにかくおもしろくてたまらないのでしょう。
(自分の想像通りの展開になった時の満面の笑みったら!)
隣で読んでいる私は、そんな息子の様子の方が、おもしろくてたまらないのでした。


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-14 08:35:25 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『トラーが森にやってきて、朝ごはんをたべるお話』

算数の宿題を1週間以上放置してきた息子。とうとう、明日は、少人数制算数クラスの最後の授業ということで・・・・学童保育から帰ってきてからずっと、宿題とにらめっこ。
大好きなテレビ『不思議大自然』も観ることが出来ず、終わったときには、すでに就寝時間を大幅にオーバー。ああ、明日の朝、起きられるかしら?!
自分が悪いとはいえ、大好きなテレビが観れなかった(実は、昨夜が最終回。たぶん、春からも続編があるとは思いますが・・・)息子が不憫になってしまった親バカの母は、プーさんを読んでしまいました。
・・・しかし、この判断が、大きな間違いでした。

昨夜の章は、ずっと楽しみにしていた「トラーくん」登場の章。
明るく、元気で、天真爛漫!のトラーくん。アニメを観たことがない息子も、あの、ぴょんぴょんと跳ねる映像は、どこかで観た事あったのでしょうね~。期待で一杯!ワクワクが、そのまま顔に書いてある。
おまけに、昨日の章に限って、難しい言葉も、遠まわしな文章も出てこない。

それでなくても興奮状態なのに加えて、いつもの馬鹿馬鹿しいプーたちのヤリトリを、フルに楽しんだものだから、息子の頭は、当然のごとくパンクしてしまったのでした。(算数から開放された歓びもあったかも?)


読み終わると、部屋中をぴょんぴょんと跳ね回り、いくら「落ち着きなさい!」と言っても止まりません。最後には、跳ねながらトイレに行って布団にダイブ!何がおかしいのか、そのまま、ゲラゲラと笑い続けています。
「こんな風になるなら、もう明日からは、本は読まない!」
母まで、頭がパンクしてしまったのでありました。
恐るべしトラーくん。お願いだから、もう跳ねないで!百町森の仲間でなくても、祈りたい気分です。


『くまのプーさん プー横丁にたった家』

2006-03-13 06:04:28 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『プー横丁にイーヨーの家がたつお話』

息子待望のプーさん再び。
けれど、残念なことに、最初のお話が、例の チョットワカリズライ お話だった。
首をかしげ「どういう意味?」「わからない。」を繰り返していて、爆笑!となるはずの部分で笑いが出てこない。
使われている言葉が難しい訳ではなかったので、たぶん、遠まわしの表現方法が、読み聞かせでは理解しずらいのかもしれない。
本題にたどりつく頃には、もう、最初に何が言いたかったのか、忘れてしまうのね。きっと。

それでも、私の説明で、笑顔。「ばっかだなあ」と言って笑っていた。
遠まわしな言い回しがなければ、ストーリーはいたって簡単。

雪の寒い日。
プーとコブタは、湿地に住んでいるイーヨーのために、家を建てようと考えます。
ああ、あそこに、何故か木の枝が一杯落ちていたハズだよと、二人は、その木の枝がたくさん落ちている場所へ行って枝を拾い、松林の温かい場所に家をつくるのです。
一方、イーヨーは、クリストファー・ロビンに愚痴(怒り)をこぼしています。
朝には、たしかにあったハズの私の家が、先ほど行ったらば、なくなってしまっている!と。

イーヨーの家に何が起こったのか?が、最大の笑いのポイントです。
最初の方にちりばめられた、楽しい、おかしい、馬鹿馬鹿しいエピソードに乗り切れなかった息子は、この一番の盛り上がりの部分にすら、乗り切ることができませんでした。残念!
私の上記の説明で、よ・う・や・く、ことの次第がわかって、大喜びの彼。
それでも、悔しかったのでしょう。以前に読んで、馬鹿笑いした物語を持ち出して、布団の中で、話続けておりました。
そんな日もありますよ。息子さん。