ぼちぼち日記

大切な日々のこと

なぞなぞらー

2008-04-26 15:44:07 | 息子が一人で読んだ本

ようやく、娘の一週間以上続いた熱が下がり、ほっとしたところ、私が倒れてしまいました。
娘は、39度の熱でも元気一杯でしたが、大人は、そうはいきません。
喘息の主治医に診てもらったけれど、笑顔で
「母乳をあげているなら薬は、やめときましょう。それに、本来、風邪はゆっくり寝て治すものですからね。」
はい。その通りですよね。
子どもには、薬に頼らないお医者さんを選んでいるくせに、自分がそう言われたら、泣きたくなりました ははは

ラッキーなことにパパが3連休で、残念なことに、息子が遠足でした。
お弁当~
それでも、遠足の日の朝には熱がひいて(食べていないためにフラフラではありましたが)
なんとか、リクエストのメニューで作ることができました。
せめて、小学生までは、子どものリクエストメニューで作りたいものねえ・・・
なんて思っていたら、お弁当を覗き込んだ息子くん。
「うわあ!中学生になったら、これが毎日なんだね
え・・・・・・・・・・・・。たぶん、それは無理・・・だと。

さてさて、息子の遠足です。
息子は、全生徒が関わる行事委員会の中の「遠足委員会」という役。
これがまた、毎年、この委員会に立候補してくるのです。
で、また、今年も、バスレクのなぞなぞコーナー「なぞなぞらー」のために、本をリュックにつめていました。

なぞなぞ好きな息子なので、昔から、なぞなぞの本を探す機会が多かったのですが、
未だ、これを超える本は見つからないという本があります。
昭和54年発行、講談社ポケット百科シリーズ『なぞなぞ大辞典』
naoおばちゃんから頂いた本です。
もちろん、私も夢中で読んだものです。暗記するほどに(笑)
すでに表紙カバーはなく、日にやけて黄ばんでいます。
壊れているところをテープで補強して、ようやく本という体裁を整えているという感じ。
それでも、息子のお気に入りの一冊。大切に、大切に使っているのです。

おかげで、遠足が終わってからは、これまた毎年恒例、「家族なぞなぞ大会」!
そのうち、他のなぞなぞ本も出てきました。
次に気に入っているのは、
なぞなぞあそびうた』『なぞなぞあそびうたⅡ』 角野 栄子(著), スズキ コージ
意外と難しい問題もある
なぞなぞえほんセット』中川 李枝子(著), 山脇 百合子(著)

しかし、旦那が、途中で歓送迎会に行ってしまい、私だけが、息子の対戦相手に。
とても、小学生の集中力には適いません。
「もうやめようよー」と、いくら言ってもききません。
ようやく、娘が泣き出してお開きになったのですが、なんと、娘を寝かせている間に、寝ておりました!!
寝るギリギリまでパワー全快 6年生とはいえ、まだまだ、赤ちゃんと同じですねえ。


『赤ちゃんとお母さん』

2008-04-21 12:36:10 | わたしの読書
『赤ちゃんとお母さん』 まど・みちお

息子の春休みに帰省をし、町の小さな図書館に行きました。
大人の本も子どもの本も、ワンフロアーしかない、本当に小さな図書館。
帰省しても、図書館?という感じですが、こういう図書館って、好きなんです。
当たり前ですが、蔵書数が少ないから、視界に入る本の数が限られてくる。
ついつい、見逃してしまっている本、大きな図書館なら、すでに書架に入れられてしまっている本。
そういう本たちに出会える、すばらしいチャンスが溢れています。
そうそう。先日も、隣町の公民館・図書室で、旭山動物園のエッセイに、出会ったばかりでした。

そして、今度は、この小さな図書館で・・・
まど・みちおさんの『赤ちゃんとお母さん』という詩集に出会ったのです。
ひとめぼれ
我慢できずに、ことり文庫さんから取り寄せました。

届いたその日から、いまのところ毎日、欠かさず読んでいます。
娘は、今月の12日からずっと、熱が上がったり下がったりを続けていて、どこにも出かけられず。
だから、この本が、大活躍でした。
詩って、一つ読んでおしまい!でも良いから、39度の高熱があったって、じっとしてられない娘には、ぴったりです。
今、一番、楽しんでいるのは『こっつんこ』という詩。

おでこと おでこと 
こっつんこ こっつんこ

なみだと なみだと
ぴっかりこ

詩に合わせて、おでこをこっつんこ。
この後、ほっぺも出てくるので、もちろん、ほっぺもだまりんこ。

『あたまは てんてんてん』も、身体の部分を触りあえる詩。

あたまは てんてんてん
ほっぺは ぽんぽんぽん


と続いて、お口、手、肩と進んでいきます。

私の大好きな詩『あかちゃん』も、もちろん入っていました
そして、今、とても気に入っている春の詩が、『たんたん たんぽぽ』。
先日、家族みんなでつくしとりに行って、この詩の通りの場所を見つけました。
たんぽぽ、ちょうちょ、つくし、すみれ。全部、見つけたよ。
嬉しくて、嬉しくて・・・・・。でも、その場で詩を暗唱できなかったのが、ちょっと残念。
私のコチコチ頭は、簡単には、覚えてくれないのです。クスン。
 つくしの味は、春の味

『あかちゃん』を教えてもらってから、すっかり、まどさんファンになり
どの詩集を手元に置こうかと、いろいろ、図書館で見てまわっていたのですが、
こんな可愛らしい詩集が手に入って、本当に満足。
だって、
大好きな詩集が一冊あると、生活が、キラキラと音をたてて輝きだすのですもの。

詩集って、まるで占いの本みたいだと思うときがあります。
(占いの本って、ほとんど読んだことないのですが
今日の気分で、開いてみると、必ず、その時に必要な詩が現れるのです。
どんなに落ち込んでいたとしても、必ず、答えが見つかります。
本当に、本当ですよ。

『やぎと少年』

2008-04-18 07:40:13 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『やぎと少年』 
アイザック・B・シンガー作 M・センダック絵 工藤幸雄 訳


今夜は、これを読もうと差し出したところ、題名と表紙を見て、しかめっつらの息子くん。
冒険ものや推理小説、ヘンリーくんやピッピのような児童小説がお好みの息子は、
寓話やファンタジー、昔話とみるや、すぐに腰がひけます。
読んでしまえば、いつものように楽しむのだけれど、どうしてもね。
もちろん、この本でも、すぐに笑い声がもれました。

中でも、ヘルムの村の物語がお気に入り。
ヘルムとは、ポーランドに住んだユダヤ人の昔話にしばしば出てくる伝説の町。そこの住民は、みんなが、おっちょこちょい、うすばか、とんま、まぬけ、しかし憎めない人々なのだそうです。
そんな村だもの、楽しくない訳がない。
息子くん、まさに腹を抱えて笑っておりました。

中でも、「雪」を宝石と勘違いし、どうやって、村の者や使いの少年が足跡を残さずにおけるだろうかを、ヘルムの長老たちが考えに考え抜く話では、長老もびっくりの考えを披露。
熱弁をふるった息子くんなのでした。
その後に母が
「雪が宝石じゃないっていう、根本的な間違いがそのままなんだから、どんなに素晴らしい案を考えたって、長老も息子くんも、結局のところ同じだよね。」
と言ったら、息子くん、憮然。あらあら、ごめんなさい。
ヘルムの村では、みんなが「おっちょこちょい、うすばか、とんま、まぬけ、しかし憎めない人々」だから、何の問題も起こらず、平和に楽しく、誰かに感謝して生きているけれど、我が家は、お母さんがいるから駄目だね。

他にも、

*寝ている最中に足がこんがらがってしまった、四人姉妹の足をほどくには?
*村の娘に生まれた赤ちゃんが、男か女かを当てるには?

などなど、ヘルムの長老が、見事に難題を解いていきます。
もっとヘルムの話が聞きたいという息子くんでしたが、残念ながら、お話は7つ。
ヘルムの人々に魅了された、楽しい、楽しい時間でした。

親子の疑問は、ムーミンに出てくるへムレンさんとヘムルは、何かつながりがあるのだろうか?ということ。
へムレンさんは、偏屈で意固地の人が多くて、みんなが楽しいって訳じゃないけれど、
なんとなく、共通点があるような気もします。
ヨーロッパに古くから伝わる何かがあるのでしょうか。。。?

バター

2008-04-17 15:57:32 | つぶやき
昨夜、お友だちにプレゼント用クッキーを焼こうと思ったのだけれど、「無塩バター」
が足りなくなってしまって、急遽、出先の旦那さまにメールして、買ってきてもらうことに。
先日、生協で買い物したとき、バターは、すべて売り切れで、いつ入荷するかも
わからないということだったので、ネットで注文したばかりでした。
ネットで購入したバターが届くのは、あさって。
プレゼントには間に合わないと、駄目もとで、大きなスーパーに寄ってもらったのですが・・・
やっぱり、売り切れでした。

アイスボックスクッキーが大好きで、よく・・・、本当によく作ります。
だから、バターは、我が家の必需品。。。
なのに、手に入らないどころか、お値段も上がってしまいました。
クッキー作りのペースを落とすか、マーガリンで出来るものに鞍替えするか。
でも、バターのこくがあるクッキーが好きなのになあ。がっかりです。

この国の農業政策は、絶対に間違ってる!!
道路をつくるつくらないと議論する前に、そっちの政策を考えてほしい。
命を商売にする仕事をする人たちを、もっと、もっと保護しなくちゃ、そのうちに
誰も、農業なんてやらなくなっちゃう。
近い将来、自分の国で作った野菜も、バターも、食べられなくなる日が来るかもしれない。
食いしん坊には、本当に辛い今日この頃の台所事情です。

この本の「メープルクッキー」がお気に入り。
甘さの調節に試行錯誤していましたが、大分、自分好みの甘さになってきました。
毎日食べても飽きない甘さのクッキーが目標です!
“何度も試作してようやくたどりついた”ほんとうに作りやすい焼き菓子レシピ
稲田 多佳子

『ゆうかんな女の子ラモーナ 』

2008-04-17 13:19:19 | 息子と読んだ本のこと・児童書
ゆうかんな女の子ラモーナ』
ベバリイ・クリアリー(著), 松岡 享子(翻訳)


家族で読書、続いています。
今回は、息子が一番に読み終わり、それを追いかける父と母でした。
やっぱり、みんなで読書は、楽しいです。
読み聞かせしていた時と変わらず、感想を話し合ったりはしないのですけれどね。

主人公がラモーナになってから、のめりこみ度が下がってしまったヘンリーシリーズ
でしたが、今回は、かなり、面白かったです。
ヘンリーほどとはいかなかったけれど、それでも面白かった!
舞台が「学校」に移ったからかしら。
先生とラモーナの衝突に、自分の小学校時代を思い出してしまいました。
どんなに頑張たって、大人と子どもでは、想いのすれ違いがあるものです。
そうやって、大人になるんだよね。
頑張れ、ラモーナ。頑張れ、子どもたち!
パパが大好きなラモーナのおかげで、我が家のパパは、この本が、とても気に入りました。
それに引き換え、ママは、駄目です。
ママからしてみれば、子どものことを思ってのことだけれど、ガミガミ・チクチク・・・
友だちのママとペチャクチャ。ママの印象は、とても悪いのです(笑)
パパは、いつだって、美味しいとこ取りですね。(ひがみ)

今月も12日に・・・

2008-04-15 15:10:19 | 赤ちゃん日記~娘さん日記

娘も一歳を過ぎ、もう「○ヶ月だ!」という感覚ではなくなったのですが、
やはり12日になると、
「ああ、また1ヶ月大きくなったんだなあ」と、シミジミしてしまいます。
そして、やはり今月も・・・・・12日に、熱を出してしまいました。
どうしてなんだろう?12日前後に熱を出す確率が、非常に高いです。
身体のリズムなのでしょうか。
一時、39度を超え、どうなるかと思いましたが、どうやら、病院に行かずにすみそうです。

さて、娘さん
最近、「登る」ことを覚えて、とにかく、どんなところにでも、よじ登りたい毎日です。
机や階段から落っこちて、たんこぶ。
危険だということで、階段には、扉が設置されました。
ますます、住みにくくなる我が家なのです。

「あんよ」の方も、かなり上手くなってきました。そこで、面白い現象が・・・
歩けるようになったことで、近所の子どもたちの「娘を構うと楽しい度」が増した様なのです。
気づけば、なぜか、うちの庭に小学生が7人も・・・なんてことも。

「オイオイ、家の中、のぞくなって!」
「寒いから、勝手に窓を開けないでー!」
「あー、そこのあなたは、いったい、どこの子なのー!?」

そんな台詞を、心の中で連呼する母。先日は、2年生の女の子が、
「あーんちゃんのお家に、入りたくなっちゃったなあ~(なぜか甘えた調子で)」
なんて、言い出したのだけれど、7人も入られたらたまらないので、丁寧に、
お断りさせて頂きました。
7人で、す・ま・な・いことも考えられますから、仏心は、完全に封印ですっ!
子どもたちに見られていると思うと、自分の家なのに、ヨレヨレの服でグータラしてられないんですよね。
本当は、ソファーの上で、ちょっと横になりたかったりするのに、ぐっと我慢。
でも、掃除嫌いの奥さんなので、絶えず、誰かの目があることは、良いのかもしれません。

ふう。子どもで賑やかなのは、嫌いじゃないけれど、
一週間に一日くらいだったら、嬉しいかもしれないって言ったら、駄目かしら
ああ。一日でいいから、どこか静かな南の島で、ぐーたら、のんびりしたいな
一日で、いいんだけどな。
ホント、一日で、いいんだけどな。


『北の動物園できいた12のお話』

2008-04-11 12:19:19 | 息子と読んだ本のこと・児童書

『北の動物園できいた12のお話』 浜なつ子 著 あべ弘士 絵

動物が大好きで大好きで、将来は、動物に関わる仕事がしたいと思っている息子。
先日、息子と一緒に図書館に行ったら、まるで、「おいでおいで」しているかのように、
この本が立てかけてありました。
あべ弘士さんの絵が、とても楽しい一冊。
今まで、本といえば「物語」だったけれど、一晩に一章ずつがぴったりの量で
はじめてのノンフィクションは、とても、読みやすかったです。

動物園は、たしかに、命の暮らす場所なんだなあ。
そんな当たり前のことを強く感じた、旭山動物園の物語。
何度も何度も、息子と二人、涙をぬぐいながら読みました。
動物は、可愛いだけのぬいぐるみなんかじゃないのです。
だからこそ、私たちの心をひきつけるのです。

楽しい楽しい動物園。
でも、この本に書かれていることを、頭の片隅において動物園をまわれば、
また、違った何かが見えてくるはず。

動物園、だから出来ること。
私たち、だから出来ること。
動物に対して、私たち人間が出来ることは、一杯あるなと思いました。
だって、私たちが、こんなに住みにくい地球にしてしまったのだものね。


石井桃子さんを想って

2008-04-09 20:48:18 | つぶやき

お休みしている図書館ボランティアの会から、前年度の活動報告が送られてきました。
その中に、岩波と福音館から出された「石井桃子さんの100歳フェア」のリーフレットが。
きっと、勉強会をしたのだろうな・・・と、パラリパラリとめくってみたら、
懐かしい本がたくさん出てきて。あー、うれし。

息子が大好きだった『くまのプーさん』、『ピーター・ラビット』のシリーズ。
どちらも、石井さんの訳でした。
どうして飽きないのだろう?と不思議に思うほど、繰り返し、繰り返し読んだっけ。

『くまのプーさん』のシリーズは、プーとコブタのやりとりが大好きで、
よく、笑いすぎて泣いてしまっていた息子。
うさぎの家から出られなくなる話や、自分の足跡を永遠と追いかけ続ける話。
あっという間に、プーの虜になってしまった息子でした。
フクロ、トラー、イーヨー。
どの登場人物もキラキラしていて、息子と、なりきり遊びをたくさんしたっけ。
イーヨーのように、なんでも悪いほうに話をもっていく遊びとか、
トラーくんの真似をして、ぶつかりっことか(笑)
そうそう。跳ね回るのが大好きなトラーくんが、みんなを突き飛ばしてしまう場面は
本で読んだ方が、アニメの何倍も面白いのです。言葉って、不思議ですね。

『ピーターラビット』は、静かな言葉で語られる、小さな大冒険。
小さな息子が、絵本の世界から物語の世界に入っていったのは、もしかしたら
この本からだったかしら?
ハラハラドキドキ。そして、クスクス。面白かったなあ。
小さなピーターラビットの本を、カゴにぎっしり詰め込んで、貸し出しカウンターへ。
小さな本って、なんだか特別な気持ちにさせてくれます。

大好きだった絵本『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃ』も、
動物好きの息子を虜にした『野うさぎのフルー』『くまのブウル』も、
石井さんだったのですね。
二人して大泣きした『ビロードのうさぎ』も、忘れられない思い出です。
他にも、たくさん、たくさん・・・。
そして、赤ちゃんだった息子に読んであげた『うさこちゃん』シリーズ。

子守唄のように優しく、美しい日本語。
「こういう日本語で、子どもを育てたい。」
新米ママだった私は、よく、そう思ったものでした。
ゆっくり、ゆっくり、まるで歌うように読んだものです。
いまでも、このシリーズを読むときは、なぜか、いつもよりスローになってしまいます。

受験を目指した国語の勉強、テレビ、ゲーム。機関銃のように、次々と発射される言葉の洪水。
そんな、せかせかした言葉と時間の流れの中で育つ子どもたちにとって、
ゆっくり、ゆっくり、語られる言葉は、どんな風に、心に届くのでしょう。

日本語って、美しい。心から、そう思わせてくれた、石井さんの言葉たち。
こういう言葉を紡ぐ作り手が、一人、この世からいなくなってしまったことは、
本当に、本当に残念なことだなあと思います。
でも、この言葉で育った子どもたちは、きっと、この美しい日本語を引き継いで
いってくれるに違いない。
例え、今は、「いまどきの若者言葉」で話していたとしてもです。
そう信じても、良いですよね。

息子と一緒に、読んでみたいねと話していた、石井さんの訳した物語たち。
『トム・ソーヤの冒険』『たのしい川べ』『とぶ船』『ゆかいなホーマーくん』・・・。
まだまだ、親子でお世話になりそうです。
これからも、ずっとずっと、読み続けていきます。


『ムギと王さま』

2008-04-08 21:36:57 | わたしの読書

『ムギと王さま』 ファージョン作品集③ 石井桃子訳

ようやく春休みが終わり、いつもの毎日が始まりました。
たまった読書日記を、ぼちぼちと書いていけると良いのだけれど。

この本は、友人の娘さんたち(小学生)にプレゼントする本を選んでもらった際に
薦めてもらった本の中の一冊。
とても、とても良かった。
本当に、素晴らしい本でした。
男の子向きとか女の子向きとか、そういう意味ではないのだけれど
夢見心地の女の子には、絶対に絶対に読んでほしいな。
これは、昔むかし、夢見心地だった女の子の意見デス。

どの物語も好きで、どの物語も心に残っているのだけれど、なぜか
一番最初の「作者まえがき」が気に入っています。
憧れの本のある風景。
私の子どもの頃の読書風景と、勝手に重ね合わせてしまいました。
ちょっと埃っぽい、静かな学校の図書館。
まるで、宝物を取り出すように、本棚から本を選んだ日々。

あの時のワクワクが、そのままつまったような一冊。
娘をお昼寝させた後に、少しずつ、少しずつ、布団の中で読みました。
いつまでも、読み終わらなければ良いのにとさえ思ったほどでした。
表紙を見れば、訳は石井桃子さん。
子どもの血となり肉となる本を、大切に、大切に、訳された方なのですね。


エイプリル・フール

2008-04-03 06:00:13 | つぶやき

悲しい嘘はつかない。誰かが傷つく嘘はつかない。
それが、我が家の嘘つきのルール。

今年は、朝起きて息子の顔を見てから、4月1日だということに気がつき
焦って嘘をついたので、どこかで聞いたネタでした。反省。
でも、息子の顔を見たとたん、嘘をつくことを思い出すなんて、私ってエライ!

「おはよう!大変なことが起きたよ。新聞の一面、早く見てごらん!」
「何!?何!?」
「アメリカで宇宙人がつかまったんだよ!」
息子くん興奮のあまり、無言で新聞をとりに・・・
「どこ?どこに書いてあるの?」
「右上だよ。一番上!」
「どこ?どこ?」
「上だよ、上!ほら、ここ!!」
(4月1日という文字)
「なんだよ!そういうことか!」

やった!私ってば、本当に、嘘をつくのが上手。
平気な顔で嘘をつくことなら、誰にも負けません!
今でも、小学生の頃、妹を引っかけたことを覚えています。
あまりに、うまく引っかかったので、どこで「嘘だよ」って言ったらよいか、
わからなくなっちゃったっけ。
そんな自己満足に浸っていたら、やられました。
1日は、おでかけの日で忙しかったので、油断していたのです。


「母さん、おしりのとこ、穴開いてるよ。」
「え!やだ~。どこ?どこ?」
「ほら、ここ。」
「どこ?どこ?」
「うっそ~ん」
「!!!」

一本とられました。

今日から、実家に帰省しまーす!