ぼちぼち日記

大切な日々のこと

おおみそか

2011-12-31 21:40:22 | つぶやき

2011年も、あとわずか。
色々なことがあった年。色々なことを考えた年。
たぶん、絶対に忘れない年。忘れてはいけない年。

私は、年末も新年も関係なく、月・火・木・金とパートです。
福祉の仕事は、お正月もお盆もありません。
みんなに、「大変ねえ。」と言われて、そう考えると、正月休みがなくて
損してるかも?って気もしました。

でも、たくさん「あけましておめでとう!」が言えるって、楽しいのです。
だから、お正月に働くのは、結構、好き。
若い頃には、おおみそか夜勤もやったけれど、とっても楽しかった。
だって、おおみそかと元旦の「その場所」は、いつも働いてる場所とはちょっと
違うから、それを楽しめるのって、ものすごく得な気がする。

今年は、元旦が日曜日だから、おうちで、新年最初の日を過ごします。
それはそれで、得な気もする。
なんか、得な性格

そんな私ですが、ちゃんと、冬休みを満喫しています。
なんてったって、お弁当を作らなくてもいいんだから!
朝、いつも通りに起きて、お弁当を作るかわりに、本を読んでるよ。
やっほー!年越すかと思っていた本を二冊も読み終えた。
新しい本も読み始めました。

 気になっていた本と・・・  毎日1話のお楽しみだった

 読み始めました!あまり、お正月向けではないけれど。


おまけに、仕事から帰ってくると、旦那が作ったランチが食べられます。
ずーっと、ずーっと、冬休みだったらいいのにな。
でも、旦那さんに働いてもらわないと、暮らしていけなくなるな。
ハマッテイル(息子曰く、「母さんは、ハマリ過ぎている」)NHKの朝ドラ「カーネーション」
の続きも、予告編でマイッテシマッタ、大河の「平清盛」も早く観たいしな。うきうき。

楽しいこと一杯の来年にしようと、今日、一日中、決心していました。
なんといっても、来年は、息子が高校生!(たぶん、絶対!)
娘と私は、最後の幼稚園生活!

来年の目標は、「愉しむ」です。
来年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。


クリスマスの晩

2011-12-29 15:02:05 | 娘と読んだ絵本のこと

25日の夜。
「今日で、クリスマスの絵本の棚は片付けようね。」
と言ったら、娘さん、意外にも、素直に頷きました。

「クリスマスに読む、最後のクリスマス絵本。どれにしようか?」
そう言うと、大きくうなずいて棚の前に立ち、でも、ほとんど悩まずに一冊選びました。
母、びっくり。



びっくりしすぎて、何度も確認。「これでいいの?」
でも、娘さん、揺らぐことなく、「うん。これがいいの。」

一度だけ読んだのだれど、お話は長いし、楽しい雰囲気じゃないし、まだ、年中さんには
早いかなあ・・・というのが、母の感想でした。
でも、娘は、そうではなかったのですねえ。へえー。へえー。へえー。
これが、最後に選んだ本なんだー。


クリスマスって、なあに?
イエスさまって、どうやって生まれてきたの?そのことを描いた絵本。
お話は、大天使が舞い降りてくるところから、始まります。

・・・・・・・・・・・・・そして、娘さんの「生誕劇」も始まりました。

母が物語りを読み始めると、うやうやしく、歌い始めた娘さん。
そうかー。そういうことかー。
生誕劇、ストーリーと共に、歌いたかったんだね。

幼稚園での生誕劇と絵本は、ほとんど同じ展開で物語が進んでいくのですが、いくつか
違うところもあります。
生誕劇のオペレッタで、娘が気に入っているのは、大勢の天使が舞い降りてくるシーンと
宿屋のシーン。
しかし、絵本では、マリアとヨセフは、馬小屋に夜更けについたとだけ書かれているのです。
でも、娘にとっては、宿屋のシーンを歌わないで、イエスさまが生まれてくるなんて、あり得ない!

馬屋と読んだとたんに、「とんとんとん♪」と、宿屋のシーンを歌いだし、永遠にリピート。
もう、一晩中歌ってるんじゃないか?って感じになってきました。
明日は、仕事で、朝早くから幼稚園にお預かりなんだけどなあ・・・。
困った母、「ねえ、もう次読んでもいい?」と、歌をさえぎってしまいました。すいません。
ノリノリだった娘が、はっと我に返ったのが可笑しかった。

ホフマンの静かな、尊厳に満ちた絵も、なんだか、ちょっと違うものに見えた夜。
お膝の上のオペレッタ。しかも、ホフマンの素晴らしい絵で。
なんて、贅沢なクリスマスの夜。

 クリスマスが終わって、クリスマスの本は、大きな本棚に移動。
でも、興奮冷めやらぬ娘は、未だに、この本を出してきて「読んで!」と言います。
昨日、朝、「早く起きなさい!」と布団をはいだら、「あーあ。毎日がクリスマスだったら
いいのになあ。」と言いました。漫画みたいなこと、言うねえ。あはは。


クリスマスの絵本

2011-12-28 18:15:24 | 娘と読んだ絵本のこと

ヤカちゃんが面白すぎて、記録が前後しましたが、クリスマス前に読んだ絵本の覚書。



ある夜、娘が、目をまんまるくしてとんできて、
「お母さん!サンタさんが変!」と言いました。

たしかに、この絵本に出てくるサンタさんは、他の絵本とは、全く違うサンタさんで
(妖精に近い!と、母は、思っています)その衝撃は、ちょっと、わかる気がします。
そんなこんなで、その日の夜は、この絵本を持って布団へGO

色んなところにツッコミを入れていましたが、一番は、ねこのヒラリーが、飾りの青い鳥を
眺めているページ。
挿絵に、「わぁーい!」と、字が書かれているのですが、ストーリーと関係ないので、
読まないでいると、「お母さん、読んでない!」と、娘さん、抗議。
そうかあ。息子は、字に興味がなかったので、挿絵に描かれた文字を読む習慣が
なかったのだけれど、読めちゃう(興味がある)人は、これが、気になるんだね。

そしていよいよ、サンタさん登場。
娘さん、大爆笑
「変なのー。変なのー。変なのー。」の連発で、ちっとも、お話を聞いてくれません。
「やせすぎだろー。」とか、ツッコミまで入れて 小学生男子並に、言葉が汚いし

たしかに、世の中にあふれるサンタさんは、でっぷり太ってるものね。
母の大好きなアニタ・ローベルのサンタさんなんて、お腹がゆれてるしね。この絵本、
今年、娘にとっては、「見たこともないサンタさんの絵本」として、心に残るのだろうなあ。
お話そっちのけで、サンタさんの姿に笑い転げる娘を眺めながら、しみじみ思いました。

一度読んだら気に入って、「今日は、変なサンタの本読む!」と言う日が多かった娘さん。
でも、毎日、このサンタさんと出会っていると、そのうちに、茶目っ気があって、よく目に
するサンタさんより、イイ感じに思えてくるから不思議です。
娘にとっては、最後まで、「やせすぎだろー。」でしたけれど。



去年読んだら、ちっとも喜ばなくて、今年もまだ早いと思って、読まないでいた絵本。
娘が、読んでみたいと持ってきました。
そしたら、喜んで、喜んで・・・・・。

息子は、ただただ、ゲラゲラと笑いっぱなしだった本ですが、娘は、最後まで、乙女顔で
聞いているのが、印象的。
どうやら、まりーちゃんの欲しいプレゼントに釘付けの様子。
息子にとっては、「空気読めない」まりーちゃんだけど、娘は、まりーちゃんの方に感情移入している
様子なのです。まりーちゃんが、欲しいプレゼントを挙げるたびに、目がキラキラの娘さん。

良く考えれば、「欲しい」と言ったもの、すべて手に入るのですよねえ。まりーちゃん。
そりゃあ、魅力的な物語だ。

ある夜、この本を読んでいる声を聞きつけて、息子が、二階から駆け下りてきて(バタバタと)
娘の横に座り込み、ゲラゲラと笑い始めました。
おまけに、「相変わらず、空気読めねーなー」と、ツッコミ入れながら。

空気読めてないのは、君ですって!!!

娘さん、お兄ちゃんに「あっち行ってよ」ビームを出しながら、でも、我慢して、最後まで聞きました。
息子は、最後まで、娘の乙女心に気づいてあげられず、ゲラゲラと笑っていました。
っていうか、集中して受験勉強しなさい!


一大サスペンス

2011-12-26 23:35:17 | 娘と読んだ絵本のこと

ことり文庫さんで頼んだクリスマスプレゼントは、入手困難本が続き、結局、選ぶのを諦め、
店長さんに丸投げしました。何が届くか、わからないって、結構楽しいデス。届いたのは、この本。

 

かわいらしい表紙。ちっちゃな「ねずみ」。
娘は、すっかり喜んで、クリスマスの本棚を片付けた今日、「読んで、読んで」と持ってきました。
ああ、誰が、この本を一大サスペンス絵本だと思うでしょうか。
娘はもちろん、私だって、そんなこと思いもしませんでした。

ところがです。静かにしないと、人間に見つかってしまうとお母さんが言っているのに、悪気なく
ついつい、大声で話してしまうヤカちゃんに、娘さん、すっかり肝を冷やしてしまいます。
ヤカちゃんが大声で答えてしまう場面で、とうとう、ヤカちゃんを両手で隠してしまいました。
「しー!」って。

まあ、娘さんったら、かわいい!

なーんて、のんびり思っていた私が馬鹿でした。
案の定、ヤカちゃんの大声のせいで、住んでいることがばれてしまい、「ねずみとり」を仕掛けられる
ことになってしまった、というところで、娘さん、極度に顔を強張らせたのです。
次の瞬間、仕掛けられた「ねずみとり」の絵を両手で、思い切り隠しました。
「駄目!駄目!駄目ーっ。」

娘の金切り声を聞いて、ようやく、事の重大さに気づきました。
こんなに、怖がっていようとは。さあ、困った。
ここで、読むのをやめるべきか?でも、やめたら怖いままだし、この本を嫌いになったまま
になってしまう。考えて、考えて、言った言葉。

「あのね。これはね、最後は、ねずみさんが、みんなで楽しく暮らすってお話だから、大丈夫。
絶対に、ねずみとりに捕られたりしないよ。お母さんを信じて!」

本を読みながら、「お母さんを信じて!」と言う機会があろうとは!
けれど、この言葉は、娘に届いたようで、ねずみとりを両手で覆ったまま、しばらく考え
(決心がついたのか?)ふっと力をゆるめました。
おおー。セーフ。でも、気を緩めてはいけません。予防線を張らなくては!

「あのね、次ね、ネコが出てくるけど、絶対平気だからね。」

うなずく娘。
しかし、ページをめくって、そこに、どーんとネコがいるのを見たら、、、、、、

「駄目!駄目!駄目ーっ。いやーっ。いやなのー。やめてー。」

ネコを両手で、阻止!
目からは、ぽろぽろと涙がこぼれました。

あー。やっちゃったー。
母、もう駄目だと思って、本を閉じました。
でも、怖い本じゃないことだけは伝えたくて、最後に、みんなが、好物のチーズを囲んで
楽しそうにしている絵だけ、開いて見せてあげました。

「こんな本だと思わなかった。こんな本だと思わなかった。」と、泣きじゃくっていた娘でしたが、
その絵を見たら、少し落ち着いてきて、
「じゃあ、ネコはどうなっちゃったの?」と。
あら、いいのかしら?読んで?

「次、読んでもいいの?」
「絶対に、怖くない?」
「うん。絶対に怖くないよ。だって、最後に、みんなでチーズ食べるんだもん。」
「それなら、いいよ。」

と言うわけで、続きを読むことに。
ネコが去った後には、泥棒まで出てきて、恐怖の連続でしたが、よほど、最後のシーンに
辿り着きたかったのか、私の首に両手をまわし、腰に両足をまわし、がっちり抱っこした
状態で、顔だけ本の方に向けて、頑張っていました。

最後は、もちろん、ハッピーエンド!
しかも、大声がもたらすハッピーエンド!
娘さん、すっかり納得して(満足して?)私から離れて、すっくと立ち上がりました。
「うちには、大くん(犬の)がいるから、泥棒をやっつけてくれるね。」と娘。

すっかり、すっかり、満足気の表情の娘さんに、母も、ほっと胸をなでおろしました。
あー。どきどきしたー。別の意味でー。

こんなに可愛らしい絵本で、なんとも、素晴らしい体験をさせてもらいました。
娘が怖がりだと言う事は、うすうす気づいていたけれど、ここまでとは知らなかったな。
うちの子は、どうして、こう面白いんだろうなー。



で、最後のオチ。
最近、我が家の床に、小さな穴が開きました。木の節の部分が、抜けてしまったのです。
本棚に片付けにいった娘さん、その穴の上を通った瞬間、とびあがって帰ってきました。
私の足にしがみついて、何を言うかと思ったら、
「いるかも!」だって!

あらまあ。大変。ヤカちゃんが、我が家に?
くすくすくす。
「ああ、これで泥棒が入ってきても大丈夫だあ。」と言ったら、なにやら難しい顔をしていた娘。
しばらくして、台所でお皿を洗っていたら、娘が、大声で言いました。
「お母さん!大丈夫だった!砂だった!砂が入ってるから平気!」

どうやら、意を決して、穴を覗き込んだ様子。
ヤカちゃんが住んでいなくて、良かったね、娘さん。
でも、砂が入っていたのかー。それは、衛生的にどうなんだろうー。
砂を落とさずに、家に入ってきたのは、あなたですか?娘さんよう。

 娘が寝てしまってから、息子が二階から降りてきて、「凄い騒ぎだったけど、どの本?」と。
 本棚から出してあげたら、興味深げに読んでいました。
 「こんな本で、あの騒ぎかよ。」
 くっくっくっと笑った息子。
 おいおい、君だって、かなりの怖がりだったぞ。布団かぶって、耐えてたけどね。


海堂尊まつり

2011-12-23 14:17:44 | 息子が一人で読んだ本

中学校3年生の息子には、もちろん、サンタさんはプレゼントを持ってきてくれないけれど、
両親からは、まだまだ、あります。今年も、ことり文庫さんで。
でも、今年は、はじめての?選書。

読めるうちに、できるだけ沢山、児童文学に触れてほしいと思って(中学生の間はと決めて)
プレゼントするときは、決まって、児童文学を送っていましたが、今回は、息子が
今一番読みたがっている本を選びました。

題して、海堂尊まつり。

どれが読みやすいのか、さっぱり判らなくて、結局、本人が読みたがっていた「チームバチスタ」
シリーズと、剣道ものをチョイス。(海堂さんは、剣道をやられていたのですねー)
「武士道シックスティーン」を競争するように読み合った、剣道部の友達のイチオシなのだそうです。
そういえば、「ハリーポッター」も、その子のすすめで、読み始めたのだっけ。

剣道も、勉強も、読書も、二人で手の内見せ合って、あれがいい、これがいいと言い合って
きた二人。(剣道は、とても追いつけない程になってしまったけど・笑)
そんな友達が、中学生で出来るなんて、なんて、幸せな奴なんだろう。息子は。
でも、高校は、息子が、志望高校を変えてしまったところで、もう、離れることが決定してしまいました。

高校に行っても、そんな友達が出来るといいね。
男なら「運動部」!という、訳のわかんない価値観を持つ息子くんは、スポコンの読書家で
ないと、たぶん、認めないと思われ。まあ、あんまりいないだろうなあ。
そういえば、最近読んだ『オン・ザ・ライン』の主人公も、そんな高校生男子だったっけ。

でもまあ、価値観なんて変わるものだから、読書家の友達は、きっと出来るんじゃないかな?
と、密かに思っています。



海堂尊。
はじまりは、息子が、思春期の高い壁にぶち当たって、もがき苦しんでいた時に、私の友達が
送ってくれた、『医学のたまご』だったんだよね。眠れない夜にと、送ってくれた本。

今、こんな風に、先のシリーズをプレゼントすることになるなんて・・・・・。
あの時は、お先真っ暗で、こんな日がくるなんて、思いもしなかった。
もう、自分の夢をしっかり持ってて、そのために、毎日、机にかじりついてて、
志望校の最終判断も、自分自身で、きっちり決めたよ。


息子に、本の内容を伝え、クリスマスに欲しいか?受験後に欲しいか?と聞いたら、
「クリスマスにもらって、合格発表の日にあける。」と答えました。
「おおー。自分のこと、良くわかってるねー。」と、感心したら、
「何回、失敗したと思ってんの」と言っていました。あはははは。

だから、息子の緑色の包み紙は、あけられないまま、2月を待つことに。
2月かあ。あっという間だろうか?長いのだろうか?早く来い、来い、春。


もうすぐクリスマス♪

2011-12-20 16:48:24 | 娘と読んだ絵本のこと

土曜日は、幼稚園のクリスマス会でした。
キリスト教系の幼稚園なので、年に一度の一大イベントです。
主役は、何と言っても、年長さんの「生誕劇」。
年中さんは、「星」役、年少さんは、「羊」役と、決まっています。

年少さんの去年は、とにかく、舞台にいるだけで可愛らしい♪といった感じで参加しましたが、
年中さんの今年は、先生から「ちゃんと見ておかないと、来年、みんながやるときに困りますよ。」
の声があったそうで(娘によると)、年長さんを意識しての「生誕劇」でした。
先生がいうように、「来年、あの役がやりたいなあ」なんて、たかが4歳で思うもんだろうかと
思っていたら、娘さんしっかり、やりたい役を見つけてきました。
ただ、目の前の「今」しかない男の子を育ててきたので、これは、ものすごい驚きでした。

何の役をやってみたいと思ったのか。
娘は、「天使」がお気に召したそうです。・・・ライバルが多い役ですね
どうして?と聞いてみたら、「お洋服がかわいい!」ですって。へー。女の子だねー。
でも、密かに、「宿屋のおかみさん」も、やってみたいのだとか。
しかも、「泊まる部屋はありません。」と、断るほうの宿屋が、いいんですって。なんでしょう

今年のクリスマスは、アドベントカレンダーを買ってきて、家でも、「待つ」楽しみを
存分に楽しんでいます。
土曜日からは、ことり文庫のアドベントカレンダーも加わって、お腹も気持ちも、すっかり満足。
これは、キリストの誕生を待つというより、自分の欲求を満足させていくイベントになって
しまっているのではないか?と、今朝、ちょっと、不安になりました。

クリスマス絵本も、毎日、楽しく読んでいます。

 「うさぎのぴょんのクリスマス」

去年、私の妹が、娘に送ってくれた本。
小さなぬいぐるみのうさぎにだって、ちゃーんとクリスマスが訪れるんです。
子ども達が、最後に、ぴょんにプレゼントをくれるところが、母の一番の大好きポイントです。
日本では、子どもは、ただ、プレゼントをもらうだけの人だけれど、本当は、違うのですよね。

娘にとっては、妖精たちに連れられて、ぴょんが窓から出て行くところで息をのみ、森で、
楽しくパーティをするところで、目を輝かせと、なかなか、ハラハラ・ドキドキの物語のようでした。
大人にとっては、静かで、あたたかな、小さいお話なのだけれど、子どもには、そうでは
ないみたい。そりゃあそうかあ。妖精に囲まれて、連れていかれるシーンなんて、良く考えたら、
息をのむよねえ。


「ちいさいろば」

娘のクリスマスプレゼントを探しているときに、ことり文庫さんが紹介してくれた中の一冊。
夏に、某大型古本屋さんで買ったことを思い出し、あわてて、本棚をあさりました。
なんといっても、表紙が素敵です。(新装版は、もっと素敵らしいですけれど)

これも、娘が、一言も発せず、真剣に聞き入っていた絵本。
本当は、ちょっと眠たくて、「聞きながら寝てもいい?」と、最初に断りを入れた娘だった
のだけれど、途中から、「寝てる場合じゃないぞ」という感じになってきて、仕舞いには、
正座して聞いていました。かわいい。
ハッピーエンドで良かったね♪


 「くんちゃんとふゆのパーティ」

この絵本、大好き。
なんといっても、赤の素敵さが際立っています。
白黒の絵の中に、効果的に差された赤。素敵。こういう絵って、ものすごく好き。
小さい人の目には、どう、うつっているんだろう。そのことを考えるだけで、どきどきしちゃいます。

娘は、ただただ、くんちゃんの世界を堪能。
うさぎ、りす。一緒に、小さな、隠れた動物達を探すのも、また楽しい。
でも、娘が(たぶん)一番気に入っているところは、くんちゃんがクッキーを焼くところ。

とにかく、料理が好きな娘です。
先日は、コロッケのお芋をつぶすのを手伝ってくれたし、ごまも、すり鉢ですれるようになったし、
最近、お手伝いが、「母の仕事が、ただ、1つ増えるだけ」じゃなくなってきました(笑)
娘の憧れは、クッキーを、最初から最後まで、全部自分で作ること。
まだ、まとめるところが出来ないからね。

くんちゃんの作ったクッキーは、本当に、かわいいよ。
今年は、久しぶりに、ツリーにクッキーをつるそうかなあ。

 「クリスマス・イブのおはなし」 

去年の娘へのプレゼント。
たぶん、本屋さんで、自分で手にとって選んでいたら、絶対に買わなかったと思われる本。
ファンシーな絵は、ちょっと、苦手な母なのです。
選んでくれたのは、ことり文庫さん。
この絵本屋さんのおかげで、親の食べず嫌いで、子どもの本の世界を狭めずにすんでいます。

うーん。読めば、読むほど味が出てくる。読めば、読むほど好きになる。
ああ、これをプレゼントにして、本当に良かった。
去年も思ったけれど、今年は、もっと思ったよ。

世界には、色んな人がいて、もしかしたら、ほんの少しのところで、繋がってるかもしれない。
本人達も気づかないうちに。こういう物語が、とても好きです。小説でも。
私も、自分が気づかないところで、誰かと繋がっているのかもしれない。
もしかしたら、サンタさんとだって!
そう想像すると、なんだか、ドキドキするし、楽しくなるし、嬉しくなります。

でも、何色の本から読むか?娘が、悩んで、悩んで、悩みぬいて決めるところが、
今年一番の母のお楽しみかな。
どんなに悩んでも、結局、「青 → 緑 → 白 」って順番なのよねー。
それでも、毎回、悩みます。「どれから読もうかなー。自分で決めるからね。」って。
くすくすくす。
お約束通り、「青いのから!」って、娘が言うと、つい、ニコニコしちゃう。

そうそう。この間、「ちゃんも、サンタさんにケーキあげたいなー。」と言い出しました。
えー。どうしようかなー

「クリスマスイヴのこと」

娘が、「お母さんも一冊選んでいい。」と言うので、この本を選んだら、
「え、また?」と言われてしましました。ごめんなさい。だって、好きなんだもん。
詩が好きな母を持つと、何度でも、気持ちよく暗唱されてしまうので、お気の毒ね。娘さん。

息子は、一緒になって(競って)暗唱してくれたけれど、娘さんは、どうやら、あまり好きでは
ないみたい。仕方がないので、母は、一人、悦に入りながら読みます。
詩の絵本は、本当に素晴らしい。

娘は、やっぱり、サンタさんが太りすぎていることが、気になるようでした。
たしかに、これでは、煙突につまりそうな気がしてきました。
大丈夫?サンタさん。


クリスマスの絵本

2011-12-11 10:37:43 | 娘と読んだ絵本のこと

クリスマスツリーを飾った晩に、娘が、「読んで!読んで!」と持ってきたのは・・・

      

ますます、ひらがなを読めるようになってきて、最近では、科学の絵本までもを、声を出して
読みこなしてしまう娘さんですが、まーだ、コロちゃんを読んでほしいんだなー
この本を持って、本棚から駆けてくる娘を見ると、思わず笑みがこぼれます。
女の子って、生意気だから、時々、年齢を忘れてしまうのですが、まだまだ、4歳。
かわいいです。

先日、この絵本を読んでいたら、じっと後ろに立って聞いていた息子が、最後のページを
とじた瞬間、待ってましたとばかりに
ちゃん、クリスマスっていったら、あれを読まなくちゃ駄目だよ。」
と言い出しました。娘が迷惑そうな顔をしましたが、おかまいなしです。

「ほら、クリスマスと言ったら、あれでしょう。ダッシャー、ダンサー、プランサー
それいけ、ヴィクセン、キューピッド、コメット、ドンター、ブリッツェン
そうとも みんな そのちょうし!たかく たかく まいあがれ!」

おおー。全部言えましたねー。
母も途中から参戦して、二人で、しっかり、最後まで覚えていることを確認。
息子に初めて買ってあげた、クリスマス絵本『クリスマスイヴのこと』は、
小学校高学年頃まで、毎年かかさず読んでいた、我が家の定番絵本でした。
なんと言っても、この細部までこだわって描かれたローベルの絵。
ながめているだけで、楽しいのですよね。

でも、去年、娘に読んだら、ちっとも喜ばなくて。
だから、今年は、私の本棚に入れたきりだったのです。
あー。読んでみようかなあ。

そんなこんなで、翌日、出してきました。

 『クリスマスイヴのこと』クレメント・ムーア

母の想いが強い分、娘にプレッシャーをかけたんじゃないかと反省した去年でしたが、
何のことはなく、今年は、ちゃんと楽しんでいました。去年は、まだ早かったんだね。
表紙を見て、娘さん、まず、「すっごい、太ってる!」と言って、笑いました。

お話が始まると、じっと聞き入っていましたが、お父さんが、サンタさんを見てしまう
ところでは、はっと身を乗り出して、心配そうに私を見上げました。
小さい声で、「大丈夫。お父さんは大人だからね。」と言ってあげたら、安心したように
ソファーの背にもたれて、にっこり。

そういえば去年、「ずっと起きてサンタが来るのを見てる」と言った娘に、
「サンタは妖精だから、見たら消えちゃうかも。」と言ったことを思い出しました。
私にとっては、どうってことない言葉だったのだけれど、娘にとっては、重大事だったのかも。
なんだか、とても素敵な発見をした気がしました。

・・・なんて喜んでいたら、
この日の夜も、息子は、どうやら、遠くから聞き耳をたてていたようです。
よほど、懐かしいんだなあ。またまた、近づいてきて、
「この本もいいけど、やっぱり、まりーちゃんもいいよね。」と言い出しました。

「ぱたぽんが、ホントかわいそうなんだよねー。まりーちゃん、ほんと空気読めないからさー。」
息子よ、ぱたぽんの名前、覚えてたかー。やるのう。おぬしは。
うーん。でも、『まりーちゃんのくりすます』も、去年、娘に読んで、沈黙が流れた絵本。
何しろ、息子が大喜びしたのは、小学生のときだからなあ。
これは、ちょっと、今年も難しいような気がする・・・。

そんなこんなで、クリスマスの本を読むたびに、あれが面白かった、あれは、どうだとか
息子が言ってくるので、リビングに、クリスマス絵本コーナーを作ることにしました。

 これなら、簡単に、自分で手にとれますからね。

娘も、クリスマス絵本の勢ぞろいに、大喜び。
「これから、クリスマスの日まで、ここの本だけ読むんだ!」と言い出しました。
さあ、今夜は、娘さん、どの絵本を持ってくるかな?
夕方になると、そのことを考えてワクワクします。なんだか、楽しいクリスマス。