ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『くんちゃんのだいりょこう』

2006-03-02 06:14:20 | 息子と読んだ本のこと・絵本

くんちゃんのだいりょこう
ドロシー・マリノ 文・絵 
石井桃子 訳

「え~!また~」と言う息子を説き伏せて読んだ本。
というのも、数日前に、お父さんに読み聞かせてもらったらしいのだ。(私が、仕事の講演会で、寝るまでに帰ってこれなかった日があったので)
我が家のアイドルの一人・くんちゃん。楽しみに借りてきたのに~!と、悔しい母。
そんな訳で、息子が付き合ってくれたのですが・・・

やっぱり、かわいいなあ~くんちゃん。
くんちゃんの世界には、もう脱帽です。くんちゃんの発想も最高!ですが、大人の言葉が、またいいんですよね。

今回は、南にわたる渡り鳥に憧れて、南に旅行したいと言い出す、くんちゃん。
「くまは 冬はねむるものです」と言うお母さんに、お父さんは、「やらせてみなさい」と言うのです。
ここで、ちゃ~んと、くんちゃんを守るヒントをあげるお父さん。
「だが、くんちゃん、かえりみちを よくおぼえておくんだよ。あのおかのうえの 大きな まつの木をめじるしにしてね。」

くんちゃんは、大旅行(といっても、松の木と家との果てしない往復ですが)をしながら、様々なことを考え、感じ、結局、昼寝してから再出発することにし、深い眠りへ。春に目覚めたときには、どんな冒険を考え付くことやら。そんなことを考えると、おかしくなっちゃいます。
母に付き合ってくれた息子は、静かにきいておりました。
本当は、くまはくまでも、プーが読みたかっただろうにね。ありがとう!
くんちゃん、また読もうね!