ぼちぼち日記

大切な日々のこと

1月

2013-01-30 17:48:08 | 娘と読んだ絵本のこと

おおみそか、元旦、3日と仕事だった為、わさわさと、忙しく迎えた2013年。
忙しく迎えたせいか、そのまま、一気につっぱしった一月でした。


お正月、仕事の合間に、お互いの実家に挨拶に回るという忙しさだったので、三連休は、ゆっくりと
スキーに行こう!とはりきったら、今度は、大雪で渋滞に巻き込まれ、人生初の24時間車中という
恐ろしい体験をしました。

雪の中の立往生とか、今まで、ニュースの向こうの他人事だったけれど、誰にでも起こること
なんだなあと実感。何より怖かったことは、山の中で、ガソリンがなくなるかもしれないと思ったことと、
どうして、先に進まないのか(渋滞の先で何が起こっているのか)理由がわからないことでした。
息子くん、中学時代から続けてきた皆勤賞を、こんなことで駄目にしちゃった。ごめんね。


お仕事も、4月から、娘がお腹にいた頃に勤めていた障碍者施設に戻ることになり、そのための手続き
に、あたふた・・・というか、心が、揺れる数週間でした。
アラフォーと名乗ることすら許されなくなるお年頃ゆえ、迷いに迷いました。

やれるかな?いや、今しか挑戦できない! の堂々巡り。

「大丈夫。」不安な私の気持ちを察して、以前の職場の仲間がメールをくれました。
今のパート先の上司に退職を申し出たら、「駄目だったら、いつでも戻ってきていいから、頑張って。」と
この先のことも励ましてくれ、申し訳ないやら、嬉しいやら。。。
私は、いつでも、良い上司や仲間に恵まれます。感謝、感謝、感謝。

って、ゆっくり言ってもいられなくて、学童保育の見学に申込みにと、こちらも悩みました。

息子のときは、悩むことなく市の学童だったけれど、今は、民間が充実しているんですねー。
毎日、学校にお迎えに来てくれるし、6年生まで受け入れてくれるし。
若い指導員さんは、子どもとマジ!?ドッジボールしていて、とても、楽しそう。
でも、「お友達と一緒が良い」と言う娘を尊重して、市の方に申込みをしました。
小さいながらも、しっかり、自分の意見を主張する娘のたくましさ・・・です。

そんな、はちゃめちゃな1年のスタート。
それでも、娘と絵本を読む時だけは、ゆっくりと時間が流れているような気がした1月でした。


「いろいろ1ねん」 レオ・レオーニ 谷川俊太郎・訳

この作者の描く絵本は、どうも、「教訓」じみていている気がして得意じゃないのだけれど、この本だけは
何の偏見もなく、大好きです。
子どもの頃、小学校の桜の木が大好きだったなあって、思い出す。

 「ぺんぺんぐさのふゆとはる」山根悦子

幼稚園での定期購読本。
ほとんど読まない月もありますが、これは、はまりました。
小さい頃から、雑草を摘み摘み散歩していたせいでしょうか。
親子で、「ロゼット」という葉の形を覚えたよ。なんだか、嬉しい44歳。人生、死ぬまで勉強やね。

「のはらうた」 工藤直子


ある夜、娘が、
「ねえ、元気かい?」って質問して!と、何度もせがみました。なんだそりゃ?と思いつつ、
「元気かい?」って言うと、「元気、ぴんぴん!」と、嬉しそうに娘が答えます。
何度もやってるうちに、母、ようやく、『のはらうた』に、同じフレーズがあったことを思い出しました。
「それ、へびいちのすけじゃない?」と聞いたら、娘さん、目をキラキラ輝かせて、
「そうだよ!先生が読んでくれたの!持ってる?持ってるの?」と。
残念ながら、我が家には、へびいちのすけくん以外の本が二冊。

そしたら、娘さん、図書貸し出しの日に、先生にお願いして、教室の本を貸してもらってきました。
「あったよ!あったよ!」と大喜びで帰ってきて、本を片手に、一人で声を出して読んでいました。
貸してもらって良かったね。

十二の月たち」 ボジェナ ニェムツォヴァー 作・ 出久根 育 訳

子どもの頃に読んで、ものすごく印象に残っている本。
娘に読む日を楽しみにしていました。面白かった。内容も、ほぼ、覚えていた通りでした。
娘さん、いじわるな娘の意地悪さ加減に、超・憤慨していました。
子どもの頃の私は、ちっとも、そこには想いが残らなかったんだけどな。面白い!
でも、私が読んだのは、もっと大きくなってからだったから、また来年読んだら、違う娘と
出会えるのかもしれません。それも、また楽しみ。

アンデルセンの「雪の女王」も、ものすごく印象に残っていて、いつか読みたいと思っている絵本。
この本を借りるとき、一緒に借りようか迷って、来年以降のお楽しみに残しておくことにしました。


 
忙しかったけど、素敵な本とも出会え、ワクワクとドキドキのつまった、充実した一月でした。

って、書きためていたら、昨日、娘が、インフルエンザ!
「忙しい月」の最後を飾りました。とほほ。でも、娘さん、高熱だけど、すごぶる元気印です。