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ぼちぼち日記

大切な日々のこと

小学校・朝のおはなし会 《1学期》

2013-07-20 09:40:44 | お話し会のこと

娘の小学校で、朝のお話し会ボランティアに参加しています。
1学期に、たった2日(2年生からは1日)しか活動日がないのだけれど・・・。
それでも、少ない人数で、無理なく活動するには、調度良い・・・かな。
私のような仕事をしているママには、本当に参加しやすいなと思います。

そんな訳で、2日だけの1年生の1学期の活動記録。

1年生は、長いお話が読めないので、1回(15分)につき、2~3冊を読む形。
一人で読むのは、キツイだろうということで、一クラスに2人で入ります。
一人でないことの、本当に素晴らしいところは、自分が選ばないような本と出会えることと、
大好きな本を誰かに読んでもらえて、自分も素直に絵本を楽しめる!ということです。
どちらの回も、ペアになったベテランママさんが、とても素敵な選書をされたので、私自身も
本当に楽しく参加できました。

初日は、娘の教室で。

①『サンチャイルド・ビックサイエンス だれの おっぱい?』
②『はらぺこ あおむし』

③『ぐりとぐら』

始まる前に、ペアの方と持ってきた本を確認しました。
ペアの方が、物語本(②と③)を用意してきて下さったので、私は、①の科学本を読むことにしました。
最初に、

「おっぱい、飲んでた人?」

と聞いたら、みんな、恥ずかしがって手をあげてくれなかった(笑)けれど、読み始めたら、
ノリノリで、だれのおっぱいかを当ててくれました。
ノリノリになりすぎて、収拾がつかなくなったらどうしようか?というのが不安だったのだけれど、
出てくるのは、知っている動物ばかり。全員一致の正解で、混乱にはなりませんでした(笑)
豚のおっぱいのページは、折り畳みページを広げての実物大。みんな大喜び~♪

「いくつあるか、数えようよー!」

と、一人の子が声をあげてくれたので、1、2、3・・・と数えてみたよ。

ペアの方が読んで下さったのは、絵本の王様2冊。
入学したばかりだから・・・と、きっと、どの子でも知っている、なじみ深い絵本を持ってこられたのでしょう。
その発想が、すてき
この方たちと1年間、読んでいけると思ったら、なんだか、嬉しかった

『はらぺこあおむし』は、お仕事で、何度も読んでいる本でしたが、『ぐりとぐら』は、私も、久しぶりに読
みました。やっぱり、おもしろいね、ぐりとぐら。みんな大好き、ぐりとぐら。
ぐりとぐらの最後のページは、これまた、全一致で「くるまー!」と答えて、大正解でした。

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2回目は、1か月後。娘の隣の教室で。
娘のクラスには、この会に参加されているママが3人もいるので、順番に、違うクラスに入る形です。

①『さんびきやぎのがらがらどん』

②『どんなかんじかなあ』


 ③『しつもん おしゃべりさん』

ペアの方が、子どもと対話しながら読む本を2冊(③と④)選ばれたので、私は、物語絵本を読みました。


「一冊目は、『3びきやぎの がらがらどん』です。」と言ったら、子ども達、口を揃えて・・・
「えー!」「知ってるよー!」

本離れ・・・とか言われていますが、王様の本、ちゃーんと、読んでもらっているのですね。
なんだか、嬉しかったな。・・・・・って、
「えー!」って言われたのに嬉しそうにして、変なおばちゃんだと思われたかも。

娘が怖すぎると言った読み方を封印しようと臨みましたが、一人だけ、読み始めても静かにならない
(隣の子に、しきりに話しかけている子)がいたので、最初のトロルの場面で、

「だーれだー!」

だけ、怖い声で読んじゃいました。もちろん、その子は震え上がって、絵本を凝視。
その後は、その子も、ちゃんと、物語の中に入っていてくれたので、普通に読みました。
何より面白かったのは、男の子が一人、本を丸暗記していたこと。

なんと、最初から最後まで、私と一緒に、ずーーーーーーーーーーーーーっと読んでいました。
読み手を邪魔しようとかいうのではなく、とにかく、口をつくという感じで、ずっと、一緒に読んでいるのです。
それが自然だからか、物語が面白くて入り込んでしまうからか、他の子が、全く気にしていないところが
また、面白かった。がらがらどん、って、すごいね。

②『どんなかんじかなあ』は、私も、何年かぶりに聞きました。
一年生クラスには、ちょっと早すぎる感もありましたが、でも、「どんなかんじかなあ」って言葉が、子ども
達の心に残ったら、嬉しいよなあと思いながら聞いていました。
いろんなことを「どんなかんじかなあ」と、考えてみることが出来たら、素敵だね。


二学期は、何を読もうかな。
私の夏休みの宿題です!


冬のスペシャルお話し会

2006-12-10 16:48:11 | お話し会のこと

図書館でのお話し会。今日は、いつもの「おはなしの部屋」を離れ、図書館の会議室を使っての「冬のスペシャルお話し会」です。
企画のスタートが、ちょうど妊娠初期の不安定なときと重なってしまったので、私は、いつ抜けても良いように、司会のみを担当をさせてもらいました。
あいにくの冷たい雨。お客さんが来てくれるか?心配していましたが、なんの、チラシを手に、たくさんの子どもたちが集まってくれました。よかった、よかった!

プログラムは、
1.テーブル人形劇『ふたりのあさごはん』
2.絵本『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』 間瀬なおかた・著(チャイルド本社)
3.紙芝居『しりなりべら』 渋谷 勲・脚本/福田庄助・画/松谷みよ子・監修(童心社)
4.手遊び『みみずのたいそう』
5.人形劇『はらぺこあおむし』 原作 エリック・カール
6.おしまいのうた 『ここは ここは』


『ふたりのあさごはん』
語りの台本を一人人形劇にアレンジしたもの。
リハーサルで聞いたとき、単調な繰り返しの話だったので、こういう大人数のお話会で、大丈夫だろうか?と思いましたが、やっぱり、子どもたちは、私の想像を超えていました。
新しい食べ物が、出てくるたびに、キラキラと目を輝かせています。朝寝坊をして、猫のご飯をもらうという場面では、クスクスと笑いがもれます。気づかないかなあ~と思っていたのに、ちゃんと、理解しているんだあ。すごいすごい。


『でんしゃでいこう』
図書館が購入して下さった大型絵本。
大型絵本は、元の絵本より良くない作品もありますが、この作品は、大型絵本が、ぴったり!子どもたちは、これを前に出しただけで「うわあ~!」と歓声をあげてくれます。最後の最後まで、絵本に釘付けの子どもたち。なにしろ、トンネルが本物みたいですもんね~!雪の野原で、うさぎさんを見つけてくれた子もいました。
今回、二人の読み手が、行きと帰りにわかれて読みました。それから、電車の音は、リードをとらない方が担当しました。大きな会場だったので、アクセントがついて、なかなか、良いアレンジ方法だったかも!

『しりなりべら』
昔ばなし。同じような話が、他からも、色々と出ていますが、最終的に、これを選びました。絵に勢いがあって、ユーモラスで、、、今回のような大きなおはなし会では、とても映えました。最初の場面で、早速、バックの色を指して、「あ~!ピンクだあ~!」と声をあげている子がいました(笑)。そうそう、このピンク。目にとびこむよね~。
読み手の方が、本当に素敵な声の持ち主で、もう、その声をきけただけで興奮してしまいます。娘っこのオナラの音なんて、何度も聞いている私ですら、笑い出さずにはいられません。昔語りをやらせたら、彼女にかなう者ナシという感じ。私も精進しなければ。

『手遊び・みみずのたいそう』
今回、始めてスペシャルに出演するリーダー役が、「緊張して上手く出来そうにない」と言うので、司会の私が、その場に残り、子どもの声を代弁する形でフォローしてみました。
人差し指を曲げたり伸ばしたりするだけという、いたって単純な手遊びですが、これがまた、両手でやると難しいのです。「あれ~!うまくできないよ~」「よし、今度は、うまく出来そうだ。」「がんばるぞ~!」と、合いの手を入れながら、実は、かなり真剣に取り組んでしまいました。これは、おもしろい!

『はらぺこあおむし』
お話し会の承諾を得るために、写真をとったり、長いお願い文を書いたりと、人形劇制作者は、かなり頑張って出版社と交渉したようです。
特に、ちび青虫くんの動きは、ユーモラスで可愛らしく、子どもたちの心を一瞬で惹き付けてしまいます。そして、ちょっと大きくなった青虫くんが、お腹をこわして泣いてしまう場面では、思わず笑いが。動くのは青虫くんだけ。物語は、ステージ横に座った朗読者が、絵本を朗読する形で進みます。
絵本の物語を人形劇にすることには、賛否両論ありそうですが、私は、人形劇がきっかけで、また、絵本の中に、違う魅力を発見できるんじゃないかな?と、前向きに考えることにしています。

最後のうたは、いつものお話し会で歌う「うた」。
なんと、会場から歌の大合唱!うわあ。みんな、いつも見に来てくれているんだね。ありがとう!
演じて全員が、手袋人形をはめ、歌にあわせて、一言ずつ子どもたちに語りかけます。その場、その場の即興の言葉なので、
演じている方も、となりの人形から、何が飛び出すかとハラハラドキドキ。
なんと、アンケートで、一番良かった演目が、この歌だと書いた子がいました(笑)。喜んでいいやら?悪いやら?
でも、お話し会のテーマソングのような歌なので、それだけ、好きでいてくれるんだと、素直に喜ぶことにします。

練習にも殆ど参加せず、本番の美味しいところだけを頂いてしまった感のある私ですが、参加させてもらえて、本当に良かったです。
子どもたちの笑顔には、いつも元気をもらえます!ありがとう!


読書フェスタ

2006-04-22 22:05:19 | お話し会のこと

図書館イベント『読書フェスタ』でのお話し会。
第一部が幼児向け、第二部が小学生向け、という構成で、私は、第一部の方に参加。お供の手袋人形の『かっぱくん』と一緒に、司会を頑張りました(なかなか愛嬌のある顔で気に入っています)。

プログラムは・・・
1.『ここは ここは』  手遊びうた
2.『なにしてるの』   なかのひろたか・作(紙芝居)
3.『ルラルさんのにわ』     いとうひろし・作
4.わらべうた  「ずくぼんじょ」「おふねが ぎっちらこ」
5.『おむすびころりん』   (紙芝居)
6.『ころ ころ ころ』    元永定正・作
7.『でてこい でてこい』  (オリジナルのペープサート)
8.『ここは ここは』   手遊びうた

正直、司会は得意。
問題は、例の苦手な絵本『ころころころ』でした。
一時は、感情豊かに!というプレッシャーに、押しつぶされそうだったのですが、ブログで、みなさんにアドバイス頂き、心が楽になりました。(本当に・・・つかえていたものが消えていくかのようでした)

子どもたちとの駆け引き、あったかい読み口。そんな民話の語りスタイルに惹かれている。
うん!それでいいじゃない!それが、私の楽しみ方なんだから。

何故か、うなずきながら見ている子。「ころころころ~」と、一緒に繰り返してくれる子。「ころころころ」ただ、色球が転がっていくだけ。なのに、どうして、こんなに子どもを惹きつけるんだろう?
改めて、この本の不思議を感じつつ・・・楽しく、読み終えることが出来ました。

図書館に親しむイベントということで、他にも、わらべうた、ペープサートなど、子どもと一緒に作り上げる作品を多くしたこともあり、「お話しの部屋」は、大きく盛り上がり、後ろで見ていたお母さんたちの笑い声が響いたことも、なによりでした。
おかげで、間に入れた物語性の強い作品が小さい子どもをも惹きつけ、プログラムとしては、成功だったかなと思います。

子どもたちに、本の素晴らしさを伝えたい。そんな想いばかりが先行し、ついつい、子どもと一緒に楽しむという基本を、忘れてしまいがち。
絵本って、こんなに楽しいんだね。
子どもたちに、改めて教えてもらった気がします。


『ころころころ』

2006-04-01 12:28:31 | お話し会のこと

『ころころころ』
作・絵: 元永 定正


4月下旬に、わが町の図書館では、図書館主催の読書フェスタが行われます。
私の所属する読み聞かせボランティアの会に、参加依頼を頂けたので、私は、
幼児の部で参加することになりました。

その中で、私が読むことになったのが、この『ころころころ』。
正直、字の少ない絵本は、読むのが苦手。ふられたときも、「出来ません」と断った
程だったのですが・・・これも勉強かと思って、結局、引き受けてしまいました。

が、いくら練習しても、なかなか、自分の『ころころころ』がつかめないんです。
さかみち、でこぼこみち・・・色々な道を「ころころころ」と転がっていく色だまたち。
まずは、普通に読んでみる。次に、声色を変えて。次に、アクセントを変えて。
う~ん。イマイチだなあ。

あと二週間。ぼちぼちと、練習したいと思います。


図書館での『おはなし会』

2006-01-27 15:22:12 | お話し会のこと

一ヶ月ぶりの図書館での『おはなし会』。
天気が良かったので、お客さんは少ないかな~と思っていたのですが、寒いせいでしょうか?
小さなお話しの部屋が、一杯になる位のお客さんの数でした。
プログラムは・・・

1.ここは、ここは(手遊び)
2.『おおきくおおきく おおきくなあれ』 まついのりこ 作 ・童心社
3.『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん 作 ・こぐま社
4.ケーキをつくろう(手遊び)
5.『てのなかなーんだ? 』きうちかつ 作 ・ やまうちふじえ 絵
6.手袋人形の作り方紹介
7.『このゆきだるま だーれ?』 岸田衿子 文 ・山脇百合子 絵 ・福音館
8.『まんまるちゃん』(パネルシアター)
9.ここは、ここは(手遊び)

私は、『しろくまちゃんのほっとけーき』と『このゆきだるま だーれ?』。それから、覚えたての『ケーキをつくろう』の手遊びうたと、『まんまるちゃん』のパネルシアターを担当しました。

『ケーキをつくろう』は、リトミックの教材にのっていたものを、職場で(組んで仕事をしている指導員と)勉強したのです。
「ケーキをつくろ~!ケーキをつくろ~!小さな(大きな)ケーキを~!」とうたいながら、手のひらにのっているハズのケーキに、クリームをぬったり、いちごをのせていきます。

仕事では、重度の障害の方に対して行うので、職員が、リズミカルに利用者の方の身体を触っていく形でやりましたが、ここでは、まさにリトミックの教科書通り。
教科書通りにやる方が緊張するというのは、なんだかおかしい話なんですが・・・
障害のある方と一緒に歌う経験の方が長いので、仕方ないですね。

お母さんに、大きなケーキを作ってあげるシーンでは、恥ずかしくてあげられない子が一人いましたが、私が、代わりにプレゼントしたら、嬉しそうに笑っていてくれて、こちらまで嬉しくなってしまいました。
プレゼントをもらったお母さんが、モグモグとおいしそうに食べてくれたおかげ。
本当に、お客さんたちに育ててもらっているなぁと実感します。

子どもたちの笑い声のおかげで、寒さも少し緩んだようでした。


小学生のためのおはなし会

2005-12-29 18:12:14 | お話し会のこと
昨日、息子が旦那の実家にお泊りに行きました。
私は今日まで仕事だし、旦那は31日まで仕事。
せっかく、(息子を)首を長くして待っているおじいちゃんとおばあちゃんがいるのに、学童に行かせるのも可哀想だろうということで、そういう計画となりました。
そんな訳で、毎晩の読み聞かせもお預け。

今日は、クリスマスイブに図書館で行われた『小学生のためのおはなし会』の様子を書きとめておこうかと思います。
小学生への読み聞かせは、自信がなくて、今まで参加していませんでした。
ところが、担当の先輩から、用事があるので代わってほしいとの相談を受けたのです。
小学生への読み聞かせをしている方のブログを読んで、やってみたいという気持ちが、心の奥底でふつふつと湧き上がっていた時だったので、「いいですよ。」と、ひとつ返事でOKしてしまいました。
調度、クリスマスイブがその日に当たったので、クリスマスにちなんだ本を読もうということになりました!

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1.『まりーちゃんのくりすます』フランソワーズ 文・絵 / 与田準一 訳
               (岩波書店)
2.『ながれぼしをひろいに』筒井 頼子 文 /片山 健 絵 (福音館)
3.わらべうた 『うえみれば』
4.『ちいさなもみの木』マーガレット・ワイズ・ブラウン作/
            バーバラ・クーニー絵 /上条由美子 訳(福音館)
5.テーブルシアター『もみの木』

私は、我が家の定番『まりーちゃんのくりすます』を読みました。
まりーちゃんと羊のぱたぽんの会話が、なんともユーモラスな絵本。
息子が、大笑いして聞いていた本だったので、熱心な眼差しできいていてくれた小学生たちに、ちょっと戸惑ってしまいました。
Y先輩の『ちいさなもみの木』は、とても素敵なお話です。
ただ、歌う場面がたくさん出てくるので、私には、ちょっと読めないかなぁ。

同じくY先輩のわらべうたは、
『 うえみれば むしっこ
  なかみれば わたっこ
  したみれば ゆきっこ 』
というもので、これは、雪が降ってくる様子をうたったものだそうです。
上を見上げれば虫のように見えるよ、目の前で見れば綿のようだよ、下に積もったものを見ればゆきだよ、と・・・。
そう言われれば、そうだわ!と、思わず手がのびてしまった私。
雪をつかまえたくなっちゃいました。
昔は、関東でも良く雪が降ったものです。

最後のS先輩のテーブルシアターは、もみの木のそばに動物たちが家を建てて、仲良く暮らすお話。
夜になると(電気を消すと)、もみの木に仕掛けられた豆電球が光って、とてもキレイ!最後をしめてくれました。

小学生のためのおはなし会。
初挑戦の日は、先輩たちのおかげで大成功でした!




おはなし会

2005-12-14 06:49:46 | お話し会のこと
昨日は、病院でのおはなし会。
院内は、感染症が流行っているようで、各部屋を回ることになった。

入った部屋は、特に感染症にかかって欲しくない子どもたちの部屋。
私たちは、菌を持ち込まない為のガウンを着てのおはなし会となった。
起き上がってきいてくれていたのは、2名。
他、重度のお子さんは寝たまま、たぶん、きいていてくれたと思う。

1.紙芝居『ぞうさんのすべりだい』いもとようこ 
2.パネルシアター『まんまるちゃん』
   ★来年から新病院に移転するので、引越し荷物と一緒にパネルが新病院
    へ。仕方ないので、手に持って演技しました。
    ゲーム感覚のパネルを持っていったので助かった~
3.絵本『しっぽしっぽ』 くれたにゆき・文 / 三沢厚彦・絵
4.手遊び『ここは ここは』

「おしまい!」で、おはなし会は終わったのだが、熱心にきいていた一人の女の子が「もっと、読んでよう。」「絵本を読んでよう。」と泣き出してしまう。
これまでも、各部屋をまわったことはあったが、面会の人がいたり、看護婦さんや助手さんが一緒にきいていてくれたので、「おしまい」と言えば、そこで終わりにできる雰囲気だった。
私たちは、ただの楽しみを提供する人でいられるからだ。

しかし、今日は、看護婦さんがみんな、パタパタと忙しそうに小走りで動いている状態。病室には、私たちと子どもたちのみ。
どうしても、次の部屋に行くことができず、結局、その女の子と、おもちゃで遊びながら参加してくれていた男の子に、それぞれ本を読んであげることになる。

私が女の子に。先輩が男の子に読むことになった。
女の子は、まだ2歳だが、とてもしっかりしていて「ねえ、クリスマスの本読んでよう。」とリクエスト。
ひぐちさんの『クリスマスおめでとう』(こぐま社)を読んであげると、うれしそうにきいていた。
他に1冊と、わらべうた『いっぽんばし』を楽しむと、満足した様子。
そこに、タイミングよく、お薬を持った看護婦さんが入ってきてくれて、バイバイすることができた。

院内保育の重要性をつくづく考える。本当は、そこを改革したかったんだ(重要性を訴えていきたかった)
読み聞かせボランティアが楽しくて、すっかりハマッているけれど、
「どうにかしたい!」という、あの時の気持ちを忘れてしまっていないか?
でも、無力な私に何ができるんだろう。
悶々としながら帰ってくる。

この病院は、2歳だった私の娘の最後を看取ってくれた病院です。


おはなし会・冬のスペシャル

2005-12-05 20:00:25 | お話し会のこと
おはなし会サークルで『冬のスペシャル』を企画しました。
これは、いつもの『おはなし会』とは違い、お楽しみ企画みたいなもの。
先週の土曜日が、その企画の日でした。
何回も練習を重ね、ようやくの本番です。
場所は、(いつもの)『おはなしの部屋』ではなく、図書館会議室。

プログラムは、
①パネルシアター『まんまるさん』 (作詞・作曲 古宇田亮順)
②大型絵本『ねずみくんのチョッキ』(なかえよしお作・上野紀子絵)
③わらべうたあそび
④ペープサート劇『おだんごぱん』(ロシア民話)

私は、パネルを一人で担当するという大役を頂き、もうドキドキものでした。
実は、大きなスペシャルおはなし会に参加するのは、はじめての体験。
仕事で大勢の子ども達の前で話すことがあるとはいえ、お母さんたちと一緒に着席した小さな観客たちを見たら、か~っと頭が熱くなってしまい、どうなることかと思いました。
おまけに、思った以上に小学生が多かったので、さらにドキドキ。
それでも、子どもたちの笑顔を見たら、なんだか妙に冷静になっちゃって、ノリノリで演じてしまいました。

その他は、わらべうたでかっぱくんの役、ペープサートでは、おだんごぱんに逃げられるウサギの役を担当しました。
ペープサートの『おだんごぱん』は、オリジナルのうたが満載のミュージカル風。
民話なので、著作権問題がないということで、自由に演出して楽しみました。
子どもたちは、大喜び。
演じているこちらも、楽しくて大喜び。

うちの息子は、Y先輩作詞・作曲の『おだんごぱん』の歌を、2日たった今朝も歌っていました。
憎まれ口は一人前ですが、やっぱり、まだまだかわいいですね~。
当日は、あんなの絵本で何度も読んでもらってるよ!と、鼻で笑っていたくせに!!

おはなし会

2005-11-26 07:54:19 | お話し会のこと
昨日は、図書館での『おはなし会』。
児童カウンターの横にある『お話の部屋』には、小さな観客が3名とお母さんが三名。
お客さんが少ない金曜日にしては、なかなかの入りでした。

金曜日の第4週が当番のメンバーは、私と他に先輩二人なのだが、昨日は、他の二人が病気でお休み。
助っ人の先輩Wさんと二人でのおはなし会となった。
この先輩の声は、本当に素敵で、うっとりしちゃうのだ。でも、あの声だけは手に入れられないからな~。
本当に、自分の声が嫌になっちゃう。私の声って、こもってるんだよね。

さてさて、おはなし会のプログラム。

1. ここは ここは(手遊び) ★二人で
2. おおきくおおきくおおきくな~れ(紙芝居) / まついのりこ 作・童心社
3. ちゅーちゅーこいぬ(絵本) / 長新太 作 ★私の担当
4. げんこつやまのたぬきさん(手遊び)
5. おおきなかぶ(絵本) / 内田莉さ子・再話・福音館
6. 山のワルツ(パネルシアター)  ★二人で
7. ぐりとぐら(絵本)/ 中川李枝子 文・大村百合子 絵・福音館 ★私の担当
8.10円いれて どぼーん!(手遊び)
  ○かいて×かいて(手遊び)
9.ここは ここは (手遊び) ★二人で

1歳、2歳、3歳の子どもたち。
年齢は小さいのだが、よく読み聞かせしてもらっているのか、熱心に聞いていてくれる。びっくり。
そんな訳で、今月の、勉強会のテーマ本『ぐりとぐら』にも挑戦してみた。
(2ヶ月に2冊、テーマの絵本が決められていて、読み方や導入の仕方、子どもの様子など、定例会で話し合えるようにしている。)

さすがに、1歳の子は、うろうろと歩きだしてしまうが、たまごを見つけるシーンや、森の動物が集まるシーンでは、私の声を頼りに、絵本の前に駆けもどってきて、「たまごだ~」「あ、ぞうさん食べてる。」と楽しそう。
こういうのって、とてもうれしい。

この子が、最後の「けちじゃないよ ぐりとぐら」に、とても反応してくれる!
息子もここが大好きだった。
有名なぐりぐらの歌じゃなくて、なぜか、このフレーズが好きで、何回も言わされたっけなあ。うふふ。

わらべうたは、先輩が、親子でやれるものをチョイス。
私は、ゲーム感覚で遊べるものしかやれないので、参考になる。
病院と違い、図書館は、お母さんと一緒に聞くのが基本だから、これからも、そこを大切にしたプログラムを作りたいなと思った。

『ねこ はしる』

2005-11-16 14:32:56 | お話し会のこと
『ねこ はしる』
工藤直子・文/保手浜孝・絵/すずき出版・刊
 

今日は、読み聞かせボランティアサークルの定例会!
この定例会では、一ヶ月の活動報告など、事務的なことを話したあと・・・勉強会というものがあります!これが楽しみ!
これは、その月の担当のメンバーが、自分がお勧めする本を一冊持ってきて、みんなに読み聞かせをして紹介するというもの。
知らなかった絵本、自分では手にとらないであろう絵本と知り合えるチャンス!
実は、有名な絵本作家・長新太さんや、鈴木コージさんを敬遠していた私に、読んでみようかな・・・と思わせてくれた、大切な会なのです。

今日は、いつもの勉強会の前に、サークルで購入した紙芝居を読むという企画があり、先輩のSさんが読んでくれました。
『ねこはしる』
私の知っている、工藤直子さんのほのぼの路線とは、全く違う一冊。・・・ん、でも、根底は一緒なのかもしれない。

おちこぼれの猫ランと、魚との固い友情。しかし、母猫が、子猫たちに猫として生きていく術を教えてきた最終課題として選んだのが、「魚を捕らえる」だった。
最近では、アニメにもなった『あらしのよるに』があるけれど、本来、敵味方同士の友情についてのお話。
恥ずかしながら、『あらしのよるに』を読んでいないので、そちらがどういう結末なのかは知らないが、この『ねこはしる』の結末は、とても切なく、でも、ズンズンと胸に響いた。
泣き虫の私は、案の定、泣き出してしまった。こんなんじゃ、私には、読めないな・・・本当に、この涙腺、どうにかならないかな・・・

紙芝居にしては、かなり長いので、小学生向きの紙芝居。
息子に、是非、聞かせてあげたいお話だ。


おはなし会

2005-11-10 05:18:15 | お話し会のこと
昨日は、月に二日だけ行っている、読み聞かせボランティアグループの活動日。
なので、お仕事をお休みして(非常勤なもので、平日も休めるの)
グループS先輩と二人で、某病院の小児科に行ってきた。
いつもは、プレイルームで行うのだが、病棟内で風邪が流行しているとかで、各部屋に出張という形となった。

まずは、小さな子どもがたくさんいる部屋。プログラムは・・・


1.手遊び歌 『はじまるよ はじまるよ』
2.紙芝居 『どんぐりころころ』(鶴見正夫・文/ながよしかよ・画
                              /教育画劇)
3.絵本 『おおきなかぶ』(A・トルストイ再話/内田りさこ訳
                        /佐藤忠良・画/福音館)
4.パネルシアター 『だいこんさんとにんじんさんとごぼうさん』
5.手遊び歌 『ここは ここは』

面会のお母さんが、こちらに合わせて歌ったり、驚いたりと、子どもと一緒に
楽しんでくれた。思わず、こちらもノリが良くなってしまう~。
こういうのって、本当に、心が和みます。
パネルシアターは、先輩の語りのすごさに感心。昔話は、とてもかないません。

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次の部屋では、小学生の女の子が読みたがった本を中心にプログラム。

1.手遊び歌 『はじまるよ はじまるよ』
2.紙芝居 『どんぐりころころ』
3.絵本 『もりのかくれんぼう』(末吉 暁子・文/林 明子・絵/偕成社)
4.手遊び歌 『ここは ここは』

小学生の女の子の他は幼児さんばかりだったのだが、女の子が、ものすご~く!
絵本好きな明るい子で、みんな、つられて物語に引き込まれていた。
なにしろ、彼女が、リクエストした『もりのかくれんぼう』は、小さい子には、
少々長目の話なので、心配していたのだが・・・全く問題なし!
特に、年少さん?と思われる女の子が、「みつけた!」「いた!」と、大喜びで
指さし!最初から最後まで、集中して聞いてくれた。驚き!

ここを訪れる度に感じるのだが・・・
婦長さんが、子どもたちの病気だけでなく、心のケアにも熱心な方なので、こち
らもやりがいを感じられるのが嬉しいな。

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それにしても、紙芝居の『どんぐりころころ』は、意外にヒット作品。
当日の朝、私が「どんぐりのわらべうたがやりたい。」と言ったのをきいて、
先輩が、見つけてくれた紙芝居だったのだけれど。
これ、秋のおはなし会の定番・紙芝居になるかもしれません。