ぼちぼち日記

大切な日々のこと

足を運んでみませんか?

2008-02-28 11:39:26 | つぶやき

埼玉県内の小学校を中心に、宮沢賢治の朗読をしている叔父が
今年も、朗読会を開きます。

「やすゆきの朗読・イーハトブの風」
日時:3月16日(日曜日)午後15:00~15:50
場所:入間市中央公民館

これは、ドラマフェスタin入間(→)の鑑賞の広場のステージの一つ。
この催し物は、毎年行われているようで、
市内外で活躍している演劇、語りなどの個人・団体が、参加するイベント
のようです。鑑賞のほかにも、色々なワークショップが、あるらしい。
近くだったら、通いつめていただろうに・・・残念!

「やすゆきの朗読・イーハトブの風」は、
今年は、朗読だけでなく
「ざしき童子(ぼっこ)のはなし」を 語る そうです。
朗読は、「雪わたり」。(詳しくは→

イーハトーブ語で育った伯父の朗読を聞いていると、イーハトーブの森に
いつの間にか迷い込んでしまったような、そんな感覚におそわれます。
本当に、不思議な感覚なのです。

「ざしき童子(ぼっこ)のはなし」は、私は、全く知らないお話。
聞いてみたかったのだけれど、残念ながら、今年は、行けそうにありません。
賢治のお好きな方、
お時間のある方、どうぞ、足を運んでみませんか?


『豚の死なない日 』

2008-02-27 11:29:19 | わたしの読書

『豚の死なない日』
ロバート・ニュートン・ペック(著), 金原 瑞人(訳)

生きるとは、どういうことなのか?
人間の誇りとは?豊かさとは、何なのか?
この本を読みながら、何度も繰り返し、自分に問い続けた。

この本を読んでいた数日間は、何をしていても、この本のことが、頭の隅から離れなかった。
自らへの問いも、その理由の一つだけれど、
狩のシーンやイタチと犬の殺戮シーンの描写が、あまりにもリアルで衝撃的で
本を閉じてからもなお、そのシーンが頭から離れなかったというのも、理由の一つだ。
豚の交配シーンもそうだが、ここまで生々しく描写する必要性があるのだろうか?
そう思わずには、いられない。正直、子どもに勧めるのに躊躇してしまう程だ。
けれど、すべてを読み終わった今、
その場面も含めて、この物語の素晴らしさに胸を打たれている。

特に、主人公の少年が、可愛がって育ててきた豚を父親と一緒に解体するシーンは、
あまりの衝撃と残酷さに、何度も、目を逸らしたくなった。
少年と一緒に嗚咽しながら、心で叫んだ言葉。
目を背けてはいけない。これが、生きるってことなんだ・・・

人間は誰でも、何かの犠牲の上に生きている。
現代社会においては、犠牲に目をそむけ、気づかないで暮らしていくことは、
容易いことかもしれない。
でも、私たちの足元に「犠牲」があることは、隠しようのない事実なのだ。
その事実を知ってこそ、本当の意味で、生きていることに感謝できるのではないか?

学校では教えてくれない、魂の奥深くの問題について、教えてくれる・・・
もしくは、問題を投げかけてくれる一冊。
胸に強く、強く響いた一冊だった。
心が、強く、強く揺さぶられた一冊だった。
いつか・・・息子にも読んでほしいなと思う。
それが、中学生なのか、高校生なのか、その後なのかは判らないけれど。

そして、この本を受け入れられる心、真正面から受け止めることが出来る心を築くことが、
親として、今、子どもにしてあげなくてはいけないことなのかな、と、思ったりもした。


『ツバメ号とアマゾン号』

2008-02-23 20:14:33 | 息子と読んだ本のこと・児童書

ツバメ号とアマゾン号』
アーサー・ランサム 岩田 欣三・神宮 輝夫訳

毎晩、少しずつ読んできた本。ようやく、ようやく読了です。

海(湖)に出るまでは、なかなか、本の世界に入り込むことが出来ず、
あくびばかりだった息子くん。
ツバメ号の乗組員たちが無人島にキャンプを張った頃から、一気に面白くなってきたらしく、
アマゾン海賊が現れた頃には、もう、夜の「読み聞かせタイム」を待つことが出来ず、
自分で読み始めてしまいました。
大人でも腰がひけるほどの細かい字と分厚さなのですが、全く、気にならない様子。
中学年向きの本ですら、「字が多い~」と文句ばかり言っているくせに、何でしょうか?
読み聞かせは、その時点で、やめても良かったのですが、息子が、それはそれで
読んで欲しいと言うので、そのまま読むことに。
一日中、ツバメ号漬の息子くんなのでした。

おかげさまで、読了した時には、息子は、息子の旗を持っていました。
『ヤマタカ号』が、彼の旗の名前。図鑑で見つけたヤマタカがシンボルです。
母さんも!というので、私は、『南極号』にしました。
南極大陸の形をとった旗がシンボルです。
自分の旗を持つって、なんだか、嬉しいものですね。
いつものように、二人それぞれの「もしもノート」に記入。これが、また楽し。
問題なのは、二人ともボートにのったことがないこと・・・・・かな。

息子くん。すでに、心は、二巻へと向かっています。
そんな訳で、六年生の進級祝いは、『ツバメの谷』に決定!4月が楽しみだね。
少年の頃にこの本と出会い、船医になったり、環境保護のお仕事についたりする人もいるのだとか。
柔軟な心って、すごいな。
私も、小学生か中学生に戻って、この本を読んでみたいよー。くやしいなー!
とにもかくにも、息子くんが小学生のうちに、この本を読むことが出来て、本当に良かった。
この本を教えてくれた、ことり文庫さんには、いつものように、感謝・感謝なのです。


『見知らぬ町ふしぎな村 』

2008-02-22 16:29:15 | わたしの読書
『見知らぬ町ふしぎな村』 安房 直子(著), 北見 葉胡

日ごとに暖かくなっているなと感じる、今日この頃。
毎日、ようやく風邪が治った娘をつれて、散歩に出かけています。
近所をぐるぐる回り、今日は、売り出し中の分譲地街を偵察!?しながら帰ってきました。
全部売れたら、90戸も建つのだとか。今は、まだ何も建物がない、その場所に立って、
これからどんな家が建つのだろうと想像してみました。
ついこの間まで野球場だったこの場所に、いったい、どんな街ができるのだろう。

そんな不思議な気持ちを引きずったまま、知らない道を選んで進む散歩。
もしかしたら、いつのまにか、知らない町に迷い込んでいるかもしれない・・・
そういう感覚が昔から大好きで、一人旅に出ると必ず、知らない町をグルグルと廻ったものでした。
(そのまま迷子になって、ホテルに帰れないことも多々・・・)

だからこそ、この本の題名に、強く惹かれました。
残念ながら、一巻ほどは、のめり込むことが出来ませんでしたが、その異空間は、
私も、いつだって、そこに行けるのではないか?という気持ちにしてくれます。
少々、猫に頼りすぎている?という気もしましたが、それを差し引いても、やはり
安房さんの世界は素敵です。
とくに、美味しいお話が多かったのが嬉しかったな。
「うさぎやのひみつ」は、ちょっと怖いけれど、一度、夕飯を頼んでみたいという
気持ちを抑えることが出来ませんでした。
でも、アクセサリーが苦手で、結婚指輪しか持っていない私だから・・・どうしましょう。
うさぎは、アクセサリーで御代を集めるのです。持っていなかったら、やっぱり・・・・・

お雛さまがやってきた

2008-02-21 13:31:15 | つぶやき


我が家に、お雛様がやってきました。
息子が赤ちゃんの頃は、「何十万もする人形を買う」という文化に、疑問と憤りを感じていて、
団地で部屋が狭いことを理由にして、断固、五月人形を買うことを拒否していました
「所詮、江戸時代から始まった文化じゃないか!」と鼻で笑ってみたり、
「お人形がなかったら可哀想。」と言われることにも、かなりの嫌悪感を抱き、
じゃあ、雛人形がなかった私は、可哀想だったのか!と心の中で、噛み付いたり
そんなだから、みんながみんな、同じおもちゃを持っていないといけない風潮になるんだ!
と、子どもを取り巻く環境を批判してみたり

青い。どうしようもなく青かったな、私
若いといっても、息子を産んだのは、もう、20代後半だったのですが・・・
しょうがないですね
今年、とうとう、○才になる私。
だいぶ、だ~いぶ、大人しくなったようです(大人になったようです)。
なんと、勧められるがまま、娘のために、10万円近くする雛人形を買いました。

買うと決めたら、全部揃っているほうが良いと、30万円近いお雛様を買おうか?と、
舞い上がっていたのですが、いやいや・・・と思いなおし、親王雛を選びました
気に入った、原孝州作のお人形たちです。
こんな風に、作家さんが手がけたお人形を手に入れようと思った気持ちの裏には、
『りかさん(梨木香歩)』を読んだせいも、あるでしょうか。

お人形を見ていたら、
息子のために作った、フエルトの五月人形を思い出しました。
息子と一緒に、折り紙で、毎年、毎年、お雛様を作ったことを思い出しました。
それが、お金を出して買ったものであろうと、布や折り紙で作ったものであろうと
結局、大切なのは「心」なのだと、ようやく気づいた私です。
(以前は、後者の方が大切だと思っていましたが)

私とは、違う価値観だったとしても、
おじいちゃんやおばあちゃんにも、孫を想う気持ちがあるのです。
子どもを教育していく上で、妥協できない部分は、もちろんあるけれど、
妥協して良い部分も、あったはずでした。
何を、あんなにこだわっていたのだろう?
年をとるって不思議です。
でも、折り紙をおってお祝いする幸せを手放してしまうのは、できそうにないから、
やっぱり、息子と折り紙も折るつもり。

子どもの健康と幸せを祈る行事。
大切にしていきたい、季節の行事です。

『アバラーのぼうけん』

2008-02-18 11:34:10 | 息子が一人で読んだ本

『アバラーのぼうけん』 クリアリー作 松岡享子訳

とうとう、ヘンリーくんのシリーズも終わりが見えてきました。
この作品では、ヘンリーくんの相棒・犬のアバラーが主役です。そして次からは、ラモーナが・・・
もう、ヘンリーくんが主役の巻がないと思うと、悲しくてたまらない母ですが、
息子は、あまり気にしていないのか?もしかして、気づいていないのか?(ありえる
いつものように、楽しく読んでいきました。
でも、なんと、パパが一番に読み終わったのです!
パパ、どうしちゃったのー。活字を読むと、頭が痛くなるんじゃなかったのー?

ノミのやつのおかげで、ショッピングセンターで迷子になってしまったアバラー。
必至に、ヘンリーのところに戻ろうとはするのですが、なかなか、戻ることができません。
それでも、持ち前の明るさと前向きな性格のおかげで、アバラーの行くところ、笑顔が絶えず。
さあ、アバラーは、ヘンリーくんのところに帰れるのでしょうか。

私は、風邪ひき娘との長い夜のおかげで、一人だけ、読み始められないでいました。
すると、息子くん
「これ、母さんには、あんまり読んでほしくないなあ。」と。
「なんで?」と聞いたら
「きっと、犬飼いたくなくなるから。」だって。

うっふふー。大丈夫だったよ。
アバラーみたいな犬だったら、いつだってOK!
問題は、うちの小さい人と、君が、もう少し落ち着いてくれたらなんだけど。

さて、次なる「一人で読む本」。
ラモーナを借りてくるまでにと、息子の幼稚園の講演会に、宮川ひろさんが来て下さ
った時に購入した『先生のつうしんぼ』を用意したのですが・・・
息子くん、母と一緒に読んでいる『ツバメ号とアマゾン号』にハマリスギて、
先を知りたくて気が狂いそうだから、と、一人で先に読むことに夢中。
ちっとも、読んでくれません。
『先生のつうしんぼ』は、母が、大好きな本だったんだけどなー。でも、仕方ないね。
読み聞かせも続けて欲しいと言うので、息子は、『ツバメ号とアマゾン号』一色の毎日です。
一分でも時間があれば、読み始めてしまう状況になり、パパが、カンカン
だって、何も手につかないんだもの。
せっかく、パパの本嫌いが治ってきたところだったのに、しっかりしてよ!息子くん!!


『博士の本棚』

2008-02-16 11:07:41 | わたしの読書

『博士の本棚』 小川洋子

小川洋子のエッセイは、ちょっと苦手。
あまりに大人しくて・・・なにか、物足りない気がしてしまうのです。
先日読んだ『物語の役割』は、講演録ということで、その「大人しさ」を
感じないですんだのだけれど、今回は、また・・・・・気になってしまいました。

真面目で、誠実。そんな、彼女の人となりが、嬉しくてたまらない反面
(好きな作家さんが、嫌な人だったら悲しいですもん)
ついつい、「物足りない」と思ってしまう私がいます。
小説での、あのドキドキするような大胆な文章、艶っぽい言葉たち、とのギャップを
どうしても、「つまらない」に置き換えてしまいます。
いや、もしかしたら、小川洋子が好きだから
彼女が「普通の女性」なんだと思えてしまうことが、嫌なのかもしれません。
私は、いったい、何を期待しているのだろう?困ったファンですね。

実は、途中で何度か、「もう、読むのやめようかなー。」と思いました。
でも、最後まで読めたのは、ファン魂と、彼女の本棚に並んだ本の面白さ。
彼女の選ぶ本は、どれも、魔法がかかったかのように輝いて見えます。
彼女の本棚を、一人、こっそり覗いているような快感。
しかも、手にとって、そっと表紙を触っているような快感。
うーん。私って変態。

けれど、このエッセイで、何より嬉しかったのは、
以前から感じていた「小川洋子と村上春樹との接点」について、が、解決したことでした。
『風の歌を聴け』が、暗唱できるくらいだったという話。
机の上には、いつでも手にとれるように『中国行きのスロウ・ボート』が置いてあるという話。
その章を読んだとき(後で、自分のイカレ・加減に笑ってしまいましたが)、本気で、胸が震えました。
本当に、ファンというのは、勝手な思い込みで作者を崇め奉っていて(私だけかもしれませんが)、
作者にとっては、迷惑な話です(笑)

小川洋子の小説(特に、短編)を無償に読みたくなりました。
あの、世界にどっぷりと浸かりたい。そんな気持ちです。


『ヘンリーくんと秘密クラブ』

2008-02-13 15:32:10 | 息子が一人で読んだ本

『ヘンリーくんと秘密クラブ』 クリアリー作 松岡享子訳

息子も4月から6年生。
ついこの間、ピカピカのランドセルをしょって、学校に行き始めたと思ったのに、
最高学年とは!!時間って、本当に不思議です。
息子の成長は、とても嬉しいけれど、
「寝る前の二人の読書時間」のカウントダウンが始まったような気がして、正直、寂しい。
駄目ですね。でも、寂しがっていても仕方ない。
一緒に読みたい本は、まだまだ、たくさんあるのです。

ということで、ずっと読んできたヘンリーくんシリーズには、「一人で読書」の方に、
まわって頂くことにしました。
*なんといっても、テンポが良くて読みやすい。
*その面白さは、今まで、一度も裏切られたことがない。
・・・・というのが、理由です。
その代わり、個々で読みあうという形にしてみました。
やっぱり、本のことを色々話せる方が、楽しいから。そうしたら・・・
なんと、ヘンリーくんならと、パパも参加しました。
最近、ちょっと「本嫌い」が、なおってきたような気がします。うふふ。

そんな訳で、家族全員で読んだ『ヘンリーくんと秘密クラブ』。
どれもこれも面白い。一章とて、面白くない章がありません。
もちろん、ヘンリーは、期待を裏切らない「突拍子もないこと」を思いつき、
ラモーナも、期待を裏切らずに、ヘンリーくんを困らせるし、
(息子曰く)「ムカツク」大人も、今回も、しっかり登場し、ヘンリーを凹ませてくれます。
ムカツク大人に、ヘンリーくんがやられる場面では、
息子くん、読み聞かせしているときと、少しも変わらず、激怒
「まあまあ、これは本だから。」
そんな言葉をかけるのも躊躇する位、我がことのように、荒れていました。
可哀想な、我が家のソファー。いつものように、ボコボコに・・・

でも、ヘンリーくんの良い所は、最後の最後に、大どんでん返し!が、待っていること。
これがあるから、安心して、腹を立てたり、笑ったりできるのですよ。
良かったね、ヘンリー。じゃなかった、息子くん。

それよりなにより、家族で、
「どこまで読んだ?」「あそこ可笑しかったね。」「えー、私、まだ読んでない!」
なんて会話が飛びかう毎日が、最高に愉快だった。
こういう読書って、なんだか楽しいな!
何年間も息子と一緒に本を読んできて、いまさらながら知った、新しい本の楽しみ方でした。


魔の11ヶ月?

2008-02-12 12:33:31 | 赤ちゃん日記~娘さん日記

早いもので、なんと、来月には、1歳。いやはや。なんとも・・・・びっくりデス。
風邪ひきのまま11ヶ月を迎えた娘は、日曜日の夜に、また高熱。
今度は、全身に赤い発疹?のようなものまで出来てしまい、
これは、連休あけに病院だなと決心したら、昨日、すべてが嘘のように引きました。
で、今日。様子をうかがいながら、静かに過ごしています。
この風邪。ひどくなったり、治ったりの繰り返し。むむむー。読めないです。

ちなみに、昨日。
鼻水と痰が、あまりに酷いので、市販の薬(シロップ)を購入してみたのですが、なんと!!
スポイトで口に入れたら、口元から、ぴゅーっと吐き出しました。上手に。
全量。すべて!きれい、さっぱり!!しかも、弧を描くようにです。噴水かー!
「すごく、高かったのに。いちご味だったのに」と、うめいたパパの声が、今も、私の耳元に。
きっと、時間をかけて選んだんだよね?パパ。ご愁傷様です・・・

そんなこんなで、
嫌なものは、絶対に嫌!の意思表示が、さらにパワーアップの11ヶ月です

歩けないくせに、どこでも立ち上がりたい娘は、
リビングのテーブル、ソファー、座っている人、全部を使って立ち上がり、ぐるぐると歩き回ります。
そして、その先にある「おもしろいもの」を物色。ちょっと目を離したすきに、
風呂吹き大根につける甘味噌に手をつっこんで、口に頬張っていたり
新聞紙をビリビリに引き裂いたり
マグカップのお茶をぶちまけて、その上で、水遊びをしたり
水遊びに執着しているようで、自分のマグマグのお茶も、口に入れてから吐き出して、
水溜りを作って遊びます。
最近では、ストローで飲みながら、その脇から、ぴゅっぴゅっとお茶をとばす技を
得意とし、かなり遠くまで、お茶をとばせるようになりました。
(これが、薬に応用されるとは、思っていませんでしたが・・・)

離乳食も、何でも食べてくれていた時期は、過ぎ去り
嫌いなものは、ぺっと吐き出し
大好きな「赤ちゃんせんべい」を出してくるまで、ひっくり返って泣く始末。
母乳は、相変わらず大好きで、私の洋服をめくって、出せ出せと要求
ひっくり返って泣くなんて、いくらちゃん(byサザエさん)だけかと思っていました。
そんな子は、よほど躾が出来てないんだと思ったことが、たしかに、ありました。
この愚かな母をお許し下さい。
もちろん、みんなが、息子みたいだとは思ってなかったけど・・・・・トホホ。

おもちゃと絵本は、さらに、手にとらなくなり、
絵本は『ごぶごぶ ごぼごぼ』の穴で、指をつかむ遊びをするだけとなりました。
おもちゃに至っては、ひとつも手にとらない毎日
かろうじて触ってみるのが、お兄ちゃんが、どこかのお楽しみ会でもらってきた
ウルサイ音の出る笛くらいでしょうか。
「もうすぐ、誕生日だから、おもちゃを買ってあげたいんだけど。」
なんて、相談されても
「おもちゃでは、遊びません。」と答えるしかないのです。

一番・好きなものは
なんと言ってもお兄ちゃんのランドセル。宝箱だと勘違いしている模様。
私の雑誌が、何冊も破られているので、さすがの息子くんにも危機意識が芽生え
絶対に鍵がかかっているのですが、娘は、ランドセルの上にのっかったり、
ひっかいたり、ついているお守りを引っ張ったりして頑張ります。
いつか、いつか・・・その鍵があいているときがあるかもしれないと。

好きな遊びは、身体をつかった「わらべうた」。
「うまはとしとし」と「おてらのおしょさんが・・・」が、お気に入りです。
激しく揺すられるのが、何よりも楽しいのです。ウンザリ。
歌のビデオは、相変わらず大好きで、ノリノリで踊ります。
先日、踊りすぎて、後ろにひっくり返りました。ビックリ。
庭で「金魚つかみ」をさせてくれたら、もう、最高!
先日、日が出ているし、平熱だからと、パパと外に出ることを許したら、
早速、池に手をつっこんでいました風邪ひいてるんだっつうの!
いくら懇願されたからといって、最後の一線は、ちゃんと引いておいてくれないとぷん
そんな、暴れん坊の娘さん
先日、障子に手をかけて立ち上がり、障子をぶち抜いてしまった時にできた
顔の傷が、さらに、その悪魔っぷりを演出してくれています。
いったい、いつまで、こんなことが続くのだろう。
息子とは逆に、小学生になったら、お利口になるのかしら。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それって、何年後?


犬の気持ち

2008-02-09 16:26:15 | つぶやき

息子くんが、学校から運んできたのは、ひどい咳風邪
インフルエンザやノロウイルスも流行っているようなので、咳風邪だったことは、
不幸中の幸い・・・と、言わないといけないのかな。
それでもやっぱり、喘息持ちの息子の咳は、見ているだけで苦しくなるし、
なにより・・・
当然のことながら、うつってしまった小さな娘を看るのは、本当に辛いものです。
おまけに、
夜泣きの時期と重なったせいなのか?熱のせいで、ハイなのか?
夜中の娘は、手がつけられない状態。
興奮して遊びまくり、障子をブチ破ったり ひっくり返って泣きじゃくったり
久しぶりに、徹夜というものを経験いたしました。

そんな訳で、この一週間ちょっと
娘が寝ているときは、いつでも、どんなときでも、一緒に眠りたい私でした。
昼間から、二人で布団を並べる毎日寝て、食べて、また、寝て
何も考えずに、これだけを繰り返す毎日。(もちろん、夕飯は作っていますけど
こんな毎日を送っていたら、
添い寝でおっぱいをあげている自分が、なんだか、犬みたいに思えてきました。
どんなに具合悪くても、目を閉じたままでも、おっぱいのある所を
きちんと探し当てる娘の「動物的勘」にも、敬服。
ますます、犬気分なのです。

そんなこんなで、病気の子どもたちの寝顔をのぞき込む毎日を送っています。
娘の熱は、昨日は、ようやく最高が38度前半になってきました。
このままなら、今回は、病院に行かずにすみそうです。よしよし。
ブログの編集画面を開いてみる、時間的余裕も出てきました。よしよし。

最初の子どもだったこともあり、熱が出たら速攻タクシーで病院へ・・・だった息子。
持病があったため、熱が出たら、そのまま入院だった長女。
それに比べたら、なんと、のんびりした看病の日々だろう。
外に出れないストレスと寝不足のストレスを
そんなプラス思考と、犬気分で乗り切りたいデス。

ちなみに、この犬気分は、
寝て、食べての間にペラペラとめくった、小川洋子の『博士の本棚』の影響!?
小川洋子の飼い犬ラブちゃん 
最高に、お馬鹿さんで、哲学者で、かわいい犬でした。
息子に読んであげたら、またまた、犬飼いたい度が 
うーん。うちのおチビさんが、もう少し、落ち着いたらね
(これで、子犬に夜泣きでもされたら、さすがの私も、ノイローゼになるだろうな・・・)