ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『ごぶごぶ ごぼごぼ』

2008-01-30 09:19:39 | 娘と読んだ絵本のこと

『ごぶごぶ ごぼごぼ』 駒形 克己

小さな娘のために、クリスマスプレゼントに、ことり文庫さんから届けてもらった絵本。
初めて読んだときは、
・・・たぶん、『がたんごとん がたんごとん』じゃないという理由だけで・・・
思い切り、「イヤ!」の意思表示。
大きく振りかぶって、本を投げた。投げたんです!ん、もー。

ところが、いつのまにか
本を広げると、面白そうに手を出すようになった娘。
今までは、私の読む音(声)を楽しんでいるようでしたが、どうやら、
自分で触ることの楽しみが生まれたようです。

ところどころに、穴のあいた○が隠されているのが、とても不思議な様子で
ページをめくるたびに、指で、○をなぞります。
今では、各ページの○の中で、どれが、穴のあいた○なのか、覚えてしまいました。
いつも、間違わずに、穴のあいた○を選び出して、指でなぞります。

この絵本が、「今のハマリ本」だということをパパに教えてあげたら、
パパと○を使って、楽しいことをしているらしいです。
穴にさしこまれた指を、パパが、次のページから引っ張ってるらしい・・・
指をひっぱられて、「うきゃ うきゃ。」言って喜んでいる娘を発見。
そ、そ、そんな遊びかたって・・・。一応、絵本なんだけど、ま、いいか。

それから、それから
「繰り返し言葉を楽しむ」だけでなく、「擬音?を楽しむ」喜びも、知ったようです。

ぷく ぷく ぷく
ぷ ぷ ぷ
さわ さわ さわ
ごぶごぶ ごぼごぼ

楽しそうに、笑います。
おかげで、『じゃあじゃあ びりびり』という、擬音の絵本も喜ぶようになりました。

そのせいなのか・・・?
『がたんごとん がたんごとん』への、あの目を見張るような集中力は、なくなってしまいました(笑)
「がたんごとん がたんごとん」という言葉は、ちゃんと聞いているのですけれど、
あの、大好きだった「のせてくださーい!」に、あまり興味が持てない様子。
なんでしょうか?面白いです。

しかし・・・・
何冊読んでも、どんな絵本を読んでも、いつでも、じっと聞いてくれていた息子と比べ、
娘の聞かなさ加減ったら
一冊終わるか終わらないかのうちに、さっさとハイハイして、どこかに行ってしまいますから。
(おもちゃも同じく。全く!という程、遊びません)
娘の方が普通だという声もありますが
こんな月齢でも、こんなにも明確に、性格に差が出てくるものなのだなあと、
感心するやら呆れるやら。
子育ては、何回やっても、同じということはないですな。

ベテラン?
いやいや、いつでも、その子の前では、初心者ママなのですな。きっと。


『夜のパパとユリアのひみつ 』

2008-01-28 10:50:03 | わたしの読書
『夜のパパとユリアのひみつ 』マリア グリーペ(著) 大久保 貞子(翻訳)

『夜のパパ』の続編。図書館で借りてきました。
前回、夜のパパと無邪気にやりとりしていたユリアは、少し大人になっていました。
それでも、夜のパパとユリアの関係は、少しも変わらず。
前作に比べると、秘密のやりとりをのぞいているようなワクワクは、ちょっと感じられなかったのですが、
今回の方がストーリー性が強くて、それはそれとして、大いに楽しむことができました。

ユリアの暮らしているお家が、街の再開発の対象となり、タウンハウスに建て替えられることに。
古いけれど、とても素敵なこの家を、どうにかして残しておけないだろうかと、
ユリアと夜のパパが、考えをめぐらせます。
二人の素晴らしい計画は、大成功。けれど、結局、どうなったのかは書かれていません。
そこが、いいな・・・と思いました。

もちろん、私だって、家が残るほうが嬉しいけれど・・・
結果より、そこに至るまでが大切なんて、そんなツマラナイこと言いたくないけど。
でも、この本では、やっぱり、この終わり方が好きだなあ。
たとえ、家が取り壊されたとしても、あの計画は、大成功だったのだもの。
いつもいつも、心の中で言葉が空回りしているユリアが、みんなの前で演説をし、
ユリアをいじめてばかりいる友達が、みんなで、ユリアを支持してくれて。
ユリア、よかったね。

目に見えない大きなものに、立ち向かえる力をくれる人。
一緒に、立ち上がってくれる人。
そういう人に出会えることが出来たなら、人は、とても幸せですね。

毎月の楽しいこと

2008-01-25 11:35:13 | つぶやき

 一月の詩は、だいちさくのすけくん

「カレンダーは、実用的なものが一つあればいい。」
という考えの持ち主でした。
でも、今年は・・・はじめて、非実用的なカレンダーを買ってしまいました!
それは、「のはらうた」カレンダー!!

このカレンダーを置く場所は、トイレにしようって、ずっと決めていました。
変な話ですけれど、トイレって、大好きなのです♪
昔から、トイレとかお風呂とか、そういう空間が好きで、
学生時代のテスト勉強も、こもってやったものです。
お風呂用に、ノートをレポート用紙に書き写したりして。(ぬれてもいいように)
ところが、旦那は、その計画に大反対
届いたカレンダーを見ても、考えは変わらず。
理由は、息子くんのことでした。
「それでなくてもトイレから出てこないのに、こんなものがあったら、
もう、二度と出てこなくなるよ。学校、毎日、遅刻だよ!」

・・・・・・・・・・・。
たしかに、息子がトイレに入ると、ロケットとか、飛行機とか、忍者とかが出てくるらしい。
いつも、「きーん」とか「だだだだだだ!」とか、「忍法●●●!」とか、そういう声が聞こえてきます。
これをはったら、それだけで済まないと、彼は言うのです。
でも、何日か話し合った後、朝、トイレに入ったら、カレンダーがかけてありました。
やったー!
ようやく、ようやく、認めてくれた(あきらめてくれた)らしい!

そんな訳で、毎日、毎日、
のはらのみんなの詩を、楽しむ一年になりました。
どんなに忙しくたって、トイレだから、必ず一度は目に入るのですよ。これが。
いいね♪いいね♪

ちなみに・・・
お正月、義父たちが遊びに来てくれたのですが、
義妹が「トイレから、うなり声がするけど、息子くん大丈夫?」と。
耳をすますと・・・・・
「う~~~~~~んと おおきく てをひろげ~~~」
あ。のはらうただ

残念ながら、旦那さまの予感は、半分的中したけれど、
大声で詩を読んでから出てくる息子の顔は、なんとなく、晴れ晴れしている気がします。
部屋の中で大声を出すと怒られるけれど、トイレだと、そんなに怒られない。
それも、嬉しいようです。

今回、気づいたのですが
「のはらうた」って、思い切り大声をはりあげて読むのに、ぴったりなのですよね。
他の詩だと、あまり、そういうことにはならない。
「のはらうた」が、学校の授業で使われることが多いのには、そういう訳もある気がします。
だって・・・大声をはりあげて詩を読むって、本当に気持ちいいんだもの

一月は、もうすぐ終わり。さあ、二月は、どんな詩だろう?
それを考えるだけで、ワクワクしてしまいます。
こんな毎月のお楽しみ、あってもいいですよね~


『窓ぎわのトットちゃん』

2008-01-21 11:28:48 | 息子が一人で読んだ本
『窓ぎわのトットちゃん』 黒柳徹子

作文能力向上計画は、続いています。
でも、やっぱり・・・作文の宿題の度に泣きが入る息子。
仕方ないので、問題集以外に、一人で本を読んでみようという計画が、新たに打ち出されました。
いい文章を書くには、やっぱり、人の真似をするところから始めなくてはね?

担任の先生に、読んだ本を尋ねられても、私に読んでもらった本は、「読んだ本」として
答えたくなかった息子は、これで、胸をはって「読んだ」と言えると言っていました。
だったら、私に勧められる前に読み始めればいいのに。
ま、それはさておき・・・
『バッテリー』から随分たってしまいましたが、どうでしょうか?
漫画と『タンタンシリーズ』を寝食忘れて読んでいたから、字ばかりの本に拒否反応が出ないと良いけれど。

言わずと知れた、黒柳徹子さんの一冊。
小学生の頃、この本が大好きだった私の推薦により、読み始めました。
短い章に分かれているところが、読みやすかったようですが、3ヶ月くらいかかって読了。
日記に、題名とお気に入り度数をつけました。

面白かったけど、『バッテリー』ほど夢中になれなかったから、だそうです。

大人しかった私は、おてんばな女の子に憧れる傾向があって、当然のように、
トットちゃんに憧れたものでした。
息子は、口癖のように「トモエ学園」が、今もあったら、いいのになあと言っていました。
数ヶ月前の個人面談では、自分のペースを曲げない息子くんの学校生活の様子と、
それを温かく見守る先生の話を聞いて、何度も頭を下げてきた母でしたが・・・
これ以上、何を学校に求める気かしら(笑)
それなりに、我慢してるところもある!ということでしょうか。
ふっふっふっ。

ただ今、『ヘンリーくんと秘密クラブ』を読んでいます。
面白いと言いながらも、かなり時間がかかったトットちゃんだったので、
読みやすそうなヘンリーくんを勧めてみました。
読み聞かせが『ツバメ号とアマゾン号』で、一ヶ月はかかる予定なので、
ヘンリーくんは、お互いに一人で読みましょうということになったのです。
二人で別々に読むと、今までは、あまりしなかった、本についての会話が増えるようです。

「母さん、どこまで読んだ?」
「2章まで」
「じゃあ、まだ、あのムカツクおばさん出てこないんだ!」

そんな風に楽しんでいたら、なんと、パパまでが参戦。
あらあら。パパったら、本嫌いを返上なの?
パパは、ヘンリーくんが、息子にそっくりなのが楽しくて仕方がないようです。
(後先考えないで行動するところとか、突拍子もない発想で、問題を大きくしてしまうとか)
家族みんなで、ヘンリーくん進行中

『シカゴより好きな町』

2008-01-20 17:40:18 | わたしの読書
『シカゴより好きな町』 斉藤倫子

おばあちゃんの魅力に、とりつかれた私にとっては、嬉しい嬉しい続編でした。
なんと、3日で読了。家事は、ちゃんとやってました。念のため。
(ちゃんとの基準を何処で引くかは、人それぞれかもしれないけれど・・・

不況のために父さんが失業し、家がなくなってしまったメアリ・アリス。
父さんの仕事が見つかるまで、田舎の祖母の元で暮らすことになります。
夏の一週間だけならともかく、ずっと祖母と一緒に田舎暮らし。しかも、兄のジョーは、いません。
都会っ子のメアリ・アリスと、あのおばあちゃんの暮らしは、一体、どんなものになるのか!
ページをめくる前から、もう、ワクワクが止まりません。

『シカゴよりこわい町』と、全く変わらない、パワフルなおばあちゃん。
人の畑からカボチャは頂戴するは、仕掛けをかけて狐をとって毛皮を売るは、法外な値段で、チャリティーパーティのスープを販売するは・・・
メアリ・アリスは、いつの間にか、おばあちゃんの良い相棒となっていました。
おどおどしたり、気を失っていたジョーに比べ、「さすが、女!」って感じ。

何もかもメチャクチャに見えるおばあちゃんの行動だけれど、今回も、弱きを助け、強きをやっつけるという点においては、一貫しています。今回の方が、その色合いが強く出ていた感じもしました。
ただ、前回では、全く描かれていなかった、おばあちゃんの「老い」の部分が、事あるごとに描かれているのが、楽しい気持ちに、不安の種をまいていきます。
その度に、悲しくなって泣いてしまいました。

もしかして、最後におばあちゃんが亡くなるのでは?
心配で心配でたまらなかったけれど・・・・・・
今回も、最後の最後に、素晴らしい結末が待っていました。
思っていた以上に素晴らしい結末で、本当に、本当に満足!
やっぱり、ハッピーエンドは、いいなあ。。。
ハッピー・エンドでも、やっぱり、涙はこぼれるのですね。涙って、不思議だな。

『シカゴよりこわい町』

2008-01-19 11:01:05 | わたしの読書

『シカゴよりこわい町』 リチャード・ペック 斉藤倫子訳

シカゴで暮らす兄妹、ジョーとメアリ・アリス。
二人は、毎年、八月の一週間を、田舎にある祖母の家で過ごすことになっていた。
これは、ジョーが9歳だったころから、15歳になるまでの7年間の夏の話だ。
大柄で、豪胆、町中の人々に恐れられている祖母。
最初は嫌々だった二人が、どんどん、祖母に惹かれていく様子が、生き生きと綴られる。

ジョーの語りで物語が進んでいくのだが、少々、大人しすぎる感が・・・ちょっと拍子抜け。
読了できるかなあ・・・なんて、思い始めたところだった。
いきなり、おばあちゃんが、死体に向けて銃をぶっぱなしたのだ!(一気に目が覚めた)
そこからは、あっという間だった。
そう。私も、おばあちゃんに、すっかり魅了されてしまったのだ。

郵便ポストを爆破した悪戯者を懲らしめるために罠をしかけたり、保安官のボートに乗って密漁をしたり。宿敵?親友?のために、インチキ商品をバザーに出して、彼女の家を取り返したり。
どの夏のエピソードも、読んでいるものを少しも飽きさせない。
また、弱く貧しい者に優しく、そうでない者には容赦ないという一貫した態度が、すかっとさせてくれる。
おばあちゃんの迫力に、グイグイと押されながら、あっという間に読了デス!

どの章もj面白かったのだけれど、最後の章が、本当に素晴らしかった。
語られるのは、ジョーが少年から青年になり、祖母の元を訪れなくなって2年後、軍隊に入り、軍専用列車で駐屯地に向かう時のエピソードだ。
たった2ページの短いエピソード。
このたった2ページの章を、3回読んだ。
3回読んで、3回泣いて、泣きながら、おばあちゃんと過ごした夏を、一つ一つ、思い出していった。
たぶん、ジョーも私と同じだったろうなと思いながら。

夏休み。
銃をぶっぱなす祖母はいなかったけれど、私にとっても、それは、小さな冒険に満ちた豊かな時間だった。
ゆっくりと時間が流れ、それを楽しむ術を知っていたように思う。
そしてもちろん、小学生の時の夏休みの思い出は、友だちよりも家族との思い出の方が多い。
クールで、料理が得意で、人付き合いに割く時間は、あまり持ち合わせていない?でっぷりとした頼もしい母。猟犬のように働く母。
本を読みながら、おばあちゃんと母のイメージが、何度も重なる。
ああ、私の愛しい夏の思い出たち!

きっと、誰にでもあるであろう(あって欲しいと思う)、豊かな夏の思い出。
最後の最後に、こんなに泣けるのは、
素敵な夏の思い出を持っている者、愛する人を持っている者の特権なのかもしれない。
でも・・・
ジョーに近い年齢の息子だったら、この最後の章を、どう読むだろう。
それも、少し興味がある。

私が、声を出して笑っているのを見て、息子は、この本に興味深々。
しかも、表紙の絵のおばあちゃんが、自分のおばあちゃんに似ているときているものだから、とても我慢できない・・・・・
しかし、漢字にルビがないのが難点(かなり難しい漢字あり)。
中学生になったら・・・せめて、六年生になったら読めると思うと話したら、旦那が、
「そのとき、俺も一緒に読みたいな」と言った。
あら。私ったら、本嫌いのパパに読みたいと思わせる位、楽しそうに読んでたのかしら?
さすが、おばあちゃん!!


いっぱい出来たね♪10ヶ月

2008-01-13 11:54:20 | 赤ちゃん日記~娘さん日記
久しぶりに、病気をしないですんだ1ヶ月。
鼻をたらしていますが、それ位は、仕方ないとしましょうか。
だって、布団をかけて寝ないのですものかけてもかけても、ことごとく蹴飛ばしてしまって・・・。
元々、眠りが浅いので、寝入っていると思って布団をかけると、また、泣いて布団を蹴ってしまいます。
おかげで、デロンギ・ストーブが、一晩中つけっぱなし。
電気代が・・・トホホです

そんな娘も、なんと、10ヶ月。あと、2ヶ月で1歳だなんて!
シンジラレナーイ!月日が流れるのは、本当に早いですね。
さて、この一ヶ月は、色々なことが、出来るようになった一ヶ月でありました。

とうとう、ハイハイが出来るようになりました。
片足は、まだ座ったままの形。両手と片足のみで這っていきます。
へんなの・・・。
何故か、ハイハイと同時に、つかまり立ちもマスター。
ハイハイよりも、立つほうに興味があるらしく、調度よい高さのものを見つけると、
立ち上がってしまいます。
おかげで、以前は、夜中に目を覚ましてしまっても、一人で遊んでいてくれた娘が、
寝ている私に手をついて、立ち上がって大喜び。
顔でも胸でも、おかまいなしなので、深夜2時に響く叫び声・・・
10キロ強の体重を支えるのは、さすがに痛いです。
寝ている状態から、自分でお座りが出来るようにもなりました。
布団を足にからめながら、泣きべそ顔で座っている姿は、とてもカワイくて!!
思わず、駆け寄って、ぎゅっと抱きしめてしまう母なのでした。
しかーし。先日、ドアがガタガタいう音がするので、慌てて二階にあがってみると、娘が、ドアを開けようと頑張っているところ!!
一人で起きて、ドアのところまでハイハイしてきていたのです。アブナーイ!
早速、階段に簡易扉が設置されました
ああ、どんどん家が、住みにくくなるー!
相変わらず、外が大好きな娘。天気の良い日は庭に出て、日向ぼっこを楽しみます。
最近のお気に入りは、落ち葉で遊ぶから、金魚と遊ぶへ。
パパは、この寒いのに、池(小さなパパ製作の池です)に手を入れさせます
おとといは、とうとう、金魚を素手で掴むことに成功したとか。
この寒いのに、やらせる人もやらせる人なら、つかまる金魚も・・・ちょっと、ねえ。
魚なんだから、しっかり逃げなさい!
言葉に近い?喃語が、増えました。
「パーパーパー」「マーマーマー」「ダーダーダー」「ジージージー」
何より面白いのが、何か、一生懸命やっているときに(大抵、イタズラ)
「よっしょ。よっしょ。よっしょ。」と言うこと。
そうかあ~。「よいしょ」って、自然発生的な言葉なんだー。

まだまだ、意味がはっきりしない言葉たちなのですが、「パーパーパー」と言われると、
とんでかけつける人が若干一名
「そうですよー。パパですよーよく言えましたねー」ですって!!
息子は、「にーにー」は、言い辛くてズルイので、もっと呼びやすい言い方で呼ばせるとか。
そういう問題なのか?
こんな風にして、栄えある第一語を獲得しようと、家族内戦争勃発中。
そんなに頑張ったって・・・・・ねえ。
やっぱり第一語は「ママ」でしょふふふ夜中付き合っているのは、この私なのよ!
絵本は、相変わらず『がたんごとん がたんごとん』が大好き。
一時期の熱狂は、冷めつつありますが、それでもやっぱり好きなのです。
今月、クリスマスプレゼントの『ごぶごぶ ごぼごぼ』のおかげで、擬音?にハマった娘。
『じゃあじゃあ びりびり』も読み出して、この2冊をきゃっきゃっと声をあげながら聞いています。
この様子は、また、別の記録に。

今月は、どんな一ヶ月になるのかな?
お外は、ますます寒い日ばかり。大好きなお散歩は、まだまだお預けです。
今朝は、ここ神奈川でも、ちらちらと雪が舞っていました

『絵描きの植田さん』

2008-01-11 11:08:01 | わたしの読書

『絵描きの植田さん』 いしいじんじ

火災の事故で、重度の難聴という障害を負った絵描きの植田さん。
父親の汚職疑惑で、町の人々の嫌がらせと好奇の目から逃れて、移り住んできた母娘。
物語は、絵描きの植田さんと娘メリを中心にして、湖で社会から寸断された、小さな集落の住民たちとのふれ合いが描かれています。

いつもの「しんじ無国籍ワールド」は、ここには感じられず。
山深い北国にある小さな集落が、リアルに想像できる物語でした。
独特の「不気味なよどみ」もなく、とてもサラリとした綺麗な水と、その水にキラキラひかる太陽の光を感じながらの読書となりました。
いつもと違う!でも、とっても好き!そんなことを思いながら。
『麦ふみクェーツ』や『ぶらんこ乗り』の、あの胸をしめつけるような切なさも、『ポーのはなし』のような、どろんとしたよどみも好きだけれど、こういう話もいいなあ。
いしいしんじ、オソルベシ!まだまだ、知らない世界アリ。奥が深いデス。

年が明けてから、一気に3冊を読了しましたが、
3作とも、ドキドキ・ワクワクという物語ではなく、
涙を流したり、心震わせるような感動作でもありませんでした。
言ってしまえば、たぶん・・・ベストセラーには、なれない本たち。
時間がたつと、図書館の書庫に入れられてしまう本たち。

けれど、そういう本の持つパワーというか、放っている光というか・・・
そういうものの大きさを、肌で感じた本たちでした。
どれも、清清しく、光があふれていた。本当に。
出版社さんには、こういう本を大切にして頂きたいと、心から祈るばかりです。
(少しずつですが、買いますのでよろしくお願いします)

次は、
たぶん・・・これらの本たちとは、毛色の違う、長編の本を読みたいと思っています!


『ケルトの白馬』

2008-01-08 00:04:16 | わたしの読書
『ケルトの白馬』
ローズマリ サトクリフ(著)  灰島 かり(訳)

イギリス、パークシャーにある、巨大な白馬の地上絵を知っていますか?
(表紙は、その地上絵の写真なのですが、それが、写真だということに気づいたのは、かなり読んでからでした。本当に、この世のものとは思えない美しさなのです)
これは、その地上絵が、どうして描かれたのか?についての物語。

この本は、妹が、息子くんに「読んでみて。」と、貸してくれた一冊。
けれど、息子は、まだ興味がなさそう。。。
そして、私は、歴史小説が大の苦手。
だいたい、
日本の歴史は、そちらの学校に進んでもいいかなと思ったこともあった位、好きだったけれど、
世界史は、からっきし駄目だったのです。
それでも、息子に・・・という妹の言葉が、なんだか気になって、ページをめくりました。

良かった。とても良かった。
何より、この文章の、物語の透明感!!本当に、素晴らしいです。
物語を読みながら、表紙の美しい緑色が、胸に突き抜けていく感覚を覚えました。
そして、読み終わったあとの、この清清しい気持ち。これは、一体なんだろう。

この世界に溢れている不思議について、もっともっと、知りたいという気持ちが掻き立てられ、いてもたってもいられない!・・・そんな興奮を感じました。
記憶のどこかに、私のルーツが刻み込まれているのではないか?
それを呼び起こす術はないのだろうか?
そんなことを考えて、意識を闇の向こうにしずめてみたりする、私がいました。

ああ、学生の頃、この本を読んでいたら、歴史が、もっともっと、好きになっていたに違いない。
だって、世界には、こんなにも不思議が、溢れているのだもの。
そして、その不思議は、遠い昔、現実に起こったものなんだ。
それについて考えること、想像してみることは、なんと楽しいことなのだろう。
彼らがいて、今の私たちがいるのだということが、
それを心で感じることが、こんなに素敵なことなんて!


年初めから、素敵な本を続けて読むことができて、とても幸せです。
なんだか、いいことが、たくさんある年に思えてきました。ふ、ふ、ふ。

『夜のパパ』

2008-01-04 17:00:48 | わたしの読書
『夜のパパ』
マリア グリーペ(著), 大久保 貞子(訳)
村上春樹を読んだ後は、(読み終わってしまった)悲しみのあまり、
他の本を読めなくなってしまい、いつも、復活するのに時間がかかります。
エッセイや短編だと、そうでもないのだけれど、今回のエッセイは、かなり
胸に響いたので、長編を読んだときと同じように、抜け殻になってしまいました。

ようやく、ようやく、読もうか・・・という気持ちになって、
でも、図書館の本は、全部返してしまっていたので、
家の本棚から、妹に借りたままになっていた本を出してきました。

これは、お父さんのいない少女・ユリアと、
看護婦をしているお母さんが、夜のお仕事に行くときのために、
子守りとして雇った『夜のパパ』のお話。
二人の想いが、交換日記?の形で進んでいきます。
二人の出会い、
二人が、心を通わせていく様子。育まれる友情。
どれもこれもが、愛おしい作品でした。

中でも、心に残った言葉。

友だちに「夜のパパなんて、おかしい」と、からかわれ
どうして、夜のパパがいて可笑しいの?と、書くユリア。
その中で、
みんなのパパとママの関係は、校長先生と先生の関係に似てる
というユリアの言葉に、どっきりさせられました。

パパとママと子どもがいるから、全部揃っているから、家族なんじゃない。
パパだから、ママだから、子どもと心がつながっている訳じゃない。
お互いを想い、信頼し、言葉と時間を重ねてこそ、家族であり
そういう人が、子どもには必要なんだなと思う。
夫婦関係も同じく。

とても、とても考えさせられた一冊。
復刊ドットコムによって、復刊したとか。
挿絵も、最高に素敵。
年始早々、手元に置きたい一冊となりました。

明けましておめでとうございます

2008-01-04 11:54:58 | つぶやき
パパの仕事が忙しくて、冬休みは、来週にお預け。
お正月の休みは、たった一日でした。
家族みんなで過ごさないと、お正月気分って、盛り上がらないものなのですね・・・。
我が家のお正月は、たった一日で終わってしまった感じです。

そんな、同僚の人が、正月なのに可哀想だと交代してくれた、貴重な一日。
家族で、お友だちのうちに新年のご挨拶に行って、
美味しいものと、楽しいゲームで、お腹も気持ちも満腹になって、
夜は、おせちとお寿司を食べて、
NHKのスペシャリスト特集のイチローを見て、
すっかり、イチロー気分になって、
夜の22時に、素振りを始めた息子くんをなだめて・・・・
みんなで、枕を並べて寝ました。
(最近、ずっと一緒に寝ている息子くんなのです)
あっという間の一日だったなー。

息子くんは、今日から塾が始まり、
また、朝から
「早くしなさい!」「時計をみなさい!」がスタート。
早速、いつもの忙しい朝が、やってきました。
いつもと変わらないという幸せ。
ずっと、ずっと、訪れますように。

今年から、ほぼ日手帳復活です。たくさん書き込みできるといいな!
5年日記は、今年も頑張る予定。去年より、一日でも多く書けますように。
育児日記は、今年は、スケッチブックにしてみました。
これは、marumanスケッチブック50周年記念仕様。なんと、65sheets!

もしももしも時間があったら、挑戦したい資格も一つ。ぼちぼち勉強を始めたい。
まだ、一人の時間を作るのは無理かなあ・・・)
去年以上に、本が、たくさん読めますように。
小川洋子を全部読む!)
お針仕事も、去年より、たくさん出来ますように。
ウォルドルフ人形に挑戦したいな)
たくさん歩いて、30代の体力は温存できるように頑張ること。
とうとう、一つ上のステージにあがるので)

全滅だったらどうしよう?
ま、いいか。お正月くらい、目標をたくさん持っていなくちゃね!
こんな私ですが、今年も、どうぞよろしくお願いいたします