ぼちぼち日記

大切な日々のこと

4月に読んだ本

2014-05-01 22:01:34 | わたしの読書

4月から、旦那が夜勤アリの部署に移動になりました。
1年かけて、仕事と子育てと家事、趣味の時間のバランスを上手にとれるようになってきていたのに、
全部、ひっくり返されてしまった感じ。生活リズムが崩れて、意味もなく、くたびれ果てています。

それでも、その前の流れにのって、なんとか読書できた4月前半。
後半は、流れが滞ってきました。
5月。ぼちぼちと読んでいこう。

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1157ページ
ナイス数:54ナイス

すべてきみに宛てた手紙すべてきみに宛てた手紙感想
まずは、「黙されたことば」の冒頭に収められているという「はじめに・・・」という詩が素晴らしく、言葉を失う。手紙39、「痛み」への手紙も好き。長田さんの素晴らしい文章の中で、エミリ・ディキンソンの詩がきらりと光っている。後記もいい。「書くというのは、二人称をつくりだす試みです。書くとことは、そこにいない人にむかって書くという行為です。文字をつかって書くことは、目の前にいない人を、じぶんにとって無くてはならぬ存在に変えていくことです。」書くって、なんてすごいんだろう。子ども達に伝えたい言葉になった。
読了日:4月26日 著者:長田弘
つぶやきのクリーム The cream of the notesつぶやきのクリーム The cream of the notes感想
上司に説教されたり、飲み会で話を聞くって、こういう感じなのかなーと思いながら読んだ。そして、時々、眠たくなった。説教されるって眠くなるんだ!新しい発見だった。思えば、上司に説教されたことのない人生だったな。バブリーな時代に、一年だけいた一般企業は、お飾り・事務だったし、その後は、先輩も後輩も同等というような価値観の世界に転職してしまったから・・・。76の『「何故二番ではいけないのか?」と問われ、冷静に理由に答えられないのなら・・・』が、一番、大きく頷いた「つぶやき」だ。あの時、私もそう思ったんです!部長!
読了日:4月13日 著者:森博嗣
東京百景 (ヨシモトブックス)東京百景 (ヨシモトブックス)感想
うわー。こういう人好きだな~と、年甲斐もなく片思いしてみたり、凄すぎる~と、一歩ひいてみたり(笑)しながら読んだ。家族が寝てしまった夜中のリビングで、一人、くっくっと笑い声を抑える自分がおかしくなって、もっと笑ってしまったりもした。面白すぎるー。面白いんだけれど、薄っぺらくない。太宰が根底に流れているからなのか?読んでみようかな、敬遠していた太宰治。(太宰をお腹に入れたくて・・・の件は、もちろん大笑い)あー。今年の誕生日の自分へのプレゼント、この本にしちゃいそうで怖い!
読了日:4月9日 著者:又吉直樹
ナーダという名の少女ナーダという名の少女感想
内気で、一人で悩みを抱え込んでいる女の子の成長物語は、児童文学の王道だけれど・・・こんな物語、はじめて!!!場所から、人物設定から何からなにまで、今までにない読書体験。面白かった!!!ナーダの秘密がわかりかけてきた頃から、涙が止まらなくなる。あちらの世界の人に寄り添ってもらうことで、強く生きることができるという価値観は、私には、すごく理解できるものだった。何より、希望に満ちたラストがいい。ポルトガルに行ってみたくてたまらなくなった。
読了日:4月5日 著者:角野栄子
レインツリーの国 (新潮文庫)レインツリーの国 (新潮文庫)感想
フツ―の恋愛小説すぎて物足りないと思うのは、村上春樹と小川洋子、時々、いしいしんじ・・・の偏った読書癖のせいだろうか。いや、物足りないというか、きっと、そういう淡い気持ちに縁遠いんだろうな。今の私が。恋愛小説は苦手で、映画すら観ないので、もしかしたら、フツ―の恋愛小説なんて、中学生のときのコバルト文庫以来かもしれない。なんだか、氷室冴子が好きだった頃の自分を思い出して、おばさんになったなあ・・・とシミジミ思い知らされた。いやあ。年は、とりなくないですね。
読了日:4月2日 著者:有川浩

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