棚の上に飾った「ぐりとぐらのうたうた12つき」。
毎月ページをめくって、娘と2人、声をあわせて読んで、過ごしました。
私は、気が付かなかったのだけれど、娘は、ちょくちょく、先のページもチェックしていたようで
「12月の楽しいから、早く、一緒に読みたいなー」と、かなり前から、言っていました。
そして迎えた、11月の最終日
「明日は、12月だよ。ページめくるの楽しみだね。」そう声をかけたら、娘さん、突然、
「サンタさんに手紙を書かなくちゃ!」と、言い出しました。
・・・・・・・・ううむ。
手紙は、書かないって言ってたハズなんだけれど、いざ、12月となったら、焦ったか・・・。
最近、「わ」と「お」には、2つの書き方があると理解できてきた娘さん、いちいち、質問にくるので、
幸か不幸か、しっかり、プレゼントに何をお願いしたのかが解りました。
プレゼントのリクエストは、なんと!なんと!なんと!「もーも」ではなく・・・・・
「ちいさい くりすますつりー」!!!!!
大どんでんがえし!
えーと、えーと。これは、どういうことなのだろうか・・・。
「ちいさい くりすますつりー」ってイッタイ・・・
「12月だから、もう、サンタさんは、プレゼントを袋につめないといけないよ。
変更は、出来ないんだよ?なんてったって、世界中の子どもにプレゼントをあげるんだからね。」
釘をさしたけれど、娘さん、またもや胸をはって
「うん。いいよ。ちいさい くりすますつりーがいいんだから。」
と言って、しっかり、手紙に書き込みました。ちいさい くりすますつりーをくださいって。
おもちゃに変更される可能性は考えていたけれど、この展開。
本当に、面白い人だなあー。
・・・・と、感心している場合じゃありませんでした。
なんと、そのあと、書いた「サンタさんへの手紙」を何処に置いておくか?で、大パニック。まずは、我が家に「えんとつ」がないことが、第1のパニックポイント。
第2に、サンタさんが、どうやって、手紙のある場所を見つけてくれるのか。
第3に、もしも、サンタさんが手紙を受け取るのが、プレゼントを持ってくる日だったら、どうするのか。
以上の3点が、頭をぐるぐると回ったらしく、娘さん、久しぶりの半狂乱。
おうおうと、泣き叫び始めました。毎度、毎度、どうして、こうなっちゃうんだろうなあ。
「どこに、手紙を置いたらいいんだよーっ!」
叫ぶ娘。その言葉づかいに、その地団駄・・・。やっぱり、ロッタの再来?
でも、さすが5歳。しばらく、私の横で、泣き叫んでいたけれど、そのうちに、布団の中に移動して、
1人で泣いて、クールダウンして帰ってきました。
怒りのパワーを大爆発させると、何ごともなかったかのように落ち着くのが、娘さんです。
(その「何ごともなかった」加減に、周りの大人は、かなり、呆れます)
軽やかに階段を下りてきて、母に、報告。
「お母さん。手紙は、枕元に置いておくことにした。」
「そう。決まって良かったね。」
笑顔で、返した母。母も、5年も、娘の母をやっているので、爆発中に、何を言っても収まらないことを
習得し、嵐が去るのを、自分でもびっくりする位、冷静に見守ることが出来るようになりました。
これは、今年、最大の自分発見です。
でも、こんなんで、小学校生活が送れるのかなあ・・・と、ちょっと不安なんですけどね。
で、今年も幼稚園から配られた「献金箱」は、去年同様、「元気に幼稚園に行けたら献金」に
加え、「にこにこ献金」も、することにしました。
「にこにこ笑顔で一日が過ごせたら、知らない誰かも、にこにこ笑って暮らせるようにと祈って献金しようね」と。
先生からは、「お手伝い献金」をしましょうと提案があったと娘が言い張るので、プラスして、「お手伝いできたら」
献金もです。あんまり献金することが多いので、無理せず、献金1回につき1人1円。
この幼稚園に入るまで、募金って、誰かに「あげる」ためのものだと思っていたのだけれど、最近、ちょっと
違うかなって思います。なんか、献金って幸せ貯金みたいです。
だから、献金箱の前の私は、とても満ち足りた気持ちでいます。
たまれ、たまれ、私の幸せ。そして、ちっぽけな私たちの幸せが、誰かを励ます手助けが出来ますように。
ちなみに、この日・・・・。
サンタさんへのお手紙騒動だけでなく、幼稚園の帰りにも、大爆発していた娘さん。
「中間テスト前で部活なし」のお兄ちゃんが待つ家に、お友達を連れて帰って遊びたい!と言い張って、
奇声をあげる程ではなかったけれど(娘さんの泣きっぷりの中では、比較的、軽い泣き方)、
思い切り、大泣きしました。指名されたお友達とママが、困ってしまう位に。
でも、夜、献金するときに、
「今日、一日、にこにこで過ごせた?」と聞いたら、娘さんったら、最高の笑顔で・・・・・
「うん!」
そうか、そうか。
幼稚園の出来事も、「サンタさんへの手紙をどこに置くか」事件も忘れたかー。あはは。
これが、11月最後の日、一番、母が大笑いした出来事でした。毎日が、エキサイティング!