ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『いやいやえん』

2012-05-04 15:27:41 | 娘と読んだ「よみもの」の本のこと



「いやいやえん」に連れていくよ!

が、かなり前からの私の決め台詞だったので、娘は、このお話の「あらすじ」だけは、
もっと小さい頃から、知っていたと思う。
年長さん!ということで、いよいよ、その馴染み?の本に挑戦!!

しかーし。最初の「ちゅーりっぷほいくえん」は、面白そうに聞いていたのだけれど、
「くじらとり」からは、少しも興味が持てないらしく、ぶーたれ顔で、つまらなそうに聞いていた。
そんなこんなで、読了することもなく、途中で頓挫していた『いやいやえん』。

ところが・・・

4月のある日、幼稚園から帰ってきた娘さんが、興奮気味に、
「お母さん!幼稚園も、『いやいやえん』だった!!」と言いました

・・・・・・・・・・・・・・???なんのこっちゃねん。

よくよく聞いてみると、お弁当の後に、「お腹を休める時間」という時間があって、そこで、
先生が、『いやいやえん』を、一話ずつ、読み聞かせてくれることになったのだとか。
絵がないので、みんな、目をかくして、耳を大きくして聞くそうです。
(その間に、食べるのがゆっくりな子が、お弁当を食べ終えるらしい。)

「ねえ、ねえ、おうちの『いやいやえん』は、どこまでだったっけ?」と娘さん。
ツマラナイ顔して聞いていた娘さん、どのお話まで読んだのか、覚えていないらしい

「たしか、『ちこちゃん』まで読んだ気がするけど。」と答えたら、なんと、
「今日から、続き読んで!」ですって。

へー。こういう展開もあるんだなあ・・・と感心しながら、読む母。
こうして、放置されていた『いやいやえん』は、再び、本棚から、日の目をあびることに
なったのでした。

みんなで聞く『いやいやえん』の面白さと、お母さんと二人で読む『いやいやえん』の
面白さは、どうやら、全く違うものらしい。

「今日ね、いやいやえんの話だったよ!
せんせいがね、『いやいやえんに、行ってみたい人?』って聞いたらね、Kくんは、
行ってみたいって手をあげたんだよ!!!!!」

目をまんまるくして、楽しそうに話す娘を見ながら、私まで、楽しくなっちゃった。
みんなで読むって、楽しいね。二人で読むって、楽しいね。
同じ本を、同時に読む面白さにふれ、あらためて思ったことでした。