「いやいやえん」に連れていくよ!
が、かなり前からの私の決め台詞だったので、娘は、このお話の「あらすじ」だけは、
もっと小さい頃から、知っていたと思う。
年長さん!ということで、いよいよ、その馴染み?の本に挑戦!!
しかーし。最初の「ちゅーりっぷほいくえん」は、面白そうに聞いていたのだけれど、
「くじらとり」からは、少しも興味が持てないらしく、ぶーたれ顔で、つまらなそうに聞いていた。
そんなこんなで、読了することもなく、途中で頓挫していた『いやいやえん』。
ところが・・・
4月のある日、幼稚園から帰ってきた娘さんが、興奮気味に、
「お母さん!幼稚園も、『いやいやえん』だった!!」と言いました
・・・・・・・・・・・・・・???なんのこっちゃねん。
よくよく聞いてみると、お弁当の後に、「お腹を休める時間」という時間があって、そこで、
先生が、『いやいやえん』を、一話ずつ、読み聞かせてくれることになったのだとか。
絵がないので、みんな、目をかくして、耳を大きくして聞くそうです。
(その間に、食べるのがゆっくりな子が、お弁当を食べ終えるらしい。)
「ねえ、ねえ、おうちの『いやいやえん』は、どこまでだったっけ?」と娘さん。
ツマラナイ顔して聞いていた娘さん、どのお話まで読んだのか、覚えていないらしい
「たしか、『ちこちゃん』まで読んだ気がするけど。」と答えたら、なんと、
「今日から、続き読んで!」ですって。
へー。こういう展開もあるんだなあ・・・と感心しながら、読む母。
こうして、放置されていた『いやいやえん』は、再び、本棚から、日の目をあびることに
なったのでした。
みんなで聞く『いやいやえん』の面白さと、お母さんと二人で読む『いやいやえん』の
面白さは、どうやら、全く違うものらしい。
「今日ね、いやいやえんの話だったよ!
せんせいがね、『いやいやえんに、行ってみたい人?』って聞いたらね、Kくんは、
行ってみたいって手をあげたんだよ!!!!!」
目をまんまるくして、楽しそうに話す娘を見ながら、私まで、楽しくなっちゃった。
みんなで読むって、楽しいね。二人で読むって、楽しいね。
同じ本を、同時に読む面白さにふれ、あらためて思ったことでした。