ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『あおいくま』のおやくそく

2012-10-31 10:34:51 | 赤ちゃん日記~娘さん日記



先週末、娘が、何やら夢中になって書いているなあ・・・と思ったら、書き終わった紙を壁に張り出しました。
セロハンテープで、べたべたと。
なんだろう?と思っていたら、娘さん、胸をうーんと張って、言いました。

「これはね、『あおいくま』のお約束なの。お母さん、よく読んでね。」

そこに書かれてあったのは・・・


あおいくまのやくそくがかいてあるよ。

あせらない
おこらない
いばらない
くさらない
まけない

ままぱぱおにいちゃん おこらないでおねがい
おっけい ばっちり
ままぱぱおにいちゃん におこらないよ。


「あせらない、おこらない、いばらない、くさらない、まけない。素敵な言葉だね。これ、幼稚園で教えてもらったの?」

「うん、そうだよ。それでね、お母さんには、特に、『お』をわかってほしいの!!!」

「お?」
もう一度、読み返す母。
『お』って・・・。

爆笑!
でも、娘さんは、真剣な顔。「ねえ、わかったの?」
ああ、そうでした、そうでした。真剣だよね。笑って、ごめんごめん。
娘さん、その後は、お父さんとお兄ちゃんにも、その約束を読ませては、
「『お』を忘れないで!」と念を押していました。

おかしい。おかしすぎる。でも、笑っちゃいけない。
でも、やっぱり、おかしくて、次の日、幼稚園で先生に、こっそり尋ねました。

「先生、先週末、家族全員が、『あおいくまの約束』の張り紙を読まされたんですけど

先生も、爆笑。『あおいくま』の話をして下さいました。
『あおいくま』は、タレントのコロッケさんのお母さんの子育て方針だそうで、それを先生が、
みんなに話して聞かせたそうなのです。

あせらない。
おこらない。
いばらない。
くさらない。
まけない。

うんうん。本当に、そうありたいですねーと、先生と頷きあいました。

娘さん、笑いすぎちゃってごめんね。でも、ちゃーんと、届きましたよ。
でも、何か注意するたびに、
「お母さんって、ちっとも、あおいくまの約束を守らない!」
と言われるのは、勘弁です。


『第2図書係補佐』又吉直樹

2012-10-21 20:00:20 | わたしの読書

 『第2図書係補佐』又吉直樹
 

「昨日のアメトークを見ましたか?」というメールをjasuminさんからもらって、
「アメトークって、何?」「又吉って??」と返したのは、ほんの数か月前のこと。
拝啓、jasuminさま 私は、あれから、アメトークを録画までして観ていますよ
(読書芸人は、まだ、レンタルできず、見ていませんが)
そして、とうとう、又吉さんの本まで借りてきましたよ。おほほ。

妹の「読書メーター」のページで、この本を知り、読書芸人が、どんな本を読むのか?という、
ただの「興味」で借りてきた本。題名と表紙から、本の紹介本だと信じて疑わず。

・・・・で、かなり本気で裏切られました
全然、紹介本じゃないじゃん

まあ、勝手にイメージを持ったのは、私なんですけど。
これは、本にまつわる自らのこと、エッセイみたいな本なんです。

正直、最初は、文体にも慣れないせいか、裏切られた感の方が大きくて、
「なんだ、あんまり面白くないじゃん。」と思いながら、読んでいました。
とりあげられる本が、ことごとく、私が、今まで読んだことがない本ばかりだし、おまけに、
読みたいと思える感じの本でもなくて、「あーあ。」でした。

そういう時に、私が使うのが、とばし読み。
目についた単語だけをを拾って、「面白そうだな」と思う所だけ読んでいくと、一応、最初から
最後まで、何が書いてあるか大体把握できるという読み方です。
おかげさまで、あっという間に読了。「まあ、所詮、芸能人の本だから、仕方ないね。」という感じで。

でも、何だろう?何かひっかかって、何か気になって・・・翌日、最初から、読み返してみることにしたのです。

いやあ、そこからハマりました。面白くて、面白くて。
声をあげて笑い出してしまう位に面白いものだから、息子が、「テスト終わったら、貸して。」と。
すみませんねえ。テスト中に誘惑してしまって。
病院の待合室で読んだ時も、我慢しきれずにふきだしてしまって。いけない、いけない。

それにしても、面白い人だなあ。
小学校のときの話は、どれもこれも爆笑ものだし、スポーツが出来る印象が、これっぽっちもなかったから
ちょっと、驚きの「かっこいい!」もあったし、とにかく、面白い、面白い。
そんな、何の関係もないように思える過去のエピソードが、ぴたりと本の内容に結びついたり、本を読むことに
至るエピソードだったりするから、すごい。
いつの間にか、「この人、私が読みたいと思う本を一冊も読まない」が、「あれもこれも読んでみたい。」になっていました。

これって、新手の「本の紹介本」なんじゃないか?

しかしまあ、図書館の本を全部読んでみたいという、子どもの頃の夢(欲望?)は、たぶん、叶わないことを
40代にして、ようやく確信しました。
まだまだ、知らない世界があるなあ。深すぎる。

そして、当たり前のことだけれど、本って、それぞれが、違う想いで、違う状況(場面)で、違うことを考えて、
違うことを想像して読むんだよなあ・・・と、つくづく思ったのでした。
それって、なんか不思議で、なんか凄いことですよ。本が好きって、やっぱり素晴らしい!
読書って、もしかしたら、共通言語を獲得しているようなものなんじゃないかな?とか、訳のわからないことを
考えてしまったのは、この本のせいでしょうか。

ちょっと、私ったら、すっかりファンになったかも。


ロッタちゃん

2012-10-17 00:25:59 | 娘と読んだ絵本のこと

「今日は、エルマーじゃなくて、絵本がいい。」
と娘が言うので、2人で、1冊ずつ絵本を選ぶことにしました。
2人で本棚の前に並んで、うーん、うーんと考えて、私が先に選んだ本は、字の多い長めの絵本。
寝る時間を過ぎてしまいそうだったので、「短い本にして欲しいな。」と頼んだら、娘さん、なんと・・・

「いいよ。」

・・・・・・え。一瞬たじろぐ母。
そういえば、娘の口から、「いいよ。」って、聞いたことがあったかしらん・・・と、思いにふけっている
間に、「これがいい!」と、選ばれた一冊。



コロちゃん!なつかしー!!まだ、こんな絵本を読んで欲しいんだなあ・・・と、なんだか、
可愛くなってしまって、大喜びで読み始めました。

以前は、ページを開くたびに、ものすごい勢いで、仕掛けをめくっていた娘さん。
仕掛けの中のセリフを、私よりも先に読むことが嬉しい時期もあったなあ。
なのに・・・びっくり。なんと、娘さん、最初から最後まで、一度も、絵本に手を出しませんでした。
にこにこと笑顔で見つめているけれど、以前とは、全然違う顔。

大きくなったんだね。

あのね、娘さん。ちょっとだけ、ショックだったんです、母。
嬉しいんだけどね。嬉しい中にある、なんだろう、、この寂しさは。嬉しいと寂しいとの絶妙なバランス。
変だねえ・・・。

そんな寂しさを、見事にふっとばしてくれたのは、この本。



母が選んだ絵本。娘さん、初・ロッタです!

私も、久しぶりのロッタちゃん!!
娘と一緒に読みたかった本の中の一つが、このロッタちゃんだった。
でも・・・・久しぶりのロッタちゃんだったので、さすがの母も、最初は、ちょっと、毒にあてられた感

何しろ、元祖・猛烈娘ロッタちゃんは、誕生日のプレゼントに、欲しかった自転車がもらえなかった故、
近所のおばさんの家から、自転車を「かっぱらう」ことを決めるというストーリーなんですから。
このストーリーの主役を5歳児に設定するリンドグレーンは、やっぱり、偉大です。

娘、目をまんまるくして、絵本に釘づけ。
一言も口を挟まないので、「ねえ、かっぱらうって、わかる?」と聞いてみたら、「わかんない。」と。
そりゃあ、そうだよね。で、本の途中で話をするのは、と思いつつ、「かっぱらう」を説明。
あまりに、強烈な単語なので、これだけは、説明するべきかな?と思ってしまった母なのでした。
さん、初・かっぱらう!です(笑)
しかし、自転車を「かっぱらう」計画を立て、実行に移す5歳児・・・・・。すごい。

娘が、声をたてて笑ったのは、バムセとロッタちゃんの会話のシーン。
私は、ロッタの計画が、まんまと成功したときも、大失敗したときも、最後の強がりも大笑いでしたけれど
娘は、そこでは、笑うよりもハラハラしていたようでした。
顔つきが真剣そのものだった。そりゃあ、子どもにとっては、ロッタちゃんが身近だもの、血だらけの
ロッタちゃんを見て、笑えないよね。なんと言っても、娘は、同い年だし。

そんな訳で、娘にとっての初・ロッタは、「怖かった。」でした。
次の日も、「読んで!」とは、言わなかった。ありゃりゃ。
怖がりさんには、ちょっと、早かったかな?

私は、ずっとロッタちゃんが大好きで、ずっとずっと、「ロッタが家に来てくれないかなあ。」と、息子に
話していたものでした。(息子は、一貫して、反対していましたが

だから、娘が、母の買ってきた服を着るのが嫌だと言って、ごみ箱に投げ入れたとき、
「神さまが、ロッタを下さった!」と確信したのです。
でも、実際、ロッタちゃんが家にいると、心穏やかではいられないのが現実です。っていうか、かなりの
確率で、ぶつかります。
娘と過ごしてから読む久しぶりのロッタちゃんは、ロッタちゃんの面白さに笑いながらも、ロッタちゃんの
お父さんとお母さんの「おおらかさ」と、ベルイおばさんの「温かさ」が身に染みる一冊でした。

怒らない!ではなく、おおらかでいこう!

そう、決心した夜。
『ロッタちゃんの引っ越し』のお母さんは、服を捨てられたとき(それどころか、ハサミで切り裂かれた)
怒らなかったっけなあ?と、ちょっと気にもなりつつ。


『3~6歳能力を伸ばす個性を光らせる』

2012-10-11 23:23:59 | わたしの読書

今年度の幼稚園の講演会の講師は、汐見先生でした。
私は、恥ずかしながら存じ上げなかったのだけれど、とても有名な先生なんだそうです。
お友達のママが、以前から先生を知っていて、本も持っているというので、貸してもらいました。

子育て本は、あまり得意じゃないけれど、講演会がとても良かったので、興味深く読みました。
早期教育への警鐘や、絵本の読み聞かせの大切さ、外遊びの大切さ、テレビやゲームに頼らない
子育て、子どもと一緒に日々の生活を楽しむ・・・など、3人目のママとしては、もう、わかってる!
と思うことが多く、感激する!とか、目からウロコ!という感想は、なかったけれど、それでもなお、
講演会を聞いてよかった、本を読んで良かったと思いました。

日々の子育ての中で、ついつい、流されたり、心配になったりして、揺れ動く母の心。
そんな母に、「ほら、あなたの教育方針は、こうだったでしょ?」と、思い出させてくれました。
何より、何があっても、この原点がぶれるようなことがあってはいけないと、改めて思ったのでした。
その先は、ぶれぶれだって仕方ないけれど、やっぱり、原点は、しっかりしてないとね。

講演会や本の言葉で、印象に残ったこと。

まずは、学力低下の話。
子ども達の学力低下が問題となっているけれど、昔の子どもより、今の子どもの方が、ずっと、ずっと、
勉強している。読み書き計算だって、ずっとずっと、今の子の方がやっている。
じゃあ、どうして学力低下か?という話。

問題は、子どもの「経験のなさ」なのだと、先生は、仰いました。

漢字をいくら覚えても、計算が、いくら早くなっても、それだけでは、ある一定のところで、絶対に、
学習は止まってしまう。覚えたら、出来るようになったら、その先に必要なのは、「自分で考える力」。
その力は、どうやって作ることが出来るのか?
それは、「子どもの時に、どれだけ沢山の経験をしたか。」なんだそうです。

討論だとか、そういう経験じゃなくて、もっと単純に、自然の中で遊ぶとか、音楽会に行くとか、
友達とプールに行くとか・・・。そういう実体験。
子どもの頃に、どれだけ沢山の経験をしたか。それこそが、考える力になるのだそうです。
そうかあ。確かに、そうかもしれないなあ。

ちなみに、家に帰ってきてから、息子に、この話をしたら、「じゃあ俺とTは、将来、天才かも。」と、
言いました。小学校の頃、まさに、毎日のように、Tくんと野山を駆け回ってたもんねと、二人で笑いました。
地図帳持って、自転車で旅に出たこともあったしねえと、思い出話。
・・・・・・・・・・・・しかし、「将来、天才」って・・・。それ、何か違うでしょうよ。


もう一つ、印象に残った話。

その子にとって、マイナスだと思っていることは、逆に言えば「個性」。大切にしてあげて欲しいという話。
大切どころか、先生は、セールスポイントにしてしまおう!と仰いました。
例えの一つが、まるで、息子だったので笑ってしまったのですが、
「この子は、何をやってもノロイ。」という子、それも、個性だと言うのです。

将来、「私は、何をやっても遅いけれど、じっくり、コツコツやるタイプですので、仕事は、丁寧ですんで、
遅いところは、まあ、ちょっと目をつぶって下さい!」と、その子が、自己紹介してしまう位に、その個性を
前向きに、大切に、認めてあげて欲しい。。。と。

実は、講演会の日の朝、まさに、「のろすぎる!」と息子を怒鳴り散らしてきたので、本当に、心が痛みました。

思えば、ずっとずっと、この「ノロイ」で怒ってきたけれど、怒鳴ったからといって改善したとは、到底思えず。
っていうか、高校生になっても、同じことで怒鳴ってるぐらいだし。
先生の仰る通り、ノロイけれど、仕事は丁寧だし、じっくり取り組む人だよなあ。
母としては、こんなにノロノロやっていたら、仕事についてから困る!と心配してのことなんだけれど、
余計なお世話なんだね。きっと。

「子どもを信じる。」

これが、先生の講演のしめくくりのキーワードでした。


『ろくろっくび』

2012-10-09 14:19:07 | 娘と読んだ絵本のこと

  『ろくろっくび』せなけいこ

娘が、幼稚園から借りてきた絵本。
シリーズで、新しく、「たんぽぽ文庫」に入りました。

「ろくろっくびなんて、ぜんぜん、こわくないー。」

と、聞かれてもないのに、毎度、言ってくる娘がおかしくて、思わず笑ってしまう。
たしかに、内容は、ちっとも怖くない。どちらかというと、親近感さえ覚えてしまう。
こんなお友達が、うちの近くにも引っ越してきたらいいな・・・・みたいな。
だってねえ。おはなちゃん、ちょっと、男前じゃない?

それにしても、みこしにゅうどうが、小さくなるのには、驚いた。
日本のおばけって、ムーミンみたいに、人間を最高に皮肉ってるのかも?と
思ってしまったのだけれど、どうでしょう?
だって、見こされると小さくなるなんて、本当にねえ。

ちょっと、日本のおばけについて、知りたくなった絵本。
怖くなさすぎだけれど、おばけの紹介本的絵本でした。


運動会

2012-10-07 08:27:58 | 赤ちゃん日記~娘さん日記



年少さんのときの運動会。


全園児によるリレー形式の大玉ころがしの競技で、どこかへ転がっていかないように、慎重に、慎重に、大玉を運んでいた娘。
ある日、「みんな上手になってきたから、もっと、スピードをあげて転がそう。」という、体操の先生からの提案に、娘は、猛反発し、
その日以来、一切、練習を拒否しました。
担任の先生の説得により(苦笑)、本番では、観客を大笑いさせるほどの「超・スローペース」で参加。
その様子につられて、一緒にスタートした友達まで、「超・スローペース」になっちゃって
あの時の「牛歩の二人」の様子は、今でも思い出すだけで、笑えます。

ちなみに、そのほかの競技は、リズム体操以外は、ほぼ参加せず。
「かけっこ」は、スタート位置にすら立たず、そのほかは、担任の先生に抱っこされながら、その場にいるという参加方法でした。
それでも、運動会の予行練習では、一つもやらなかったそうだから、本番は、頑張った娘さんということになりました。
(予行練習に参加していた運動会の役員さんが、みんなで、ほめてくれたっけ

年中さんのときの運動会。

なんと、全部の種目に参加した娘。運動会の役員さんが、みんな揃って、娘の成長ぶりを喜んでくれました
我が子じゃないのに、みんなが、気にかけて観ていてくれたんだーと、驚くやら、嬉しいやら、恥ずかしいやら

大玉ころがしは、去年の通りの「超・スローペース」で、思わず、観客が笑ってしまうという状況だったし、
(去年の同じお友達とスタートすることになり、また、彼女が、娘につられてスローペースになってしまい・・・・・さらに、面白さ倍増
かけっこは、「お母さんと一緒ならやる!」と言い張って、母と共に参加という状況でしたが、とにもかくにも、ちゃんと、
全部参加したのだから、すごい!素晴らしい!となった、運動会でした。

そして、今年。最後の幼稚園の運動会。

すばらしかったー。すべての種目に、当たり前のように参加していた娘。
(いや、世間一般では、そこは褒めてもらえる部分じゃないからっ
大玉ころがしは、相変わらずの慎重っぷりだったけれど、あの「超・スローペース」を知っているお母さん達は、
「あのままのスタイルで、スピードアップしてる!」と、絶賛してくれました。

あのままのスタイル。

みんなに、格好悪いところを見せることを極端に嫌う娘は、競争とか、勝ち負けがあるもの、はじめて挑戦するものが大嫌い。
それに加えて、言い出したら、誰が何と言おうときかないという性格だから、手に負えません。
今回、そんな娘が、練習中に、みんなの前で「失敗」してしまうというハプニングもあったそうです。
スピードアップしたが故に、大玉が転がりすぎてコースアウト。その瞬間、娘の顔つきが一変し、その場にいた先生方みんなが、
「これは、怒って放り出すか?」と思ったらしいのですが(トホホ)、なんと、自ら大玉をコースに戻し、遅れながらも、次の子へリレー。

「偉かったね!」

大玉を次の人に渡した後、担任の先生が声をかけたら、娘さん、先生の胸の中で、うわーんと 泣き出したんだとか。
張りつめていた緊張が、とけた瞬間だったのかな。年少・年中の担任だった先生も、大感激で、娘を褒めてくれたそう。
そんな話を先生から聞きながら、ずっと、ずっと、見守り続けてくれた先生達に、改めて感謝したのでした。

叱らない。

それって、実は、叱ることより、ずっと難しいと思う。
ただ、甘やかして叱らないんじゃなくて、子どもを信じた上にたった「叱らない」という選択。
娘の一方的な「強情」に、声を荒げたい時だって、きっとあったに違いないと思うけれど、一貫して、「見守る」を貫いて
こられた先生方。
叱られたら、もしかしたら、もっと早く壁を乗り越えたかもしれないけれど、普段の生活の中で、心が成長した今、
自分で「乗り越えよう。」と思って乗り越えた経験は、たぶん、前者とは、全く違うものだっただろうと思う。

失敗しても、格好悪くても、やってみる。最後までやりとげる。

それは、娘にとって、本当に本当に、高い壁。ようやく、超えてみたんだね。
一度超えたら、次に壁に直面した時に、もう少し、壁が低く見えるかもしれない。そうやって、少しずつ、少しずつ、乗り越える
壁が低くなっていけたらいいね。
そして、きっといつか、全然違う大きな壁が、新たに、立ちはだかることがあるだろう。
その時は、この経験が、娘の「力」になってくれるんじゃないだろうか。
信じて見守ってくれた先生や、我が子のことのように、成功を喜んでくれたお母さん達のことを思い出すかもしれない。

金メダル!

帰りに頂いた「金メダル」。
去年までは、単なる「おみやげ」にしか見えなかったのだけれど、今年の年長さんの「金メダル」は、なんだか、みんな、誇らしげで(笑)
まさに「金メダル」でした。みんな、みんな、おめでとう。みんな、みんな大きくなったね

しかし・・・なんというか・・・。出だしがハチャメチャだと、成長が目に見える形で現れるから、、、得だよね。
だって、本当は、心の中で、うーんと戦って、ようやく参加していた子もいたかもしれないんだもの。
幼稚園は、子どもにとって、はじめての「社会」。きっと、みんな、色んなことを感じて、乗り越えてきたんだろうなと思う。
だからこそ、みんなみんな、金メダル、おめでとう。


まだまだ、感情爆発が激しい「猛烈娘」で、トホホな毎日が多いのですが、きっと、いつか、それも乗り越えてくれる日が
くるんだろうなと思わせてくれる、素敵な運動会でした。娘さん、素敵な運動会をありがとう。
先生たち、ありがとう。お母さん達、ありがとう。

幸せな幼稚園生活。母は、少しずつ、ここ(幼稚園)を離れる心の準備、しておかないとなあ。


『エルマーのぼうけん』

2012-10-04 13:47:56 | 娘と読んだ「よみもの」の本のこと

 ルース・スタイルス・ガネット作 ルース・クリスマン・ガネット絵 わたなべしげお訳



幼稚園では、毎日、お弁当のあとの時間に、「絵のない本」の読み聞かせの時間があるそうで、
とても楽しみにしている娘さん。
『いやいやえん』や『もりのへなそうる』・・・と、ずっと、中川作品が続いていて、気に入った作品
のときは、家でも読んで!と、せがむことがありました。
2学期に入ってから、一度もせがまれないなあ・・・と思っていたら、娘が、久しぶりに・・・。

「うちに、『エルマーのぼうけん』ある?」

「エルマー!?」

母は、びっくりしちゃいました。
そうかあ。『エルマーのぼうけん』を聞けるまでに成長したのかー。
そういえば、息子に、一年生のときに読んであげたっけなあ。
そうかあ、もうすぐ、一年生なのかあ。娘さんよう。しみじみ。

ちょっと感動してから、もちろん、ありますよう~と出してきました。
「これは、お兄ちゃんが一年生のときに、買ってあげた本なんだよ。」
と言ったら、なんだか、嬉しそうにしていました。
お兄ちゃんのオサガリの洋服は、何より嫌いだけれど、本は、嬉しいらしい

母娘共に、とびっきりのニコニコ顔で読み始めた夜。ところが・・・

「こんなの、エルマーじゃない!」

一章を読み始めてすぐ、娘が、言い出しました。
えー。エルマーのぼうけんって、他にもあったかなあ・・・。いくら考えても、思い浮かばず。
先生の読んだお話を聞いてみたら、ライオンもワニも出てくるって言うし、チューインガムも
それは、やっぱり、この、エルマーでしょう。

でも、いくら読んでも、
「そんなの知らない!違う!幼稚園のと違う!」と娘さん。
結局、怒りモードのまま、一章を読み終えました。

で、先生に聞いてみた。
「丁寧に、読み始めてあげたかったのだけれど、その日、たぶん、ちゃんは、
お弁当を食べ終えるのが遅くて、歯磨きに行っていたりして、ちゃんと聞けていなかった
んだと思います。どうぞ、お家で、最初の方の章を、じっくり、読んであげて下さい。」

とほほ。
先生曰く、最初は、娘のような子がいたり、おしゃべりをしたりする子もいたりと、ざわつくことが
多かった、『エルマーのぼうけん』。でも、話が進む程に、どんどん面白くなってきて、今では、
みんな、真剣に聞き入っているのだとか。
そうかあ。それで、娘も、ライオンが登場する位になってから、家でも読んで欲しくなったのか。

娘に、先生から聞いた話をして、「同じ本だよ。」と納得してもらってから、仕切り直し。

「やっぱり、違う気がする。」

納得したはずが、やっぱり、腑に落ちないといった様子で、しばらく、ぶつぶつ言っていた娘さんでしたが、
猫のセリフを読んでは、地図を確認して・・・と読んでいったら、がぶりつきで、本をのぞきこんでいました
地図付きの本って、これが面白いんだよねー。

みんなで読む独特の面白さは、二人では味あうことは出来ないけれど、二人で布団の上で読むからこそ
の面白さも、やっぱり、あるよね。
さあて。ようやく、エルマーも、娘も、ぼうけんに出る準備が整いました。
いよいよ、船に乗り込みましたよ。明日は、島に到着予定です。

ここのところ、絵本を読むことが多かったので、久しぶりの読み物の本。堪能中。


新しいパソコン

2012-10-03 15:24:32 | 娘と読んだ「よみもの」の本のこと

とうとう、とうとう!壊れました。我が家のパソコンくん。

暑さのせいにしていましたが、たぶん、それだけじゃないことは、
どこかで、薄々感じていたのです。
だって、ここ半年、ずっとパソコンの調子を伺いながら・・・だったから。
メールチェックをしているときに、突然、電源が落ち・・・さようなら。
やっぱりね。そうだよね。

パソコンが壊れてから本日まで、放置してしまったメール多数。
本当に、ご心配をおかけしました。ごめんなさい。

「7年で壊れるなんて~」と、電気やさんでぼやいたら、
「いや、パソコンは5年ですよー」と言われました。
メンテナンスが出来るユーザーじゃないし、7年もったら、良い方らしい。
がっかり。

がっかりしながらも、パソコンのない生活は、ちょっと考えられないところが、
すっかり、現代人。仕方ないので、新しいパソコンを買いました。

本当は、テレビのアンテナを買い替える予定だったので(こちらも、ずっと調子が悪くて、
風がふくと、半分以上のチャンネルが見れない状態が続いていた。とほほ。)、
いっそのこと・・・と、「ひかり」の契約を結んで、テレビも「ひかりテレビ」とやらに、
しちゃいました。どうやら、我が家で、NHKのBSが、見れるらしい!!!

新しいことずくめの秋です。