ぼちぼち日記

大切な日々のこと

小学校・朝のおはなし会 《1学期》

2013-07-20 09:40:44 | お話し会のこと

娘の小学校で、朝のお話し会ボランティアに参加しています。
1学期に、たった2日(2年生からは1日)しか活動日がないのだけれど・・・。
それでも、少ない人数で、無理なく活動するには、調度良い・・・かな。
私のような仕事をしているママには、本当に参加しやすいなと思います。

そんな訳で、2日だけの1年生の1学期の活動記録。

1年生は、長いお話が読めないので、1回(15分)につき、2~3冊を読む形。
一人で読むのは、キツイだろうということで、一クラスに2人で入ります。
一人でないことの、本当に素晴らしいところは、自分が選ばないような本と出会えることと、
大好きな本を誰かに読んでもらえて、自分も素直に絵本を楽しめる!ということです。
どちらの回も、ペアになったベテランママさんが、とても素敵な選書をされたので、私自身も
本当に楽しく参加できました。

初日は、娘の教室で。

①『サンチャイルド・ビックサイエンス だれの おっぱい?』
②『はらぺこ あおむし』

③『ぐりとぐら』

始まる前に、ペアの方と持ってきた本を確認しました。
ペアの方が、物語本(②と③)を用意してきて下さったので、私は、①の科学本を読むことにしました。
最初に、

「おっぱい、飲んでた人?」

と聞いたら、みんな、恥ずかしがって手をあげてくれなかった(笑)けれど、読み始めたら、
ノリノリで、だれのおっぱいかを当ててくれました。
ノリノリになりすぎて、収拾がつかなくなったらどうしようか?というのが不安だったのだけれど、
出てくるのは、知っている動物ばかり。全員一致の正解で、混乱にはなりませんでした(笑)
豚のおっぱいのページは、折り畳みページを広げての実物大。みんな大喜び~♪

「いくつあるか、数えようよー!」

と、一人の子が声をあげてくれたので、1、2、3・・・と数えてみたよ。

ペアの方が読んで下さったのは、絵本の王様2冊。
入学したばかりだから・・・と、きっと、どの子でも知っている、なじみ深い絵本を持ってこられたのでしょう。
その発想が、すてき
この方たちと1年間、読んでいけると思ったら、なんだか、嬉しかった

『はらぺこあおむし』は、お仕事で、何度も読んでいる本でしたが、『ぐりとぐら』は、私も、久しぶりに読
みました。やっぱり、おもしろいね、ぐりとぐら。みんな大好き、ぐりとぐら。
ぐりとぐらの最後のページは、これまた、全一致で「くるまー!」と答えて、大正解でした。

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2回目は、1か月後。娘の隣の教室で。
娘のクラスには、この会に参加されているママが3人もいるので、順番に、違うクラスに入る形です。

①『さんびきやぎのがらがらどん』

②『どんなかんじかなあ』


 ③『しつもん おしゃべりさん』

ペアの方が、子どもと対話しながら読む本を2冊(③と④)選ばれたので、私は、物語絵本を読みました。


「一冊目は、『3びきやぎの がらがらどん』です。」と言ったら、子ども達、口を揃えて・・・
「えー!」「知ってるよー!」

本離れ・・・とか言われていますが、王様の本、ちゃーんと、読んでもらっているのですね。
なんだか、嬉しかったな。・・・・・って、
「えー!」って言われたのに嬉しそうにして、変なおばちゃんだと思われたかも。

娘が怖すぎると言った読み方を封印しようと臨みましたが、一人だけ、読み始めても静かにならない
(隣の子に、しきりに話しかけている子)がいたので、最初のトロルの場面で、

「だーれだー!」

だけ、怖い声で読んじゃいました。もちろん、その子は震え上がって、絵本を凝視。
その後は、その子も、ちゃんと、物語の中に入っていてくれたので、普通に読みました。
何より面白かったのは、男の子が一人、本を丸暗記していたこと。

なんと、最初から最後まで、私と一緒に、ずーーーーーーーーーーーーーっと読んでいました。
読み手を邪魔しようとかいうのではなく、とにかく、口をつくという感じで、ずっと、一緒に読んでいるのです。
それが自然だからか、物語が面白くて入り込んでしまうからか、他の子が、全く気にしていないところが
また、面白かった。がらがらどん、って、すごいね。

②『どんなかんじかなあ』は、私も、何年かぶりに聞きました。
一年生クラスには、ちょっと早すぎる感もありましたが、でも、「どんなかんじかなあ」って言葉が、子ども
達の心に残ったら、嬉しいよなあと思いながら聞いていました。
いろんなことを「どんなかんじかなあ」と、考えてみることが出来たら、素敵だね。


二学期は、何を読もうかな。
私の夏休みの宿題です!


加古さん

2013-07-04 12:31:00 | 娘と読んだ絵本のこと

仕事がない日は、夕方、娘と一緒に犬の散歩に出かけます。
娘の一番のお気に入りは、何と言っても、田んぼコース。
娘さん、そのうち絶対に落っこちる!というくらい、田んぼの中をのぞき込んで、なかなか、前に進んでくれません。
そうです。田んぼの中は、ただ今、おたまじゃくし王国~!
ということで、そんな娘に、読みたくなった一冊。

お母さんが、まさに食べられてしまう!というシーンで、思わず、恐怖の声をあげてしまった娘。
怖がらせてはいけないと、慎重に、慎重に読んだけれど、やっぱり怖かったねー。
よっぽど怖かったのでしょう。一度読んだっきり、
「おたまじゃくしのは、怖いからいい。」と言って、二度と読もうとしない娘さんでした。

で、加古さんの本、他にもあるから読んでみよう!と続けて読んだのが・・・・



こちらは、あまり怖くなかったようですが、意味が良くわからなかったようでした。
うーん。実は、久しぶりに読んだ母も、ラストが良くわからなかった。

で、気を取り直して、もう一冊。



これは、単純明快なストーリー&怖くない が揃って、娘さん、気に入った様子でした。
日曜日の朝、パパにも読んでもらっていたらしい。
ケラケラ笑いながら聞いています。

「赤いアリ、見たことある!」
と、娘さん、熱弁をふるっていましたが、一体、どこで見たのだろう。私は、最近、見てないな。
聞けば、クラスの友達の中に、虫好きの女の子がいるらしく、その子のおかげで、アリやら
ダンゴムシやらが、ぐっと、身近な様子です。友達っていいね。

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久しぶりに、加古里子さん、沢山、読んだなー。
娘にとっては、加古さん=「むしばミュータンス」だったから、これは、色んな本を書いている人だぞ!
と思ってもらえたら嬉しいな・・・・と思ったりする母でした。

学校の授業で、図書室で本を借りることを教わったらしいけれど、全く、本を借りてこない娘さん。
「図書室なんて、行ってる暇ない。」と、娘に、先日、ばっさり切り捨てられた母なのですが、いつか、
加古さんの絵本シリーズ、見つけてくれたら嬉しいな・・・なんて、思ってみたり(笑)
まあ、無理かなー。息子も、図書館で一度も本を借りてこなかったから。
うちの子は、本は、母が持ってくるものと思っているのかもしれません。

そういう私は、小学生の頃、加古里子さんの、この絵本シリーズが大好きで、学校の図書館に置いてある
本は、繰り返し、繰り返し、読んだものでした。
にんじんばたけとか、とんぼのとか、青い目?の・・・・とか。
きっと、高学年になる頃まで、読んでいたに違いない。

だって、図書室を入って右側の本棚に、シリーズで置いてあったこと、今でも、ちゃんと覚えてるんだもの。
いつ見たって、同じラインナップなのに、必ず、チェックしてたっけ。
時々、ずーっと借りていた人が返した「まだ読んだことない本」があると、天にも昇る気持ちだったこと、
とても良く覚えている。嬉しさの感覚って、ちゃんと胸に残るものなんだよね。

インターネットもない時代。
かこさとしさんが、どれだけ絵本を出しているかなんて、田舎の小学生には、調べられない時代。
今は、どんな田舎に住んでいようと、インターネットで調べたら、出版されている絵本が、ワンクリックで
検索できて、「あ、まだこれ読んでないな・・・」とか、小学生だって、簡単に知ることができる。

だけど、あの当時の「返した人頼み」「その日の出会い頼み」の図書館の面白さが、私を読書家に
育ててくれたから・・・
子どもの頃に出会いたかった本を、読めないまま大人になったことを悔しく思うことはあるけれど(多々あるけれど)、
それはそれで、楽しい読書環境だったなーと思うのでした。
加古里子さんを読んで、久しぶりに懐かしくなった一週間でした。