ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『3びきのかわいいオオカミ』

2006-03-24 08:39:20 | 息子と読んだ本のこと・絵本

『3びきのかわいいオオカミ』
ユージン・トリビザス文 ヘレン・オクセンバリー絵
こだま ともこ訳

長かったプーさんの後の一冊としてチョイスしたのは、大好きなブログで紹介されていた、この絵本。なんと、『3匹のこぶた』のパロディ!

かわいい3匹のオオカミ兄弟に、お母さんが、そろそろ外の世界に出て行くように言います。ただし、「わるい、おおぶたには気をつけるのよ。」
3匹のオオカミたちは、一生懸命、家を作るのですが、その度に、悪い大豚がやってきて、壊してしまいます ことごとく、いやはや、これでもか!って具合に。
果たして、オオカミたちは、幸せな生活を手に入れることができるのでしょうか?

なんて大胆なパロディ!
私の想像を、オオカミの家と同じように、ことごとく破壊してくれました。この大豚くん
それに、この大豚の憎たらしい、意地悪そうな顔ったら!!最高です。
しかし、息子が馬鹿笑いするだろうと考えていた母は、ちょっと、拍子抜け。
息子は、「本当は豚の家だろ。」「ありえねえ」と、要所要所で、思わず言葉が出てしまうものの、のめり込み方がイマイチ。大ウケしたから良いという訳ではないのですが、とにかく、のめり込み方が、いつもと違う。どうしたのかな?

・・・理由は簡単でした。他に、彼の頭を支配しているストーリーがあったのです。
昨日は、1週間ぶりに学童保育でした。(旦那が三交代の仕事をしているので、勤務時間によっては、学童を長く休むことになるのです。)
久しぶりの学童で、久しぶりのDVDを観てきたのでした。

観てきたのは、ジョニー・ディップ主演の新作『チャーリーとチョコレート工場』。
息子は怖がりなので、この手の映画は、友だちがどんなに誘っても観ないのですが(ハリーポッターシリーズも、怖いからと絶対に観ません)、この映画だけは、ジョニー・ディップファンの私と映画館に観に行ったこともあり、好んで観てしまうのです。
もちろん、長い時間を預かってもらっているので、テレビやビデオを否定したりはしません。映画鑑賞は私の趣味でもあるし・・・けれど、
他の子は、学童の教室を出てくる時に、リセットできると思うのですが・・・息子は、そうはいきません。
次の日の学校に響いてしまうのです。

昨日は、久しぶりだったせいか、尋常ではありませんでした
ジョニーが乗り移ったごとく、私の言うことに、皮肉たっぷりに(うれしそうに)つっかかってくるし、仕舞いには、ウンパルンパ人の踊りとやらを歌い、踊り始める始末。
絵本を読んだあとの、ストーリーの反芻タイムもなし。
ずっと、楽しそうに歌い続け、とうとう布団の中で30分も、歌っては笑い、映画のストーリーを機関銃のように話します。もちろん、最近では最大の、母の雷が落ちてしまいました。
全く・・・もうすぐ4年生だというのに。どうするんだ、こんなことで。ブツブツ。

でも、絵本の時間だけは、ちゃんと聞いていたのだから、それだけは、誉めてあげようかと思います。ちょっと悲しいけど。