ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『Filament』

2007-09-28 13:54:00 | つぶやき

『Filament』(フィラメント)というフリーペーパーを知っていますか?
「科学をもっと身近な存在に」そんな願いをこめて、学生が作ったフリーペーパー。
国立科学博物館に置いてあるそうなのですが、現在、他に、置いてくれる場所を探しておられるとか。
shorinさんのブログで知り、「面白い!」「応援してみたりしてほしいな」の言葉に、ふむふむと頷き、早速、HP(→)からメールを送って取り寄せてしまいました。

科学かあ・・・。理数科目、苦手だったなあ
中学までは、得意なほうでしたが、高校に入ってからは、ほとんど赤点ギリギリ。
それでも頑張って勉強しよう!という興味も持てず。
けれど、小学生の息子は、かつての私がそうであったように、まだ、科学大好き!少年。
算数の問題を解いている様子を見る限り、数的センスがあるようには、到底思えないんですけれどね。
応援したい想いあり、そんな息子のためにとの想いあり、で、取り寄せてみました。
メールの応対も、とても丁寧!
忙しいでしょうにね。本当に、ありがとうございます。

そして届いた『Filament』。
本当に面白いです。下品な感想なのですが、これって本当に無料なの?と
ただ今、宿題に追われ、なかなか開くことが出来ない息子に代わって、母が、熟読しています(笑)

「01」号は、今、問題になっている、石油に代わる燃料の問題が詳しく載っています。
「水素燃料」の仕組みを、漫画で、優しく説明してくれているのが、また良いです。
何より、面白かったのが、トウモロコシの値段が上がったことで、ニュースで取り上げられることが多くなった「バイオ燃料」の記事。(お菓子も、お肉も、値上がりしているんですよね)
実は、私・・・
「環境に良いなら食品が値上がりしても仕方がない!」
と思っていたのですが、両手を挙げて歓迎できる燃料ではないのですね。全く知りませんでした。
(森林伐採をして、トウモロコシ畑を作らないといいなあ・・・位は思っていましたが)
本当に、知らないって恐ろしいです。

他にも、「顔」についての記事、「性別」についての記事等々。
どれも、とても面白かったのですが、何より、このフリーペーパー、記事を読んで、「何でだろう?」が生まれたら、メールで質問ができるというのが、凄いです。

将来的には、読者からの意見が学生を通じて研究者まで届くようにしたり、『Filament』を介さず、読者の方々と学生、研究者の方々が直接コミュニケーションをとれるような状態にする事を目標にしています。

なのだそうです。凄い!凄い!

300部までは無料なんですって。
全国の図書館とか、子ども科学館とか、本屋さんとか・・・
興味がある人・子どもが行くような場所にも置いてくれたら、とても嬉しいのにな。
だって、国立科学博物館に行くのが難しい場所に住んでいる人は、たくさんいるのですもの。
まさか、今後、毎回(ご好意に甘えて)、送ってもらう訳にもいかないだろうし・・・
ううむ。駄目もとで、息子の通っている「子ども科学館」に、問い合わせてみようと思っているこももなのでした。どうなるでしょうか?ドキドキ。

『Filament』は、「科学の世界」に小さな明かりを灯す電球。
あなたが望めば、もっと広い世界だって照らせます。
いま明かりを灯しているのは、現役の学生たち。
ほんのりとですが、照らされたところを見ていきませんか?


この表紙の言葉。とても素敵でした。
若い、科学者のみなさん!頑張って下さい!!


十五夜おつきさん

2007-09-26 08:32:24 | つぶやき

  急いで作ったお団子は、ちょっとイビツ。

昨日は、十五夜さん。
去年までは、職場の年中行事で「団子づくり」をしていたので、その流れで、家でも、必ず作っていたお団子。
けれど、今年は娘もいるし・・・と、ちょっとおサボリしちゃおうかなモードでした。
ところが、学校から帰ってきた息子の第一声は、

「それじゃ!オレ、ススキとりに行ってくるから!団子よろしく!!」
えー。上新粉、買ってないよー。

上新粉は、パパが会社帰りに買ってきてくれることになり、息子は、友だちと一緒に、すすきとり。
おまけに、我が家で19時から「お月見パーティー」をすることに決めて、帰って参りました。
まったくもう。私は、君たちのパーティの準備係かい!
去年までは、一緒に団子をまるめることの方に興味があったのにね。

夕飯は、困ったときの「マーボー豆腐」に助けてもらい、なんとか、19時までに、団子の用意完了。
そして、息子の友だちは、19時きっかりに、妹を連れてやってきました。
息子と二人、キャンプ用の椅子に腰掛け、何やら楽しげに話しています。
まだ一年生の妹さんは、早速、飽きてしまって、家の中の娘と遊びたい様子。
「大人が一緒じゃないと、つまらないよー。」と、必至に、私達を仲間に入れようと頑張っています。
ところが、男二人は、プンプンで
「子どもだけだから、楽しいんだろ?そんなこと言う人は、もう連れてこないからね。」
と、断固、大人拒否。
すすきを取りに行った時に買ってきた「コーラ」で、乾杯し、
「やっぱり、月見はこうでなくちゃねー」などと言い合ってる。可笑しい。
シミジミとつぶやいた友だちくんの台詞が、また、可笑しかった。
「ああ、癒されるねー。こうしてるとさあ。」
ぷぷ。何の悩みもなさそうに見えるけれど?君たち??

そのうち、双眼鏡を取り出して月を観察しようということになった、子どもたち。
あらあら、現実的なお月見だこと。やっぱり、今時の子どもなんだねえ。
ところが、息子くん・・・

「すげえ、月の中に、ウサギがいる。本当だったんだ!」
・・・・・・・。また!やめなさい。友だちが引くでしょう!!
ところが、どれどれと、友だちが覗いたのですが・・・
「本当だ!まじでウサギいる。」
そして、二人で・・・シミジミと「本当だったんだなあ。」
・・・・・・・。本気?

さらに、息子くん・・・
「すげえ、月、めちゃ動いてる。ほら、ほら!!もう、ずれた」
友だちも、もちろん、
「本当だ。すげえ、すげえ、動いてる。やっぱ、地球は動いてんだよな。」
そ、それって、双眼鏡を握る手がぶれてるだけだろう?

たまらず、口だししてしまった母。ところが、
「お母さん知らないの?地球はね、動いてんだよ?先生が言ってましたー。」
と、猛反撃。
楽しい席なので、それ以上は、口だししませんでしたが、
目に見える程に動くって、どんだけの早さだってことなんだよ!君たち!!

約束通り、30分で終了したお月見パーティー。なんとも、愉快なお月見でした。
そうそう。男二人の会話に聞き耳たてたところ・・・
「お風呂掃除の手伝いをやらされて、どんな失敗をしたことがあるか?」
について、熱く語っていました
ドアを開けっ放しで水を流して、脱衣場を濡らすとか、湯船の栓をせずにお湯を入れるとか。
そんなことを競い合ってどうするんだ?男子諸君!

十五夜の夜。息子たちが、癒しを必要とする悩みの元を知った、母なのでした。

本当に、あんたたち、お馬鹿さんで可愛いわね。
そんなことを思いながらの片付け。これは、なんとなく・・・だったのですが
ためしに、私も、双眼鏡で月をのぞいてみました。
すると・・・・・本当に、ウサギが
ちゃんと、耳もあるし、おしりもふっくら膨らんでいます。
ほ、ほんとうにいるんだ。ウサギ・・・。知らなかった。
時間に余裕のある方、是非、双眼鏡でのぞいてみてください!!


『銀河鉄道の夜』

2007-09-22 22:08:00 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治

内容が難しいところになると、とたんに、あくび連発の息子くん。
面白いところは、目をキラキラさせて、自分でも読みたいと本をのぞきこむ。
わかりやすいね・・・君。

カンパネルラがいなくなってしまい、動揺するジョパンニに、セロのような声が話しかける所では、「意味がわからない!」が最高潮に達してしまった息子くん。両手で頭を抱え込んでしまいました。
・・・。頭を抱えるって、漫画の上だけかと思っていたけれど、本当にそうなる人っているんだな、なんて思いながらも、読み続ける母。
そして場面は、あの丘に変わったのでした。
とたんに、驚いた表情で、本をのぞき込む息子くん。

それは、それは・・・とても、ショックだったようでした。
「わけわかんない!」が、すべて、つながっただろうか?
わからないままかな。それも、またいいのかもしれない。

賢治の声に耳をすませた数日間。
不思議な銀河鉄道への旅でした。

『どうしてか わかる?』

2007-09-19 15:06:28 | 息子と読んだ本のこと・絵本

『どうしてか わかる?』ジョージ・シャノン文 ピーター・シス絵 福本友美子 訳

ことり文庫さん()への、2度目の訪問。
一度目は、開店間もないお店に、大きなお腹を抱えて伺ったのでした。
そして、二度目は、あの時お腹にいた子を連れて。
ブログで出会った人(この本屋さんを紹介して下さった人)とのサプライズ対面あり、楽しいおしゃべりあり、もちろん、素敵な本との出会いあり。
何をとってみても、楽しい楽しい一日でした♪まるで、夢のような一日~
こんな本屋さんと出会えたこと、本当に、幸せに思います

でも・・・
学校があるからと、置いてきぼりをくらった息子くんは、おとといくらいから、ちょっとすね気味。
だって、土日は、予定が詰まってるじゃないの。あなた。
クリスマス前には一緒に行こうということで、一応、納得したのですが・・・
可哀想だからと、一緒に行った私の妹が、息子に、お土産を買ってくれました。
それが、この本。
店長のこうめさんとフラニーさんが、共に勧めてくれました。
(私は、以前、そらこさんのブログで見かけたことが!)

なるほど!と手を打つ、世渡りの知恵が詰まっているそうです。
世界で語り継がれるなぞかけが、14こ。
どれも、難しく、面白いものばかり。推理力も必要です。

残念ながら、母はギブアップの連続。
娘ちゃんとのお出かけで疲れていたから・・・・・という、言い訳も、空しく響きます。
シャーロック・ホームズが愛読書の妹は、「シャーロック・ホームズで鍛えているからね。」などと言いながら、あっという間に謎を解いてしまい、他の問題もすらすら。
息子の尊敬を一心にあびていました。
そして、息子も・・・・・・・
名探偵ブラウンでは、ちっとも謎が解けないで悔しがっているのに、母よりも好成績?!
難題の「キャベツと山羊とおおかみ」の問題も、見事、解いてしまいました!
ちょっと、なんなのよー。

寝る前。
息子は、冬休みにことり文庫さんに行ったら、2巻目を読むんだと張り切りモード。
(図書館じゃありませんよ。本屋さんですよー)
今にみてろよ、お二人さん!
今日から、頭のマッサージしてやるわよー。

それでは、この本の帯についていた問題を一つ。

ある夏の日、二人のおとうさんと二人のむすこが
魚つりにでかけました。
一人一ぴきずつ魚がつれたので上きげんで家に帰りました。
ところが、つれた魚の数は、ぜんぶで3びきしかありません。
さあ、どうして?

対象年齢、10歳以上の人たちだそうです。


赤ちゃんと絵本

2007-09-15 11:06:43 | 赤ちゃん日記~娘さん日記

今月も、娘と一緒に、絵本を楽しみました。やっぱり、この2冊。
『こいぬのくんくん』 ディック・ブルーナ 松岡享子訳
『がたん ごとん がたん ごとん』 安西水丸

「がたんごとん」は、お兄ちゃんが参加してくることが多いので、いつも大騒ぎになってしまい・・・娘にとっては、とにかく、オカシイ絵本?に、なっています。
こんなことで良いのでしょうか?出版社の方、ごめんなさい(笑)
でも、もうこの2冊は、しっかり覚えている様子。
本棚から出してくると、動きを止めて、じっと見つめています。

わらべうたも、かなり楽しめるようになってきたので、先月は、いつもの2冊に加えて、
『いないいないばあ』 松谷みよ子 瀬川康男え
も仲間入りしました。
この本。数ある『いないいないばあ』の絵本の中でも、母の一番のお気に入りです。
やっぱり、絵が好き♪
ただ、最後の「のんちゃん」のシーンが、他のページと同じ構成だったら、もっと良かったのになあと、ついつい、読む度に思ってしまうんですけれどね。

さて、この楽しい読み聞かせの時間に、最近、ある問題が浮上してきました。
ちゃん、「ページをめくりたい!ひっぱりたい!口に入れてみたい!」という欲望が、たまに、ふつふつと湧いてくるようなんです。
これが始まると、大変。阻止しながら、読まないといけないし(笑)
おまけに、息子は、ふがふがと絵本に噛み付いていく娘に、大興奮!
「すげえ、すげえ~!噛め!噛め!噛みつくぞ~!」
もう、何がなんだかわからない状態に。(私、何してるんだっけ?)
で、そんな時は、読み聞かせ中止

めくるというよりは、ただただ、ひっぱってビリビリに破いて、口に入れたい娘
でも、それだけは、勘弁なのです。
(仕方ないので、折込広告くんに、その役目を引き継いでもらっています)
で、最近お世話になっているのが、
『おにわのまわりで』 ルーシー・カズンズ
『おうちのまわりで』  ルーシー・カズンズ


息子のお祝いに頂いた、メーシーちゃんで御馴染みの、ルーシー・カズンズの布絵本。
これなら、いくら引っ張っても口に入れてもらってもOK。お好きなように~♪
特に、『おにわのまわりで』は、母のお気に入り。
これは、字のない絵本なのですが、めくる度に出てくる絵が、調度、合わせて歌ってあげられる絵ばかり。

表紙の絵は「お花」なので、「おはなが笑った」。
次のページには「はち」なので、「ぶんぶんぶん~♪」と。
次のページは「からす」で、もちろん「からす」。
そして、最後のページには「ちょうちょ」。

ガブガブと絵本を噛んでいる娘の横で、歌いまくる母。かなり妙な、母娘の図です(笑)
でも、ガブガブに構わず歌っていると、そのうち、噛むのをやめて、不思議そうに見上げてくれたりもします。目指せ!サウンド・オブ・ミュージック!!
赤ちゃんと絵本。
落ち着いて絵本を読むには(理解してもらうには)、まだまだ時間がかかりそう。
でも、遊ぶきっかけには、やっぱり、絵本は最高に面白いのです。

『ぱぴぷぺぽっつん』 市河紀子 編  西巻茅子 絵

先月、ことり文庫さんで購入した詩集。これも、ただ今、おハマリ中。
店長のこうめさんに負けじと、「ソーダー山の村長さん」を覚えていたのですが、秋の長雨の中、「ぱぴぷぺぽっつん」を読む方が多くなってきました。娘は、じ~っと聞いています。
そうそう。「ねこたら ねごと」という詩もお気に入り。

ねこたら ねごと
ねどこで ねごと


と続いていく詩は、いくら読んでも、つっかえてしまいます。
そのうち、どんどんスピードアップしてきて、もはや、これはただの早口言葉。
自分の課したスピードに四苦八苦の母に、娘は、ニヤニヤ。
この詩集、どれもこれも、とても楽しい詩ばかり。
「詩はともだち」というシリーズのようで、他に『みみずのたいそう』があるようです。
「みみずのたいそう」という、楽しい指遊びがあるのですが、それと関係あるのかな?興味津々です。
来週、ことりさんに伺う予定なので、是非、読んでこようと思います!


まったくもーの6ヶ月

2007-09-12 10:38:40 | 赤ちゃん日記~娘さん日記

今日で、娘は、6ヶ月♪
昨日、体重を測ったのですが、増加の山は、少し落ち着いてきたようです。
それでも、やっぱりムチムチで・・・
一緒にお風呂に入るお兄ちゃんに、毎日のように、お腹の段々を数えられては、
「イチ・ニ・サン・シンジラレナ~イ!」と、どこぞの監督の名台詞を吐かれています。

「ちょっと、一応レディなんだからね!」
母がいくら怒っても、何処吹く風のお兄ちゃん。
は、何がなんだかわからないけど、楽しいな♪と、キャッキャッと笑います。
まったくもー。

そうなんです。「まったくもー」が、今の娘のキーワード。
困った癖が、いくつもついてしまって、「まったくもー」の連続です。

 「寝返りしては、うつぶせになって(戻れなくなって)大泣き」を、しばらく繰り返していましたが、最近、そのまま「うつぶせで寝る」癖がついてしまいました。
うつぶせは、乳児の突然死の原因の疑いがあるという話を聞いたこともあって、寝返りの練習すらやらなかったのに・・・
どんなに、仰向けに直しても、2分もたたないうちに、うつぶせになってしまいます。

赤ちゃんって、みんな仰向けなのかと思ってたけど、違うんですねえ。
我が家は、うつ伏せ用のマットで寝かせている訳でもないので、窒息も心配。
おかげで、何度も、顔の位置や息を確認する羽目になりました。
(夜中は、うまく顔が横の位置に納まらないと、その度に泣いて起こすし。。。プチ寝不足の母)
あ~あ。まったくもー。

 なんと「人見知り」が始まりました。
一度は、義妹に預けて、お風呂に入ったのですが、大変なことに・・・
次は、近所のママに預けて、息子のお迎えに行ったのですが、大変なことに・・・
どちらも、現役保母さんなのですが、娘の泣き叫び様には、参ってしまったようです。
(娘の前では、全く表情に出さない所が、プロですけど)
記録によると、息子の人見知りは8ヶ月から。しかも、さらりと書いてあるところをみると、たいしたことはなかったのでしょうね。
しかし、娘ときたら、この一件以来、しばらくは、パパさえも受け付けないという「人見知り」ぶり。
まったくもー。

 タオルや布を親指にからめて、それと一緒に指しゃぶりをする。という癖がつきました。
ヨダレが多いので、ヨダレカケを始めたのですが、それを上手に指にからめては、チュッチュ
おかげで、あっという間にビショビショ。
仕方ないので、お徳用のガーゼを多量に買って、それで代用しています。
一番困るのは、抱っこしている人のシャツの袖を、指にからめてチュッチュ
ハッと気づくと、シャツの袖がビショビショ+指の形にヨレヨレ。悲しいー。
おかげで、パパは、会社に行く直前に、着替えをすることにしました。

 さすがちゃん。食欲を抑えられません。
アレルギーの疑いのある子は、離乳食は遅らせてという記事を読み、「離乳食は6ヶ月から!」と決めていたのですが(なにしろ、母は、アレルギーデパート(喘息・鼻炎・軽いアトピー)ですから)、溢れる食欲を抑えられない娘。
食事の時間が、お昼寝と重なればよいのですが、そうでないと、キーキー言って食べたがります。
しばらくは、無視していましたが、とうとう、根負けしてしまいました。

おかゆと根菜類。これだけは、譲りませんが、あっという間に完食してしまいます。
ちょっと位、つぶつぶがあったって、全く平気なのでした。
本当なら、みんなと同じものが食べたい・・・そんな感じです。

先日、母乳マッサージの診察室で、8ヶ月のほっそりした男の子のお母さんに、
「何を作ったら、そんなに食べてくれるのかしら?」と聞かれました。
もう、8ヶ月なのに、口に入れれば、べーっと出してしまって、2回食にも進めないとか。
いやいや、美味しいものを食べさせている訳ではなく、単に、性格?ですから。
でも、食べてくれない子のお母さんは、悩んでしまいますよね。
こんなに小さくても、みんな、それぞれコダワリがあるんだなあ。
面白いなあ・・・赤ちゃんって。もう、立派な一人の人間なんですね。

そんな「まったくもー」の娘ちゃん。
今月は、どんな成長を見せてくれるんだろう?
楽しみ~と、両手あげて言えなくなってきたのですが、やっぱり、楽しみ

絵本の方は、読む本が増えてきたので、また別の機会に


びっくり!『銀河鉄道の夜』

2007-09-11 13:58:53 | 息子と読んだ本のこと・児童書

息子くんとの読書。『少年たんてい』の後は、ヘンリーくんシリーズのはずでした。
ところが、息子のランドセルから、一枚の絵が・・・それは、図工の授業で描いたという絵。
どうやら、次の単元は「銀河鉄道の夜を描く」なのだそうです。
教科書に、そういう単元があるのだとか。

でもね、先生が「読んだことがある人?」と質問したら、ゼロ人!! 
ですよねー。
宮沢賢治。小学生には、ちょっと、とっつきにくいだろうなあ・・・。
私も、何度も挑戦して、ようやくようやく、大学生の頃に読み終わった記憶が。

そんな訳で、先生が「まずは、練習で『夜』をイメージして絵を描いてみよう!」
と言ったそうで、それが、その絵だったのです。
「なかなか上手く描けているじゃない?」そう誉めたところ、息子くん
「だって、教科書に書いてあるからね。」と・・・
ううう。そうかあ。教科書に参考として載っている絵をうつしたのか・・・
オ、オマエ、正直モノやのぉ・・・
しかし・・・
「それじゃあ、みんな同じ絵になっちゃうじゃない!」
母が突っ込んでも、息子くんは気にする様子なし。
そして、次回までに、機関車の写真を持っていくんだと本棚を探し始めました。

あー。なんか、もったいないんじゃない?
せっかく、素敵な単元なのに、それだけで終わったら・・・そこで、母が提案!
「よし!ヘンリーくんは後にまわして、『銀河鉄道の夜』を一緒に読もう!」
ヘンリーくんを読みたかった息子は、即座に反対。
でも、自分も読みたい母は、一歩も譲らず。

そんなこんなで、『銀河鉄道の夜』を読むことに決定されました~!やった~!
恥ずかしながら、母は、内容をすっかり忘れています。物語の大筋は覚えているのですが・・・ほとんど、抜け落ちていて、しかも、暗~い話で、読みずらかったという記憶しかなくて・・・。
だから、楽しみな反面、ちょっぴり不安に。
読み聞かせだとはいえ、息子くん、楽しんでくれるだろうか?

ハジマリは、おなじみの教室のシーン。
先生が、子どもたちに尋ねます。

「ではみなさんは、そういうふうに川だといわれたり、乳の流れたあとだと言われたりしていた、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか」

息子「はい!はい!は~い!天の川!」
母「・・・。正解。」
息子「よっしゃっ!」

この後の、「銀河」についての先生の質問にも、見事正解の息子くん。
ここは、ジョパンニが、先生の質問に答えられず、みじめな気持ちになるシーンなんですが・・・・・・・・。ま、いいか。
ジョパンニも、君と同じクラスだったら、みじめな気持ちになることもなかったろうに。
ふう
静かで暗いイメージの銀河鉄道の夜も、君にかかったら、読者参加型のワクワク本ですよ。

最初から、母の今までのイメージは、見事打ち破られた『銀河鉄道の夜』。
それだけでは、すみません。
天の川の質問のシーンでは、
「たしか、天の川はミルキーウェイって言うんだよ!」と、興奮のあまり身を乗り出す息子くん。
え。そうなの?モノを知らない母は、びっくり仰天。
だから、「乳の流れたあと」なのか!!

星祭の準備のシーンでは、母が知らなかった『からすうり』という植物が、どんなものなのかを教えてくれました。さすが、理科好き・キャンプ好き男!
『からすうり』って、風船のような、丸くて、赤い実がなる植物なんですって。
息子が、両手をまるく膨らませて「こんなだよ」って見せてくれた瞬間、本の中の情景が、ぱあっとうかんできて・・・・背筋が、ぞぞっ。感動のあまり、涙腺が。。。

本当は、面白くて(母が)読むのをやめたくなかったのですが、時間となり、昨日は2章まで。
本を閉じると、息子くん、ポツリと「宮沢賢治ってさあ、石好きなんだってね」と。
あら、よく知ってるわね。そうなのよ。彼の物語には、鉱物の名前が出てきたりするのよ。
「だって、書いてあったもん。奇石博物館に。」

・・・・・。奇石博物館とは、石収集が趣味の息子のために、先日、訪れた博物館。
(奇石博物館→  参加した宝石探しし大会で手に入れた宝石→
パパと山梨にキャンプに行ったついでに、寄ってきた様なのですが、最後には、どちらがメインか判らないほどハマッタとか。(一日目も二日目も行かされたそうです)

そういえば、石オタクなところが、賢治とそっくりかも!?息子くん
天の川の話も銀河の話も、そして、烏瓜やいちいの葉も、息子の世界と通じるものだったに違いない。
すっかり、宮沢賢治が身近になった様子の息子くんなのでした。

これから、しばらく
私の知らない『銀河鉄道の夜』を楽しませてもらえそうです。
夜が待ち遠しいなあ


『少年たんていブラウン2』

2007-09-11 09:54:01 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『少年たんていブラウン2』 ドナルド・ソボル作 花輪かんじ訳

少年たんていシリーズ2巻目です。
犯人とのやりとりの中に、ヒントが隠されているという推理モノ。
ぼ~っと聞いていると、重要なことを聞き逃してしまいます。
息子くん、聞き逃すまいと、真剣です(笑)
そのかいあってか?それとも、コツを飲み込んできたのか?
今回は、1つ解決!!
果てさて、3巻はいかに!!

『密やかな結晶』

2007-09-07 11:52:15 | わたしの読書
『密やかな結晶』 小川洋子

何度も何度も、アンネ・フランクの日記を思い出し、
何度も何度も、今も世界のどこかで起っている戦争のことを想い、
何度も何度も、朝青龍バッシングばかりしているマスコミのことを考え、
何度も何度も、自分の言葉(思考)は、果たして、本当に自分のものだろうか?と考え、
何度も何度も、自分が、何か失くしてしまっていないか確認した。

主人公の女性小説家が暮らすのは、一つずつ、何かが消滅していく島。
それは、ハーモニカであったり、鳥であったり、チョコレートやラムネや薔薇だったり。
物が消えてしまうのではない。その物の存在の記憶が消えてしまうのだ。
消滅が起こると、人々は、何のために存在していたのかさえ思い出せなくなった、それらの品々を、自らの手で、この世から消滅させる。あるときは、燃やし、あるときは、川に流して。

主人公は、ひとつづつ、自分の記憶の中から、ものが消えていく恐怖を感じながらも、自分の中に拡がっていく空虚を感じながらも、何も出来ず、ただ、流れに身を任せるしかない。
記憶を失くすことが出来ないで、秘密警察に追われている大切な人を、隠し部屋にかくまいながらも、彼女は、消滅という巨大な力に対して、何もしない。何もできない。自分の職業である「小説」が消滅してもなお、何もしない。
消滅の原因が明らかになり、主人公が、それらと戦う話かと思っていたのに、期待は、見事に裏切られた。最後の最後まで、主人公は、消滅に身を任せるままだった。自分の体が消滅することになっても、だ。
誰も、誰かを救わない。誰も、自分を救わない。戦わない。

何もかもが消滅し、ようやく、迫害されていた「記憶を消せない」人々が助かるという設定は、戦争や独裁政治などに対する、最大の皮肉なのだろうか?
主人公が、大切な人の記憶の中に、存在し続けることが出来たことだけが、せめてもの救いだった。そして、最後まで、言葉が消滅しなかったことも。
なんという物語だろう。小川洋子。オソルベシ。

目に見えない誰か。目に見えない力。
消滅したものが、どんなに大切なものだったのかさえ、わからない。
本を閉じた後、ふと、息子が、始業式の日にもらってきたプリントを思い出した。

始業式があり、宿題を集めたりと忙しかった中、担任の先生が渡してくれた一つの詩。
2学期は、この詩の意味をみんなで考えるのだそうです。
(1学期は「教室はまちがうところだ」という詩でした)

それは、小森香子さんの「自分のことばで」という詩。

叫んでみよう 自分の心を 
自分の思いを 自分のことばで


と、始まるこの詩は、最後に・・・・・「自分のことば」は、

それは わたしが 生きている あかし
人間らしく 生きてゆくための
かけがえのない あかしなのだから


と結ぶ。
2学期は、クラスみんなで、この詩の意味を考えるのだそうです。
(1学期は「教室はまちがうところだ」という詩でした)
「子ども白書」という本の中の詩だそうです。
子どもだけでなく、大人も、考えないといけないかもしれませんね。先生。

息子くんの新学期

2007-09-03 15:06:46 | つぶやき

今朝。
靴下をはいているにも関わらず、ビーチサンダルで出ていった息子。
久しぶりに、「子どもに言ってはいけない言葉10」の中の言葉を、思い切り叫んでしまいました。
「この馬鹿!早く、戻ってきなさい!!」

ふう。二学期が始まったのですね。
何とも、感慨深い朝でした。

下校時。
そろそろ帰ってくるかしら?と、お兄ちゃん大好きっ子の娘と一緒に、玄関でお出迎え。
すると・・・かすかに聞こえる、聞きなれた声。
近づいてくる、その声は、どうやら「みーん。みーん。みーん。」と、言っているらしい。
ううう~ん。声の主が、息子じゃないと、ちょっと嬉しい。でも・・・・・・・・
分譲地の角を、意気揚々と曲がってくる息子。
何故か「みーん!みーん!」と、声をはりあげている・・・。

で、母、また、つい余計な一言。
「ねえ、ちょっと。まさか、ずっと一人で、ミンミン言ってきたんじゃないでしょうね!」
息子くん、ウルセエナーの顔。
「あのさー。言ってんじゃないよ。歌ってるの!これ、ミンミンゼミの歌なんだからさ。」
・・・・・・・・・・・・・・・。君は、5年生でしたよね?たしか?そうでしたよね?

『ミンミンゼミの歌』というのを、下の道で別れた友人と一緒に考え出したらしく、学校から、ずっと歌ってきたそうです。
で、楽しすぎて、一人になってもやめられなかった模様。
ああ、やっぱり始まったんだなあ。新学期。
ああ。これから毎日、また、登下校の物語が始まるのだ。
(ポケットの中身も増えるんだろうね。洗濯時の恐怖が、また始まる。)

「選挙推進ポスター」は、ギリギリセーフ!(写真ブログつくってみました→
それにしても、日本地図の図案といい、「あなたの一票が日本の未来をかえる」というフレーズといい、いったい、何の影響でしょうか?
親の知らない所で、いろいろと影響を受けているのだなあと、つくづく感心。
自由研究は新聞のスクラップ。
担任の先生が、定期的に出している宿題を、夏休み期間中、毎日、頑張りました。
「一言日記」は、しょっちゅう、書くのを忘れて溜め込んでいたけど、これだけは、毎日欠かさず。
タイガースの試合の記事が、3分の1以上だったとしても、毎日頑張ったことに、かわりはないのです。
「化石探検」に「リバートレッキング」にと、生まれて始めての経験もしたね。
ザイルを使って沢を登る経験。好きなことを、とことん追求し、愉しむ大人たちの姿。
拾ってきた石もそうだけれど、それらは、きっと、君の一生の宝物になることでしょう。
始めて、長編小説を一人で読んだ夏。
「バッテリー」。きっと、一生の思い出なんだろうな。

楽しかった夏休み。さよ~なら~!!


夏休みの宿題の呪い

2007-09-02 13:00:52 | つぶやき

昨日。コンクールの応募用紙を記入・添付し、
国語と算数のプリントの○つけ・間違い直しをし、
ようやく、ようやく・・・
息子くんの、長かった「夏休みの宿題」の呪縛が解ける・・・ハズでした!!
しか~し!何を思ったのか、息子くん
「やっぱ俺、選挙ポスターコンクールもやろっかな。」

え~!!!!!どうして??
ポスターは、どれか一つに応募すれば、良いことになっているはずでは?!

「終業式に、画用紙を二枚貰ってきたじゃん?
あれね、一枚は、コンクール応募用に先生がくれたヤツでね、
もう一枚は、選挙ポスターを書いて下さいって、そこの人がくれたヤツなんだよ。
だから、やっぱり書こうかと思って。
画用紙くれる位だからさあ、参加賞もイイやつくれるかもしれないし。」

はあ~!?

そんな訳で、昨日、夜の22時半までポスター書き。
しかも、妥協を許さない男は、細部にこだわりすぎて、結局、終わらず。
(ちなみに、今回のコダワリは、ポスターのモデルに選んだ日本列島の中の三陸海岸。
海岸線を地図帳通りに書きたいと息子。
無理だと母。ポスターなんだから、日本ってわかれば、それでいいじゃないか?
言えば言う程、ムキになって書く息子。書けば書くほど、岩手県巨大化。)

ううう。ぐぐぐ。
どうして、そうやって、こだわって自分を見失っちゃうの?
ああ、
「やっぱ、やろっかな~」と、言い出した時に、止めるべきでした。
母が、間違っていました。あそこで、あそこで~

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ただ今、以前から約束していた映画に、友だちと行っております。
今日の夜、どうなるんだろう。
絶対に、途中でやめられない男なのに。どうなるんだろう?
今夜も、また、親子喧嘩するのだろうか・・・・・。

いや、もう放っておこう。
無鉄砲に、何でもかでもやりだす息子くん。
私の価値観では、無意味としか思えないコダワリを持つ息子くん。
もう5年生なんだから、
自分で後始末をつける、自分の心をコントロールするってことも、学んでもらわなくてはならない。

例え、目的が何であれ、やる気があるのは素晴らしい。
しかし、どうして、「計画的にやれないのか?」ってことですよ!
よし、ここは、心を鬼にして、今夜は、何の助言もしないぞ
付き合ったりしないぞ!先に寝るぞ!!