娘がプーさんを気に入って、気に入って、気に入って、大変な1か月でした。
10年近く前、息子に読んだ時も思ったけれど、訳が難解なところがあって、子どもには、わかりずらいところもある。しかし、それを差し引いてもなお、面白い!というのが、この本の驚くべき魅力だ。
娘は、気に入った章を何度も読んでとせがみ、意味がわからない章は、早く終わりにしろと言いながら(笑)それでも、最後まで楽しく読み続けた。
最後の章は、母、涙。この本が大好きだった息子は、クリストファー・ロビンのように思う時があっただろうか?
プーやコブタのぬいぐるみを並べて遊んでいる娘も、プー横丁で仲間たちと遊べなく日が、遠からず訪れるだろう。
大好きな仲間たちと暮らす日々を手放しても、なにもしないでなんかいられなくなる方を選ぶ日のことを想う。
特に気に入った章は、『捜索隊がそしきされて、コブタがゾゾに会うお話』。
とにかく笑って、お腹をかかえて笑って、とうとう、3夜連続読んでしまいました。
3夜目には、もうかなりウンザリしちゃって、「えー。またー?」と、つい言ってしまった母。
それでも、読んでしまえば面白くて、2人でゲラゲラ笑っちゃったんだけれど、ね。
ちなみに、4日目も読もうとしたけれど、「もう、図書館に返さないといけないから、先に進もうよう~」と懇願し、
なんとか、「最後まで読んだら、また、『捜索隊がそしきされて・・・』を読む」という約束を取り付けて、先に進んだのでした。
それにしても・・・・です。
これは、息子の時も思ったのだけれど、この難解な訳の部分は、原書ではどう書かれているのだろう?
いつか、原書で読みたい!たしか、あの時もそう思ったはずなのに(笑)いまだ、実現せず。
しかし、10年もたつと、文明は発達しているもので、最近、Amazonのキンドルアプリで、辞書機能を利用しながら
洋書が読めるらしい・・・という情報を仕入れました。
そんな訳で、ただ今、タブレットが欲しくて欲しくて、仕方がない病にかかってます。
(朝ドラ『花子とアン』を見て、中学生の頃、アンの原書を読むことが夢だったことを思い出したこともあり)
プーの読み聞かせと並行して、タブレット端末について、日夜、研究した母。
しかし、調べれば調べるほどに、「本当に洋書を読むことができるのか?」という疑問よりも、「タブレットを私が使いこなせるのか?」
という疑問が増してきます。
どのタブレットにするか?でも、まずは、自宅に無線ラン環境を設定しないといけないし。
ああ、タブレットで電子書籍で洋書を読む道のりは長そうです。
あー。プーさん、原書で読みたい!
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著者 :
JULA出版局
発売日 : 2002-07-25
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娘の2年生の担任の先生は、詩が大好き。いろんな詩をコピーして、音読カードに張り付けてくれる。娘は、その中の「金子みすゞ」を気に入って、もっと読みたい!お母さん持ってないの?と言うので、母の宝物を数冊出してきた。詩集の方は、収録されている詩の数が多くて、どれから読んでよいのかわからない様子だったけれど、こちらの絵本は、読みやすかったようで、一人で声を出して読んでいた。
金子みすゞの詩が好きで、詩集を集めた若かりし頃。
その頃は、この絵本は、物足りないと思っていましたが、今回、娘に渡してみて、「子どもには、このぐらい精選されたものが調度良い」
のだと思いました。気に入って、何度も読んでいます。可愛い歌が多いしね!絵もカワイイ!
息子の時も、詩の好きな先生に、随分「自分を表現する力」を伸ばしてもらったから、娘も、この1年で大きく伸びるのではないかと予感しています。
息子の時の先生は、よく「短歌」で日常を表現する課題を出していましたが、娘の先生は、「川柳」を用いている様子。
おかげで、金子みすゞ、谷川俊太郎、まどみちお・・・・の詩を暗唱し、「川柳」を考えることが、娘の日常になりつつあり。
生き生きとした言葉に囲まれた1年になりそうです。文学オタクの母にとっては、最高の担任の先生!
おかげで、家庭訪問では、好きな詩の話ばかりして盛り上がり、こっそり話を聞いていた娘に、「私の話を全然しなかったね。」と
言われてしまいました。だって、先生が、娘さんは、何の問題もないって言うんだもの(笑)
おもしろい!学校での生活が生き生きと描かれていて、読んでいるものを引き付ける。学校が大好きな娘も、引き込まれていた。
この本を気に入ってしまった娘。この日以来、毎晩のように読んでくれとせがみます。おかげで、少しずつ読み進めている「読み物の本」と合わせて、何度も、何度も読みました。
自分の小学校生活を思い浮かべながら読んでいるのかなあ。
この本も、ここのところ熱中している本。
プーさんは、一章が長いので、本当は読みたくない夜もあったのだけれど、本棚に返しても返しても、
引っ張り出してくるので、あきらめて読みました。
こんなに好きになれる本と出会えるって、幸せだね。