とにかく、言葉遊びが多くて、なかなか先に進みません。
というのも、全く理解できない言葉遊びなら、「意味わかんねー!」と、笑って聞き流せるようなのですが、判りそうで判らない言葉遊びが出てくると、とたんに、真剣な顔で「どういう意味?」なんて質問してくるのです。
ひっかけギャクみたいなものなので、説明したらツマラナイ。
だいたい、いちいちストップすると、話の流れが止まっちゃうのです。
で、「いいんだよ!どっちみち、意味わからない国なんだから~」などと、答えてしまう母。
ああ、大人になったら、「お母さんが一人で楽しんでいたギャグ」を知るために、是非、再読してみて下さい。息子くん。
今のところ、息子のお気に入りの場面は、公爵夫人の台所のシーンと、メチャクチャお茶会のシーン。
突然、思い出したかのように、公爵夫人の台詞や、帽子屋の台詞を暗唱しています。
正直言って、耳をふさぎたくなるような汚い台詞なんですけどね
「・・・だからだよ、このブタ!!」とか「あたりまえだろうが―ええ、このまぬけ。」とか
そして、とびきりお気に入りのキャラクターも、出来たようです。チェシャー・ネコ。
アリスを読んだことがない人でも、あの、歯を出して、ニンマリ笑った猫のことを知っている人は、多いのではないかと思います。
息子は、その真似をして、口を大きく横に広げ、にま~っと笑ってみせるのです。
「ねえねえ、お母さん!」と呼んでは、私が振り返ると、にや~。
そこで、初めて知ったのですが、挿絵の「チェシャー・ネコ」に、そっくりなんです!息子。もう、大爆笑。
おかげで、すきあらば、「お母さん」と呼んで、にや~っ。
真面目な話をしていても、にや~っ。
で、いつものことながら、怒る気も失せるのでした。
昨日は、本を読んだことのないパパにまで、その猫の挿絵を見せてあげ、家族みんなで「にや~」っと、チェシャー・ネコの真似。
そのうち、なぜか、誰が、一番そっくりに笑えるか?ということになり・・・・。
みんなで、口を思い切り横にひらいて笑っていたら、なんだか、ものすごく馬鹿らしくて、大笑いしてしまいました。
最後のオチは、娘。娘ちゃんは、どうだろう?ということになり、腕の中の娘を、みんなでのぞいたのですが・・・・・残念!歯がなかった!!大爆笑なのでした。
訳わからないよね、娘ちゃん。ごめん、ごめん。いつか、読んであげるからね