遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

NHKの番組を見て Ⅰ

2011-09-15 13:13:36 | Weblog
9月15日
 最近NHKは、リハビリの特集を放映した。
見ていての感想を、思いついたまま述べることにした。
 鹿児島大学医学部のリハビリ科
 やっと脳にたどり着いたか、というのが実感した。
 何が?医療関係の人が、やっと脳にアプロウチするリハビリに
たどりついた、ということに。
 だけれど、まだ、たった一人の医師でしょう?
 それも中央から離れた場所の医師でしょう。
 全国に広がるのか、私は危惧しています。
 療法士の皆さんが実践を通して患者の方たち回復を手伝って欲しいと思います。
 患者の皆さんは、やってもらう気持では大きな効果はでないと思います。
それは、何度も言っていますが、自分の脳には、己自身が命令をするのが
一番効果的なのです。強くイメージして脳に伝え、そして自分で動かすのです。
 番組の中でもありましたが、主治医が患者の家族に「麻痺した身体は、
もう動かない」と言った、というのがありました。
 脳外科の医師たちは大変忙しいと思いますが、その後の医療方法にも
眼を向けて欲しいとおもいます。そして「リハビリの方法によっては、回復
するので、努力をおしまないで」とか、言って欲しいと思っています。
あるいは、「回復して、普通に生活している人もいます」なんて、言って
欲しいものです。そうでないと、リハビリを行っている療法士の皆さんも
「脳梗塞になった患者は回復しないのだ」という先入観をもってしまい、
回復の予兆のある患者を見逃してしまう怖れがあるのです。
 一歩は進んだようですが、まだまだのように思いました。
 それは、一番最初が全く見えていないことでした。
 というのは、対象となった患者が多少自分で動かせるということです。
全く動かせない患者には、どうなのでしょう?
より多くの患者を回復させていくには、多少でも動かせる患者にしなければなりません、
また、そこが一番難しいところです。
 私は、言ってきました。「動かないのじゃなくて、動かさない」のだと。
患者も先入観を持っているでしょう。心無い医師の宣告を受けて。
それを跳ね除けて、動かす意志が必要なのです。患者は、医療や家族の
おもいを打ち破らねばなりません。強い意志が必要です。
 だから、療法士は患者を診て欲しいのです。何か回復の兆候はないのかと。
患者は、悲しみや絶望感に悶え苦しんでいます。が、何とか動かしたいと
思っていろんなことを行っていると思います。だけど麻痺した身体は動いてくれません。
 ある日のこと、患者はマットで療法士からストレッチを受けていました。
療法士は手のストレッチを始めました。すると、「力を抜いて、そうでないとストレッチが
できません」と言ってストレッチを続けました。
これって、手に力が伝わっていることでしょう。手を動かせる兆候でしょう。
 誉めることが、リハビリの効果を促進する、というのがありました。
 その時、データを元に行っていました。患者自身もリハビリを行って
纔であっても回復している実感が欲しいのです。患者が二ヶ月近くも同じ作業
行っているシーンもありました。毎日、毎日同じ作業を行うのは苦しいものです。
外から見ると、なんお苦しさもなく行っているように見えますが、本人はものすごい力を使って
動きの悪い手を動かしているのです。そして、この作業は、患者の脳の神経回路が
完成するまで開放されません。完成すると、あらゆる苦しさから開放されます。が、
すぐ次の苦しみがやってきます。
コメント
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