早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

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王さまのねこだった時、戦死したねこ

2014年04月10日 03時28分09秒 | 読書









あるとき、ねこは 王さまの ねこでした。

ねこは、王さまなんか きらいでした。

王さまは せんそうが じょうずで、

いつも せんそうを していました。

そして、ねこを りっぱな かごに いれて、

せんそうに つれていきました。


 ある日、ねこは とんできた 

やに あたって、しんでしまいました。

王さまは、たたかいの まっさいちゅうに、

ねこを だいて なきました。


 王さまは、せんそうを やめて

おしろに 帰ってきました。

そして おしろの にわに ねこを うめました。


  「100万回生きたねこ」 佐野洋子 著

     





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王さまは自慢の戦争に

大好きなねこを連れていき

運悪くネコを死なせてしまう


死ぬなら自分

大好きなネコを死なせるとは

大いに悔やんだにちがいない


ねこはそんな王さまのことが大嫌い

どうして嫌いだったのか?


本当にこのねこの事を好きなら

戦争になど連れていかないし

戦争なんかしない

王さまはねこの事を本当に好きだったのか?


でもねこが死んではじめて自分が愚かだったこと

戦争などせずにねこを可愛がればよかったと

後悔したことだろう。


ねこはこの王さまのために

生きて死んでいった

     早起き鳥







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