早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

一転、猟犬に 襲われる恐怖...!

2014年04月04日 03時10分58秒 | 読書









可哀想な子家鴨が

どれだけビックリしたか!

彼が羽の下に頭を隠そうとした時

一匹の大きな、

恐ろしい犬がすぐ傍を通りました。


そのあごを大きく開き、

舌をだらりとだし、

目はキラキラ光らせているのです。


そして鋭い歯をむき出しながら

子家鴨のそばに鼻を突っ込んでみた挙句、

それでも彼には触らずにどぶんと水の中に

飛び込んでしまいました。


「やれやれ」

と子家鴨は吐息をついて

「僕はみっともなくて

全く有り難いことだった

犬さえ噛み付かないんだからねえ」


  「醜い家鴨の子」 アンデルセン 著

     


 


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2羽の雁に出会い

さらなる精神的苦痛

まさに四面楚歌逃げ場のない

追いこまれた子家鴨が聞いた

猟銃の衝撃音


これで死ぬのだと思った瞬間、

目の前に現れた恐ろしい形相の猟犬


この状況を考えるに

猟銃でひとおもいに死にたかったかも

そして猟犬に対する恐怖に打ちひしがれ

その猟犬に襲われ、

苦しみながら死んで行く恐怖におびえ

そしてその猟犬にさえ、無視されて、

自分はとりこのされるのである


こんな展開をアンデルセンは

読む子供達になにを訴えようとしたのか

きっと生きる意味、生かされるさだめ

生きるとは自分の意思を超えて支配されていること


     早起き鳥








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