夜は静かであってほしい。
とくに秋の夜は静かであってほしい。
町中では、求めてもなかなか
求め得られないきょうこのごろの
静けさではあるけれど、
やっぱり夜は静かであってほしい。
それは安らかに眠るためだけではない。
静かにものを考えるためにでもある。
考えるというよりは、思いをひそめ、
そのなかから一瞬のひらめきを
得るためと言えようか?
「続、道をひらく」 著 松下 幸之助
今年は大地を揺るがす
とてつもない災害が国内外で
あまりにも多い年であった
被災地の人びと
のことを思うといたたまれない。
明日はわが身とだれしも
万が一の場合にそなえる意識が
強く根付いた年でもあった。
静かに夜をむかえて
幸せを実感できるような
ひとときがあってほしい。
夜空の星も草木の美しさも
そして子供達の無邪気な仕草は
昔とまるで変わらない。
でも世間の人の気持ちだけは
慌ただしさのなかで
余裕が持てなくなっている。
静かに夜をむかえたいものである…!
早起き鳥
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