冷えた大地がぬくもって、
池の水もぬくもって、
そこはかとなく
かげろうがたちのぼる。
若葉の香りにつつまれた
池の端に立てば、
水面はシンと静まりかえり、
遠くの空でひばりの声。
その池に人がきて石を投げ込む。
大きな石はドボン。
小さな石はパチャン。
その音に耳をすまして人は去る。
「続、道をひらく」 著 松下 幸之助
なんと情景がありありと
思い浮かんでくることか!
石は小さいのを投げ入れたい。
ドボンより、
パチャンという音を聴いてみたい。
平べったい石を投げて
パンパンパンと
水面をトビウオのように飛んで行く。
今、外は激しい冷たい雨の音、
雨の音に冷たさを感じる。
静かな音に耳をすますのも
心が静まってくるものだ、
慌ただしい昨今、
静かな、時間がとても貴重に思う。
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
◆◆現在 7位◆◆