早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

丁稚を雇ったら…!

2010年08月17日 03時58分21秒 | 読書








我が子と同じように

慈愛をもって接しなさい。

その子が大人になるまで、教え諭し、

一人前の男に育てることが、

主人の役目なのだと認識しなさい。

経営者としては、

他人の子供を多く雇って使うことは、

その子達に商売の道を教え、

一人ひとりを一人前に男に仕上げて

社会に出す師匠になることだと、

心得ておきなさい。


 一方、仕える者にとって主人とは、

自分が東も西も分からない人間だったのを、

預かって教育をほどこし、

一人前の男に育てあげてくれたのだから、

その恩義は実の親に対するものより深い。

恩を仇で返すような考えを

持ったら天罰が下る恐れがる。

そういつも思っていなさい。

 4代目矢尾喜兵衛『道中独問答草紙』

 「商いの原点」 荒田 弘司著
         

 









丁稚という言葉を
新採職員と読み返すと、

今の自分の立場に対して
大きな教訓となりそうである。

初々しい新採職員が
賢明に頑張っている。

誰が教えたわけではないけれど、
新採の彼は誰よりも早く出勤してきて、

まず、大きなポット二つにお湯を入れ
湯茶の支度をする。

そして新聞の切り抜きを
始めるのである。

8時半の始業時間になれば、
きちんと仕事を始める。

そんなコツコツ頑張る姿に
ほれぼれする。

私はそんな事を教えた記憶は無い。
彼はそんな朝の作業を
する同僚先輩の姿を見て、

その仕事は自分の仕事と思い立ち、
自分の仕事と励んでいるんだろう。

まさに頭が下がる。
せめて、大きな声で、

「おはよう、いつも有り難う…!」
と声をかけてあげたい。

    早起き鳥





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