「歌う速さで曲を書いた」、千昌夫が歌う「北国の春」を作詞した遠藤実
このところ何度か取り上げたが、朝日新聞の「be on Saturday」の記事に魅せられることが多い。昨日の「うたの旅人」は「北国の春」が取り上げられていた。見出しには「歌う速さで曲を書いた」とある。遠藤実作曲 いではく作詞 千昌夫「北国の春」とあり、「文 伊藤千尋」とある。
「遠藤実さん宅に持参して、歌詞を手渡した。遠藤さんは廊下で立ち読みをしたあと、『ちょっと水割りでも飲んでいてくれ』と言って2階にあがった。5分もしないうちに降りてきたので忘れ物を取りに来たのかと思ったら、遠藤さんは『できたぞ』と声を上げた。その5分を遠藤さんは著書『しあわせの源流』に書いた」とある。このあとに続く文章を読んで、涙を禁じ得なかった。
遠藤実さんも千昌夫さんも、子どもの頃には大変な苦労をされている。そんな生活感が、今回の「うたの旅人」には満ちている。それがより深い感動となる。この「うたの旅人」は、連載終了後は出版されると思うが、早く通して読んでみたいと思う。
また、先週から三回の連載が始まった「逆風満帆」は、「お笑い芸人 岡村隆史」の「中」として「父の期待に背いた重圧」が、昨日掲載されている。
岡村隆史は正直好きではなかったというより嫌いなタレントだったが、この連載を読んでいて、なんだか少しだけ岡村隆史に対する印象が変わってきた。これまでは観ない予定としていた岡村隆史主演の映画「てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡」を観に行ってみようかなと思ったりもしている。
ともあれ、朝日新聞「be on Saturday」は、とても読み応えのある記事が満載だ。今後もこうした充実した内容で、届けて欲しいと願う。
ところで、昨日のコメントに、間違いがあり訂正させていただきました。申し訳ありません。詳しくは、「出版記録」のところに、載せさせていただきました。