一昨日は燐光群創立60周年記念公演第2弾「わが友、第五福竜丸」を観た。私が推しの女優さんが出演しなくても観るのは、坂手洋二率いる「燐光群」くらい。最近は、「野田地図」や「劇団新感線」でも、出演する女優さんによっては観ない場合もあるくらいなので、劇団名だけで観続けるのは珍しいと言える。それは、坂手洋二の書く脚本に魅せられているからだ。
それにしても、今回の舞台は素晴らしかった。様々な資料を発掘し読み込み、手のひらにのせて舞台が作られている。スゴイとしか言いようながない。第五福竜丸、核、フクシマ汚染水、等々。そして、この手法は劇作家・坂手洋二の独断場。まさに圧巻の舞台、衝撃的ですらあった。これぞ舞台、そんな素晴らしい舞台を魅せてもらった、感謝の一言だ。
ただ、この舞台、2時間30分の休憩なし。これにはいささか困った。年齢故に、私の尿意は2時間が限度。なので、通路近くの人に席を替わっていただくなどして、対応した。ただし、結果としてはスピーディな舞台運びにグイグイと引き込まれ、何とかエンディングまで観ることができた。これにも、感謝した。
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