“STOP! 子どもの貧困 2016」に参加して、とても多くのことを学んだ
少しだけご報告が遅れたが、先の3月13日は、「岡山県民フォーラム in 赤磐 “STOP! 子どもの貧困2016 すべての子どもたちの幸せを願って”」に参加した。
このフォーラムは「6人に1人の子どもたちが貧困状態にあると報告された二本。国をあげて解決に向けた取り組みが始まりつつあります。全ての子どもたちが幸せに暮らせる社会の実現を願い、岡山県内の取り組み事例を全国発信し、また国の動きも学び会いたい」と企画された。
その趣旨の通り、内閣府から参事官(「子供の貧困対策担当」)付の松川伸治参事官補佐が「子どもの貧困対策 夢を、貧困につぶさせない」を題して、とてもていねいに国の施策を紹介していただいた。また、赤磐市長もパネラーとして参加され、赤磐市の施策も語られた。
そして、松川参事官補佐の基調講演を受けて、「一般社団法人 子どもの家運営委員会」、「岡山市立清輝小学校」、「倉敷トワイライトホーム」、そして「岡山ユースミーティング」から、それぞれの取り組みについて報告された。
この報告は「円卓会議」として中心に報告者やコーディネーターなどが座り、その後ろに参加者が座って報告を聞き、その後に参加者同士が少人数で語り合う形式が採用されていた。また会場にはコーヒーやお菓子なども用意され、オープニングは「イッピー赤磐「ゴスペルコンサート」がウエルカム演奏されるなど、とてもていねいな準備がされていた。
それ故か定員150人のところに250席が用意されるなど、大変な関心を呼ぶ催しとなっていた。私としても最近心ある方々と協同して岡山市内に「子ども食堂」の開設を考えており、内閣府からの報告はとてもていねいで、4人のパネラーの報告からも多くのことを学んだ。
にしても、国の官僚はスゴイとまた改めて感心した。「何を捕まえて政策を打っているか」等の言葉は、自治体の職員では到底出てこない。自分(たち)がこの国を動かしている自負が感じられる言葉。
そして「こういう仕事をさせていただいていることを天命と思って頑張りたい」と語られた。ただ、その仕事をする方向に、国民の暮らしがあるかどうかが問われるのだが…。
足が地に着いた、施策を希望します。
ただ、官僚の「この国を動かしている」意識の強さはスゴイです。
自治体職員の場合には、現場主体なので、そうした意識は持ちにくいです。
いろいろと考えるところです。