トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

共依存症の私とアダルトチルドレンの夫

2005-11-09 09:09:34 | 元夫婦
結婚して5年間ひたすら夫に依存の日々だった
アダルトチルドレンの夫は人からの評価に弱い、常に誰からどう思われるかが判断基準である。家庭に安心の場がなかったために人を信用することがないので、常にどうでもいいことでも嘘を言い続ける

誰かから何か褒められてもその裏の感情を深読みして悪いほうへととってしまうので、周りと上手く付き合うことができない
だから私の依存も常に空回りだった
共依存の私は常に私の思うように動いて欲しいので、夫の気持ちを先読みしては衝突を繰り返した

夫は結婚した時に独身時代の借金を隠していた
私は夫の行動を常に監視していたのですぐ分かった
今でも思い出し笑いしてしまうのが、郵便受けに請求書が入っているのを私が見つけるのを防ぐために外回りの途中で家のポストを見に来ていたらしい

私が先にポストを覗くといつの間にか後ろに立っていた
振り返るといきなりポストの中身をむしりとり脱兎のごとく逃げていくのだ
帰ってきてから「なんで私から中身をもって逃げたの?なにが来てたの?」と聞くと「会社の書類」とか「必要な手紙」とかわざとらしい嘘をつく
「嘘だ」と言うとすごい逆切れを起こし後はだんまりである

ご飯も食べないそして仮病「頭が痛い。具合が悪い」と言い続ける
共依存の私は結局最後まで聞かず看病して許してしまう
当然借金を返すために嘘をついてお金を持っていく
「会社のかばんを落とした」とか「友達が困っている」とか、それも結局だまされたふりをしてお金を渡していた

ここで普通なら別れるはずが別れられないのが私なのである
夫は、責任能力が低いのにますます自分のした事に責任を取れなくなっていってしまった
それでも私は「私って不幸。私さえ我慢すればきっと夫は改心してくれる」と悲劇のヒロインとなって夫の「お前がいないとどうしていいかわからない」の言葉にすがり付いて生き延びていた

今なら変な自分って思うけれどあの頃は本気でそう思っていた
結局気の弱い夫は嘘とごまかしで何とか借金を返し終えた
そして五年がたって私は待望の妊娠をしたのだ

こんな私達の元に生まれてくる子もかわいそうだと思うけれど、家族に恵まれていなかった私達には本当に嬉しかった
結婚して初めてよかったと思えた瞬間かもしれない

でも不幸な家族にとりついて生きる私らしくジェットコースターのように事件が起こる。子供が生まれる一週間前にその電話は掛かってきた
舅が「母さん右半身が動かないって言うんだ・・・。どうしたらいい」
すぐ救急車を呼べばいいものをこれまた舅も責任能力と判断能力が低いために夫に電話をかけてきて「後は頼む。」で終わりである

夫があわてて実家に駆けつけ姑をおぶって病院に運んだ
脳梗塞だった。最初は90%治るといわれていたけれど右半身麻痺という後遺症が残ってしまった
そして一週間後私は男の子を産むことができた

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1 コメント

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Unknown (みんなのプロフィール)
2005-11-09 22:20:46
ブログ開設おめでとうございます!!

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