トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

夜明け

2006-03-07 09:59:43 | 
昨日の自分のブログを読んでとても悲壮な感じがあってビックリした

私としてはとてもすっきりした気持ちで書いたのですが読んでみると・・・

今回はとってもショックというよりなんていうか霧が晴れていくような感じがした
「あー終わった。」と思ったのは私の中の夫への依存が終わったという感じだ

心の底から生まれて初めてもう自分を大切にしようって思った
あんなに嫌いだった自分が愛しく思える

こんなに自分を好きになった事はないかもしれない

あー私は1人になった
もう誰の犠牲にならなくてもいい

これは夫に強いられたものじゃない
自分で自分を縛り続けていた感情だ

私は私だけを見つめ、私だけを愛し、私だけのための人生を歩いていけばいいんだ
夫の人生を自分も背負わなくちゃと自分で課していたその義務をもう下ろしてもいいんだと自分で納得できた

これってきっと普通の人なら「誰でもそうじゃないの?」って言われる感情かもしれない
でも私にとってこの感情は晴天の霹靂そのもの

自分はいかに自分を犠牲にすることで生きてきたかがよく分かった

今私は自分の足で立ってみたい

赤ちゃんがお母さんの抱っこから離れて歩き出すように
私は自分の可能性を自分の為だけに使ってみたい

それは家庭を放棄するとか、家庭への感情がなくなったとかじゃなくて
私は私としてこの家族の中で立って歩いて生きていきたい

そのためにいろんな勉強やスキルを見つけてみたい
今までいつ借金が発覚しても良い様に身を削るように
お金を貯めてきた

欲しいものを買わず、食べたいものも我慢して
いつ何が起きても良いように、自分じゃない誰かを守るためだけに・・・

でも今はこの貯めたお金を自分の為に使いたい
見えない不安の為に振り回されたくない

今まで夫の背中を精一杯支えていたつもりだった
でもそれはただ依存していたに過ぎなかった

夫との境界線を引いたつもりだった
本当につもりだったのだ

その境界線は全く見えてなくてこの辺かな位だった
でも今はハッキリ見える
今私は境界線の上に立っているんだと感じる

もうこの境界線を越える事はない

夫は夫の足で
息子は息子の足で
娘は娘の足で

そして私は私の足で
時には笑い合って
時には手を繋いで

でもそれぞれの道をそれぞれの責任で歩いて行きたい
まずは自分から歩き出そう
そう思っている