トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

私がおかしいのか?

2006-03-09 16:59:01 | アルコール依存症
本当に次々といろんな事が起こる物だと感心してしまった
今、私は三輪明宏さんの本を読んでいて
その中に人は生まれて来るときに天国で自分の守護霊達と相談して
人生の設計図を作るのだという

その設計図に沿って人生を送る
だから今苦しいのは自分で決めた人生なんだと思いなさい
そしてそれは設計図だから変えることも可能なんだそうだ

もし私がこの人生を決めたのだとしたら
私はいったい何を学びたかったのだろう

昨日いきなり姑と家政婦がやってきた
姑の変わりように私はしばらく動けなかった

姑はおしゃれな人だった
それがいつ風呂に入ったかも分からないほど汚れ
髪の毛は伸び放題になりべたべたと顔に張り付いていた

家政婦が言うには舅がお金を使いすぎて食べるためのお金すらなくなった

今日は朝から飲み始め、また年金を担保に金を借りると騒いだらしい
姑がそれだけは駄目だと言うと、今すぐ息子の所へ行って金を貰って来いと
怒鳴り散らして暴れているという

家政婦は「私の名義で借りろとも言われ困ってしまって、それでこちらに来たんです」と言った
「ね。そうですよね。お義母さん。」と姑に話しかけた

姑はいつもの私は関係ないと言わんばかりに
「さあ。私はなんの事かわからないよ」ととぼけた

前に来た時のように家政婦は散々どんなに今の状況が大変かを
声を大きくして喋った

「お金がないといいますが、年金貰ってる筈ですよね」
「でもそれを担保に物を買ってしまって2年位ローンで引かれちゃうんですよ」

「それは本人が悪いからですよね。私たちには関係ないです。
家のローンを私達は負担するだけで精一杯です」

「家の権利書渡してお舅さんに好きなようにやらせたらどうですか」

「私達はかまいませんけど、そうなると今ですら別のローンで困ってるのに
ますますお金に困るんじゃないんですか?」

「うんと困らせないとあの舅は分からないかも知れませんよ」

私がおかしいのだろうか?
家の権利書を渡してローンが残ったまま売ったとして
ただでさえお金の管理の出来ない舅がそのお金をローンの返済に充てるとは思えない

新たな借金を作り出すような気がする
それは本人の問題なんだからもう知らない振りをすればいいと家政婦はいう

確かに本人の財産なんだから放っておけばいいのかもしれない
でも新たに借金が膨らんで家も抵当に取られ路頭に迷ったら
結局私達に跳ね返って来るんじゃないだろうか

世間は甘くない
何かあれば絶対家族の所へ来るだろう

それこそ夜逃げでもして姿を隠すより親と縁を切る事はできない

家政婦は私に「結局、あなただっていずれこの家が自分たちの物に
なるから手放せないんでしょ」と言う

「そんな事分かりませんよ。あの舅がもしまた何かやって大借金でもしたら
こんな家あっというまに取られちゃうでしょう。」
「じゃあ名義を変えたらどうですか?」

「名義を変えるには舅と話し合ったりしないと駄目でしょう。勝手には出来ないんですから」

「話し合いをなさったらどうですか?私立ち会って進めてあげますよ」

「ハア?話し合いなんてアルコール依存症の舅とできるわけないじゃないですか
話し合える相手ならこんな事になってませんよ」

「そんな事より今生活できないほどお金に困っているほうが問題なんじゃないんですか?」

「そうですねー。ひと月暮らす分だけでも貰えれば大人しくなるでしょう。
ねえ。お義母さん。20万もあればいいですよね」

「そんなお金うちだってありませんよ。お婆ちゃんがうちを出るときに持たせたお金はどうしたんですか?」

「さあ。それが分からないんだよね」何でもかんでも分からない
それしか言わない

姑の生活が困って来た筈なのに家政婦がまるで家族のように次々と説明する

この家政婦と話していると本当に生気の全てを吸い尽くされるようだ

頭がずきずきと病んで気持ち悪くて吐きそうだった

結局家にあるお金を渡して帰ってもらった
「うちから貰ったと舅に言わないでください。言えばまた貰えると思われると迷惑ですから」と渡した

姑は「ありがとう」でもなければ「すまないね」でもなかった
あくまで自分は関係ない。というスタンスを貫いた

傍から見ると痴呆が始まっているように見えるのかもしれない
でも私はそうじゃないと思っている

あれが姑の防御方法なのだ
自分は何も分からない振りをすれば許されてきたからだ

疲れた。本当に疲れた
家政婦との会話は私を混乱させる

結局舅は何一つ困らず酒を飲みながら金を手にすることが出来たわけだ
共依存症の家政婦と姑に守られて
その場限りの解決が出来ればそれでいいと思っているのだ

体の悪い姑が杖をつきボロボロのカッコをして私の前に現れればドアを開け
お金を渡すと計算しつくしているのだ
飢え死にするならすれば良いと追い返せばよかった
姑は「お金に困ってます。貸してください」とは言わなかったのだから・・・

自分の共依存症を利用されたことが悔しい

夫は帰ってきて物凄く怒った
すぐ家政婦に電話して「2度と来るな」と言った

夫は「本当に引っ越すか?」と聞いた
引っ越すと・・・・さっきと同じ疑問が頭の中をグルグル廻る

私は此処を守ろうとする事は間違っているのだろうか
もう分からなくなった