全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

そう遠くない未来

2012-11-01 05:18:25 | 全英連参加者 2012

 NPBのA球団所属B投手(26)は、2022年秋のドラフト会議で現在所属する球団に指名され、プロ入り。3年目に一軍に定着、4年目からは先発投手としてローテーションを守る。5年目からは、絶対的なエースで、人気者である。
 今年7月、バント処理練習中に転倒、利き腕の側副靭帯断裂した。直ちに手術を受けることになった。

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 もしも、だよ...
 野球選手、特に投手の場合、ボールを投げる利き腕は商売道具である。チームが選手と契約する際、その選手の代わりがすぐ手に入るレベルならばともかく、その選手にもしものことがあると、チーム成績も興行的にも困る場合、こうなるのではないか。

 【個別契約】
 球団(以下「甲」)は、 〇〇〇〇(以下「乙」)との間に、契約期間中の負傷に関して、以下の通り個別契約を締結する。

  1. (乙)は、皮膚細胞を(甲)に提供する。
  2. (甲)は、〇〇〇研究所(以下「丙」)に当該細胞を信託する。
  3. (丙)は、事前の契約細目取り決めに基づき、当該細胞からiPS細胞を作成、必要応じて組織への分化誘導を行う。
  4. (甲)は、(丙)に信託した、(乙)の細胞から分化誘導された「細胞」「組織」(以下「細胞等」とする)を、(乙)の負傷治療のため利用することができる。

 このような個別契約に基づき、靱帯を構成する細胞を、注射で負傷した患部に入れ、「治療」する。

 治療として、このような方法が一般化した場合、特段問題ないと思われる。でも、ケガの治療目的以外で使ったら... やっぱりまずいんだろうね。きっとそういうことをする人がでるだろう。そう遠くない未来に。


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