この私立大学は、5日(日)静岡県知事選で当選した川勝平太さんがちょっと前まで学長をしていた大学である。でも、このエントリは選挙について、ではない。選挙の報道を見ながら考えたことである。
現職学長(1教授じゃない)が選挙にでちゃったら、どうなるんだろう。大変だったろうなあ...
どんな大学なのかなあと思って、ちょっと調べてみた。この大学は、学校法人創立が1999年(平成11年)、開学が2000年(平成12年)である。まだできて10年の大学。公設民営である。ウェブサイトを見ていたら、その大学の運営法人が、県立(大学)に変更になる。でも、「大学概要」のページにこんなことが書いてあった。
静岡文化芸術大学は、静岡県と浜松市、そして地元の産業界が協力して運営する「公設民営公式」の大学です。これにより、柔軟性のある私立大学でありながら、 公立大学並の安定性も兼ね備えています。このメリットを存分に発揮し、社会や時代のニーズに的確に応えられるグローバルな視野を持った人材の育成に努めます。
アンダーラインは僕が引いた。
あげげ足をとることになるかもしれないが、県立大学化(独法化)ということは、開学当初掲げた何かをすてることになる。柔軟性をすててでも、安定性をめざす。やはり生徒減少期への対応ということになるが、私立学校としては限界があったことも事実だろう。これで高知工科大学に続いて2校目になるのかな。
7月1日現在、文科省のウェブサイトでは、設置法人の変更申請がまだ掲出されていない。どうなるのかな。