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2007恐竜大陸 その3


コンコラプトル。前肢の指が細くて繊細な感じです。

リンネ式分類の階層と分岐分類を混ぜるなという指摘が響いたのか、今回の展示では「科」という表現も避けて、「何々類」にしたようですね。分岐分析を取り入れた学術論文でも上科、科、亜科という表現は普通に用いられているので、よくまとまったグループとしての「科」を排除することもないと思いますが。
 今回アヴィミムスやカウディプテリクスも登場するので、「オビラプトロサウルス類」でまとめるのは確かに適切です。図録では、獣脚類の系統樹のコエルロサウルス類の大まかなグループとして、正誤表で「オビラプトル類」を「オビラプトロサウルス類」に直しています。しかしそれなら、「オルニトミムス類」も「オルニトミモサウルス類」にするべきでしょう。実際シノルニトミムスの写真のところでは「オルニトミモサウルス類」になっています。またここでの「ティラノサウルス類」はティラノサウロイデアの意味のはずです。つまり見なれない分類単位が出てきて煩雑なことになります。結局、「オビラプトル類」はオビラプトル科ではなくオビラプトロサウリアを表す、と考えれば、何も直すことはなかったと思います。
 ところがガソサウルスの所では、「エウストレプトスポンディルス科」などと妙に細かい「科」が書いてありました。
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