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2010新宿ミネラルフェア


 今回はGeorgeさんの所では何も買いませんでした。トルボサウルスの歯、35万とかですし。珍しいものとしてタンザニアのテンダグルのケラトサウルスの歯というのがありました。これは以前ケラトサウルスの記事でも書いたように、Madsen and WellesがCeratosaurus sp.とした条線のある歯です。分離した歯なので他の部分が出ないとわからないわけですが、この条線は一応ケラトサウルスの特徴としています。アフリカにはカルカロドントサウルス類やアベリサウルス類の他にも未知の大型獣脚類がいたでしょうが、いまのところCeratosaurus sp.とされているということでしょう。

 以前Stone Ageといっていたイタリアの業者のブースが、Zoicなんとかと名前が変わっていました。コンプソグナトゥスなどと共に、スキピオニクスのレプリカがありました(54000円)。写真はアイギアロサウルスと書いてあるが、イタリア人に訊いたところ、実はこれはテティサウルスという新しい属で、店の奥にある大きい(ワニくらい)ものがアイギアロサウルスでした。いずれもモササウロイドです。


 フランスのLa Memoir de la Terreという業者のお店にあったヒエノドン頭骨。上野の「大哺乳類展」にもいました。なかなかいい顔で、これの縮小モデルでもあったら欲しいのですが。肉歯類のように完全に絶滅したグループの方がロマンがあるような気もする。


 上の大型展示は、今年もいまひとつインパクトが感じられない。怪しげな中国ものがいろいろあった方がいいのかもしれない。そういえば魚竜などもいなかったような。
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