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ドロマエオサウルス1

 ドロマエオサウルス科の恐竜は、鳥類に最も近縁な非鳥型獣脚類で、恥骨が鳥類と同じように後下方を向くこと、尾椎の後関節突起と血道弓が非常に長く伸びて各尾椎が互いにがんじがらめになり、尾が付け根以外ほとんど曲がらないことなどを特徴とする。後肢の第2指のカギ爪が鎌状に発達するが、これはトロオドン科や鳥類にもみられる。
 復元頭骨をみるとドロマエオサウルスの顔は、ベロキラプトルほど細長くはなく、デイノニクスのように三角でもなく、やや短かめで角張った感じである。
 この絵は資料をみなかったため多少ずんぐりしたが、ようやく羽毛恐竜の登場である。ここでは、地上性のハンターの道を選んだため、樹上性の祖先で発達しかけた風切羽は退化し、保温のための羽毛だけで覆われていたという設定である。また、派手なディスプレイ用の飾り羽などは狩りの邪魔になるような気がする。
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