tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

金沢 くずきり

2012-09-26 23:54:39 | プチ放浪 海沿い編
 
 

柿木畠の名の由来は、江戸時代に、この一帯の藩土の家を移転させて空き地にし、柿の木を植えて火除け(ひよけ)としたことから来る。香林坊、たてまち、片町、広坂に囲まれた昔懐かしい感じがする商店街だ。
役所の裏を流れる辰巳用水沿い。
柿木畠をぶらぶら探索途中、夕立のような突然の雨に会い、「つぼみ」という甘味処で雨宿り。
そこで「くずきり」いただく。味の美味しさもさる事ながら葛切りの美くしさは流石だ。

まるで透き通る清流のような「くずきり」。吉野葛を宮古産黒糖の黒みつで生かした味。
爽やかでほどよく甘い。夏がまた恋しくなる。

葛は豆科の植物で、山野どこにでも生えるつる性の植物だ。葉は家畜の飼料となり、茎は葛布や工芸品に、根は葛粉の原料となる。良質の澱粉は、冬のさなか、山奥で地中深く生えているくずの根を掘り起こし、根に含まれる澱粉をもみだし精製して得る。
今、近所の空き地に広がっている“くず“は、一本の根元から放射状に数本のつるが伸び、半径10mの地面を覆うもの。くず粉は残念ながら採れない。背の低いこの野草は、ススキのような背の高い草まで覆い隠し、日光を独り占めしている。道路わきの電柱にまでのぼり、完全に覆ってしまい奇怪な形の”くずの木“を出現させている。刈ってもかっても成長力は衰えず、かえって株の密度が増加して扱い難くなる。・・・やっかいものだ。

子供の頃、風邪で熱を出して食欲を無くすと、母親がくず湯を作ってくれた。
葛の根にはイソフラボン誘導体である微量のダイゼイン・ダイズイン・プェラリン等が含まれており、発汗、解熱、鎮痙作用をもたらす。漢方でいう葛根湯だ。

ただ、母が作ってくれたくず湯は、くず粉ではなく片栗粉のもの。懐かしいので時々思い出しくず湯を作る。といっても、「作る」というほどのものでもないのだが・・・

材料(1人分)
片栗粉(または葛粉) 小さじ2
砂糖 小さじ1
水 1/2カップ
片栗粉を水でとき、どろっとするまで練りながら加熱する。
透明になったら、砂糖を加えてできあがり。


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