tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

嬌嬌嫩嫩 中国古箏

2010-03-05 23:04:14 | 港町 YOKOHAMA

 

【撮影地】横浜市中区山手町(中華街)(2010.2月撮影) 
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鶯と燕(インとイェン)という名の中国古箏のユニット。2人は双子の姉妹で、中国武漢の出身だ。
彼女たちは7歳で古箏を始め、高校2年のときに日本で開催された国際芸術コンクール・箏部門で優勝。高校卒業後、日本に留学し在学中から音楽シーンで活躍している。現在はNHK「テレビで中国語」に出演中。
燕はウグイス、燕はツバメの意味だが、「鶯聲燕語」で、あでやかな女子の話し声。可愛い女の子達の華やいだ声が聞こえてくる春が思い浮かぶ。と思ったら、やはり、彼女たちは2月の生まれだった。

越調 天浄沙 即時に 

「鶯鶯燕燕春春,花花柳柳真真,事事風風韵韵,嬌嬌嫩嫩,停停当当人人 (喬吉)」

という古い漢詩があるが、「嬌嬌」:(女性が)あでやかで美しい、「嫩嫩」:わかい、やわらかい、「嬌嫩」:華奢である、といったところから、彼女たちにぴったりの詩だ。

中国古箏は中国の伝統的な撥弦楽器。弦の本数は21本のものが代表的で、金属弦を用い、右手の指にはめた義爪で弦をはじいて演奏する。秦の時代に、より古い楽器である琴(きん、こと)や瑟(しつ)から発展したものらしい。
日本の箏、モンゴルのヤトガ、ベトナムのダン・バウ、朝鮮の伽耶琴などの租型となっている。日本には、8世紀に雅楽とともに伝わった。ハープに似た華麗な響きで、やさしい音色を持ち、切々と泣くような哀愁を聴かせる一方で、情熱的な悦びにも鳴り響く不思議な楽器だ。
古筝の独奏曲はD調、あるいはG調のみで演奏される。その音階はどの調になっても5音階のドレミソラ。
こうした古筝5音階の音楽は、ことさら体のリズムにしっくりと来るような気がする。
アジア人のDNAに刻み付けられた音階だからだろうか。


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