「今日は予定を変更して、バックストロークだけをやります」
「え?」
「なにか質問は?」
「先生?背泳ぎとバックストロークってどう違うんですか?」
「一緒です!」
「・・・鬼っ!」
「みんのためを思ってやってるんですからね・・・」
水泳のコーチが「あなたたちのためを思って怒っているのよ!」とか言うときは、たいてい、マジ切れしている時だ。
彼女を怒らせたのはぼく。
レッスン前に、レッスンで使うビート板を取りに来た彼女に、コースを泳いでいたぼくは声をかけた。
「先生。新しい水着かっこいいっすね」
「うふっ・・・あら、ありがとう」
「ところで、先生。今日のメニューは?」
「今日はクロールの仕上げと、背泳ぎの続きです」
「背泳ぎっすか?みんな泳げるし、もういいんじゃね?」
「背浮きで沈むのはだれです?」
「・・・」
「またサボるんでしょう? (キ`゜Д゜´)㌦ァ!! 」
「 しょぼーん ヽ( ´・ω・)ノ ・・・ 」
5分後、レッスンに出たぼくに冒頭の言葉が待っていた。
・・・鬼っ。
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