(Entry 340~343/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
北緯15°15'、東経145°45'のサンゴ礁に囲まれた美しい南の島、サイパン。 伊豆大島の約2倍の大きさで、世界で最も深いマリアナ海溝の端に位置する。
北マリアナ諸島では最大の島だ。
中心地ガラパンに隣接するアウターコーブマリーナから、南西に16km離れたところにテニアンという島がある。
第2次世界大戦で、広島、長崎への原爆投下作戦のB-29がここから発進した。
テニアンでもっとも人気があるケーブポイントが、島の中央部西側に位置するテニアン・グロット(Tinian grotto)。
水深11mほどの棚に5つのホールがあり、中でひとつにつながっている。
穴からのぞく青い光の筋や、洞窟内のダイバーの呼吸の泡が岩棚から湧き出て海中を漂うエアカーテンなど、神秘的な光景で人気のダイビング・スポット。
マリアナ海溝の深い海の底から循環する海水のせいか、この辺りの海の透明度はかなり良く、はるかに見渡す見事なまでの地形がダイバー達を魅了している。
ボートよりエントリーすると、潜行ブイの下は18mの海底の魚たちがはっきりと見える。
テニアン島でもう一つの人気ポイントがフレミング(Tinian Fleming) 。 水深10mほどの棚からクレバスを通り抜けると、ボトムが80mまで落ち込む豪快なドロップオフが目の前にひらける。まるで崖から飛び立つパラグライダーの飛翔感覚。フレミングの名前の由来は、「炎」。つまり、ドロップオフが炎が上がってくるように見えるかららしい。
壁にはクレバスやトンネルがいくつもあり、大きなイソバナの向こうには群れとなったハナダイやハナゴイ達が泳いでいる。この日は体長2mほどのサメが顔を覗かせていた。また、運がよければ、イルカやマンタたびたび現れているらしい。
この日は東風。時おり雨。
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