あの町この街あるこうよ

歴史散策まち歩きの記録
たまに丹沢・大倉尾根を登る

冬至に高尾山山頂で

2016-12-26 15:48:26 | 観光
毎年冬至の高尾山山頂は太陽と富士山が彩なすダイヤモンドショー「ダイヤモンド富士」が現れる日である。
ダイヤモンド富士に関心を持ったのは5年前で、江の島弁天橋でそのショーを待ちうけたことが始まりである。その時は沈む30分ほど前に一気に黒雲が富士を覆い隠し、期待が一瞬に消えてしまった。
それからは地元で見ようと調べスーパーの屋上にたったこともあるが、いかんせん地元では年2回のチャンスは季節の変わり目で晴れることもままならず「ダイヤモンド富士」は見られぬ5年が過ぎた。
では、見る確率が高い冬は何処で?と探した場所が高尾山であった。
その確率高い高尾山の当日の天気は、「晴れのち曇りで翌日は雨」と云う週刊予報であった。そこで今年はパスするつもりであった。
そうであったのだが、当日の昼前の天気予報で「今日は穏やかに晴れるでしょう。」と放送したものだから、急遽支度をして高尾山に向かった。




山頂まで徒歩では間に合わないと、初めてのケーブル登山となった。
ケーブルの中間から高尾山駅近くは日本一急勾配の31.8度を体験。前向きに座っていたが、背中に重荷重を感じる。


高尾山薬王院の参道を進み、108段の男坂を上がると、最近つくられた新しいルート、「三密の道」がある。人間の日常生活では、身体・言葉・心の3つの働きから成り立っている。これこそが煩悩の元になるものなので、煩悩を消すことを念じてこの道を歩けと解説されている。

日没20分ほどの前の景色。太陽は丹沢蛭ヶ岳の間にボヤケテ見えている。
これでは、と思った。

それでも太陽は左から傾斜して富士山頂へと下がって行く。

太陽が山頂に降りはじめると、近くで、
   「今、入り始めた。」
     「今、半分。」
       「今、四分の三。」
         「完全に入った。」
           「今年はこれで終わり!」
                       なんて、解説があった。
残念ながら、薄い雲のフィルターを通しての輝きで、せめて一条か、二条の光が前面に差し込んで欲しかった。
光がほし~い。


登山者と云うより、観衆が見守る中、太陽は沈んだ。
 

太陽が沈み始めたころから、後ろでスピーカーからの声が聞こえてきてはいたが、何の放送か耳を傾けていなかった。帰る時になってミニパトが泊まっていたことを知る。
599mの低い山ながら山頂は山頂であるから、山頂でも車がはいるんだ。
帰りもケーブルカー。この混み具合だと1本待つかなと思ったが、最後のひとりで乗れる。ダイヤモンド富士の期間、9日間は時間を延長して輸送している。


ダイヤモンド富士が望めるのは年に2回あるはずなのに、高尾山だけは1回、しかし他の地域は1日か2日きり見えないのに、ここでは9日間も見えることが今回解った。方角的にここが折り返しなのか。
それで17日のダイヤモンド富士は見事であったことをネットで知る。
次があるか、来年考えよう。

訪れた日:2016.12.21


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