あの町この街あるこうよ

歴史散策まち歩きの記録
たまに丹沢・大倉尾根を登る

三溪園7月の花

2013-07-22 17:04:33 | 三溪園



新聞に三溪園の「早朝観蓮会」の記事が報道されていた。
それによると、
通常は午前9時開園だが、8月11日までの土、日曜日は朝6時から入園、観賞できる。
薄ピンク色の大きな花が特徴の原始蓮が、約500平方メートルの蓮池に広がる。見頃は午前7時ごろで、9時すぎには花びらは閉じてしまう。ひとつの花の寿命は4日間。2日目が最も美しい。

という。




原始蓮は花径が27cm、花弁の数25枚で、大阪府に自生し、府の天然記念物に指定されている。蓮根が太いことから食用にもされていた。原始的な蓮であることから大賀博士によって命名された。古事記の中に詠まれていて、5世紀ごろに咲き誇っていたという。




大賀博士といえば大賀蓮が知られているが、こちらは千葉県で発見された古代蓮を指すようだ。古代蓮は約1400年~3000年前に生息した蓮で、花の大きさは原始蓮と同じくらいであるが花弁の数が17~18枚と少ない。花の色は濃いピンクというようだ。



この画像は、残念ながら陽が南天に上がっている時なので花が閉じてしまっている。綺麗に開花している蓮を鑑賞するのなら8月11日までの土、日曜日の早朝にどうぞ。
              ひらいたと 思ったら
              いつの間にか つぼんだ

わらべ唄にあるように蓮(レンゲ)の開花時間は短いようだ。

 

今三溪園の見ごろの花は、案内によると9種ほどのようで、その中で神奈川の県花であるヤマユリが南門付近に咲いていると云うので探したが、花の咲いていないヤマユリの株がひとつあっただけで開花した株は見つからなかった。


三溪園をその南門から出る。
そこは本牧市民公園で上海横浜友好園という庭園がある。


六角形の二重屋根が特徴的な湖心亭




水連


上海横浜友好園は、横浜と上海が友好都市となって15周年を記念して、資材を上海から運んで1989(平成元)年造られたという。
現在は老朽のため庭園内には入れない。
ここは海を埋め立てた地で、池の部分は海だったという。


1970年廃車のD51




旧国鉄横浜機関区高島車庫で使用


公園内にはD51や転車台も置かれている。


                      関連  :  三溪園6月の花
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七夕灯篭祭り 2013

2013-07-08 16:00:18 | 長屋門公園
         
相鉄線三ツ境駅前から長屋門公園までの1.5kmの「長屋門プロムナード」と向原第二公園で約700基の手作り灯篭が今年も並べられた。

 





点灯式
               

東日本大震災復興祈願


















   









長屋門公園






七夕灯篭祭りは7月6(土)、7(日)日で行われた


                      関連  :  七夕灯篭祭り 2012
                              七夕灯篭祭り~被災地にこころが届け~
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富岡八幡宮「祇園舟」神事

2013-07-07 18:55:06 | 神奈川民俗芸能
祇園舟
ぎおんぶね
富岡八幡宮創始以来800年の伝統神事


富岡八幡宮は、三浦半島の北側の付け根、鎌倉とはちょうど背中合わせに位置する横浜市金沢区富岡東に鎮座しており、御祭神は応神天皇、神功皇后、比売大神、蛭子尊、天照皇大神をお祀りしている。
1625(寛永2)年に、時の地頭によって奉納された縁起書によれば、およそ800年前、1191(建久2)年に、源頼朝が当郷鎮護の為、難波の摂津の蛭子尊(現・西宮神社) の末社を勧請奉斎したのが始めとされている。
1127(安貞元)年より、鎌倉の鬼門の方の鎮護として、源氏の氏神八幡宮を併せ祀ったものとされる。
         
         
         
         

「祇園舟」は、富岡八幡宮に伝わる特殊神事で、古来、旧暦6月15日に行われていた「夏越の祓(なごしのはらえ)」の神事で、横浜市の東南端海岸部に伝わる類似の行事の中で最も古い伝承を持つ行事である。
茅の輪を潜ることも「夏越の祓」である。


青茅(あおかや)で作った長さ70cm、幅50cmほどの楕円型の舟にお供え物として折敷(おしき)に小麦の粒を敷き、その上に大麦の粉で作っただんごを置き、麦麹(むぎこうじ)でかもした甘酒をかけたものを乗せ、舟縁には1年分12本の御幣(ごへい)を並べ立て、中央には大きな御幣を並べ立てて、沖合遠く流す。
青茅の舟と御幣に1年の罪穢れ(けがれ)を託して流し遣る(やる)夏越の祓いと、収穫した麦の初穂を海の神にお供えし、五穀の豊穣と海の幸の豊漁に感謝する要素が一緒になったといわれている。
         
         
         
         

八幡丸と弥栄丸(やさかまる)と呼ばれる2隻の艪(ろ)舟で行われ、沖合の潮の流れのよいところまで進むと2隻の間から茅舟を放流し、帰路は岸まで全速力の競漕で帰る勇壮なもので、宮の前が埋めたてられた今日でも優雅な雅楽の音とともに昔ながらにとり行われ、無形民俗文化財として貴重である(文:横浜市教育委員会)。

神へのお供えが乗った茅舟が宮から出る
         
         

神事が浜へと続く道
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         

         
         

         
         

祭神・えびす様(蛭子尊)は、記紀(古事記と日本書紀のこと)の古い神話に、芦の舟で海を旅され、西の宮の海岸にたどりつかれたという伝えがあり、旧暦6月ごろは、麦秋と呼ばれる時季であることから、収穫した麦を茅の舟に乗せて海の神えびす様にお供えし、五穀の豊穣と海の幸の豊漁の感謝する(文:富岡八幡宮)。
                  

神事はこの道を通ってすすめられた




海上での神事は"YouTube"で観ることができる
祇園舟の神事は2013年7月7日に執り行われた

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