あの町この街あるこうよ

歴史散策まち歩きの記録
たまに丹沢・大倉尾根を登る

咲いた、咲いた

2009-06-30 14:00:56 | 生きもの
昨日あさがおが1輪咲いた。そして今日は2輪となったが、昨夜からの雨に打たれて痛々しい。
あさがおは夏から初秋にかけての花で秋の季語だという。昔はそうなのかも知れぬ。
だが現代では盛夏の花だ、ガラスの風鈴がよく似合う花。明日から7月、夏の風物詩、入谷の朝顔市もすぐだ。
あじさいからあさがおへ季節は移りかわりゆく。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒止茶屋50周年を迎える

2009-06-27 13:30:08 | 駒止
 駒止茶屋は今年50周年を迎えた。

先代がこの地に開設して50年。その50年、世の変遷は凄まじい早さであった。山も同じスピードとは言わなくとも様変わりは大きなものだったと思う。
 半世紀前の1959年(昭和34年)の丹沢ってどんな山だったのだろう?

 ここに歴史あり。
先ずはそれより遡って戦後間もない昭和21年秋の丹沢の風景を新田次郎著「栄光の岸壁」の中に主人公が大倉尾根を登っているシーンで著している。

 「大倉だ、覚えておくんだな」 なぜ覚えて置かねばならなのか分からなかったが、岳彦は、そのいかにも大きな山を背にした村といった風景をいそいで頭の中に覚えこもうとした。(略)
 平坦な道が終わって、いよいよジグザグコースの登り道にかかったときは、男は立ち止まって、懐中ノートを出してなにか書きこんだ。(略)
 前方が明るくなったと思ったら、萱戸の尾根道に出た。その萱戸という言葉も、岳彦はまだ知らなかった。
「休もうか」男はそう言って、ルックザックをおろした。道端に座りこんだ。眼下に水無川の白い河原が見えた。川の向うに相模の平野が霞んでいた。(略)
 尾根は急な登り坂になり、雑木林に入り、そこを出て、堀山の萱戸についた男は休まずに歩きつづけた。吉沢の平、小草の平と小さなこぶを越えながら、岳彦は男の足の速さが山に入ってからほとんど変わっていないのに気がついた。着実な歩き方であった。
 花立の頂についた。ここも萱戸でおおわれていた。

 萱戸(茅戸・かやと)とは茅でおおわれている山稜または山腹などの傾斜面(広辞苑より)。その当時の大倉尾根は茅で広く覆われていたようである。そして昭和30年秋、神奈川で国体が開かれ山岳競技が丹沢で行われた。翌31年にはマナスル登頂の成功が日本中の話題となった。登山ブームに火がついたのである。が、反面遭難も多く発生し丹沢と言えば遭難と言われる時代もあったようだ。丹沢に殆ど小屋がなかったそんな時代背景のなかで当時みやま山荘で働いていた先代の時次郎さんと高城則貴さんが登山者が増加しているから小屋をやりたいと小屋主岩田傳次郎さんに相談、当時を岩田さんは、
「『駒止』の名前をつけたのは、わたしなんです。あすこは『馬返し』だったのですが『馬返し小屋』だと、どうも感じが悪い。じゃ、ひとつ丹沢を新しくするために『駒止』にしようじゃないかと。」と語っている。(丹沢 やまものがたりより)
昔は刈り取った萱戸の茅を運ぶための馬が現在の駒止山荘の地まで登って来ていたのである。そしてその地に50年前山小屋が建った、駒止山荘である。翌年には檜洞丸に青ヶ岳山荘が開設した。
 登山ブームは昭和37年がピーク(38年と書かれている本もあり定かなところは確認していない)で57万人の登山者があった。そのブームを牽引したのは小田急であった。
昭和31年秋より丹沢号を走らせた。40年のダイヤによると休日前夜の新宿発22:45と23:15に山岳専用列車”丹沢号”が2本臨時電車として走った。渋沢駅には23:51、0:21に到着、後便には臨時バスも接続していたそうだ。

 この2冊の小冊子は昭和40、43年に小田急が発行されたものだ20頁ほどのもので尾根歩きのモデルコース案内、山行の注意事項や装備など丹沢山塊の案内書の手引きを目的に著されており見事な出来栄えである。
 土曜日が休日でない当時は勤めを終えた夜に丹沢号に乗って渋沢に降り、星の明かりの下現在の熟年たちが若者としてグループや個人で先ずは泊まる小屋を目指して登って行ったのでしょう。その光景が目に浮かびます。

 駒止茶屋開設50年、これを記念して駒止利用者つまり駒止山頂会会員が実行委員会(委員長は置かずに事務局のみ)を設けこの秋に様々なイベントを繰り広げる。また50年史(仮題)を発刊すべく原稿、写真提供のご協力を願っているのが現状である。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1年がたちました

2009-06-24 12:37:31 | その他
 外壁は渋いレンガ造り、一見ホテルと見紛う建物。ここは湘南にある海の見える病院である。千葉からも患者が来ると言う。この病院で全身麻酔で治療を受けた。
成功率60%、有名な先生と優秀なスタッフによりクリア。再発率40%、これは本人の努力により健康人の身体に戻った。
ベッドの上でゆったりと流れる時を過ごしたあの日々から1年がたった。早くもあり、遅くもあった1年。

 ここが無人の患者の待合ロビー。
ゆったりとソファーが並ぶ、でも日中は他の病院と変わらぬ光景となる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しょうぶの花

2009-06-18 16:08:40 | 生きもの
 しょうぶの花で人気がある四季の森公園のしょうぶ田をたずねた。
少々盛りが過ぎたようだがまだつぼみもある。暫くは鑑賞できる。

           
 この季節の代表花 しょうぶとアジサイの2ショット
 水車小屋が奥に見える

           
  我が家の近くにある公園のしょうぶの花
  ここは今が盛りと咲いている

           
  四季の森公園で16年間子供達に親しまれたローラーすべり台が今月一杯で閉鎖
老朽が激しく点検と部品交換だけでは安全が保たれない状況になる
  老兵は消え去るのみか
  ただし 今年度中にリニューアルオープンする予定         

         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あじさいの道

2009-06-14 16:42:18 | 生きもの
 先週末、TVで北鎌倉の明月院のあじさいの花の中継をやっていた。夜景のTV中継は初だと云うことだ。今が見ごろだと云う。
あじさいの花が見ごろと聞いて普段散策している川べりのあじさいの花をたずねた。
 あじさいは川に沿った道沿いに300m程に植えられている。花は盛りもあればこれからのもあり、ひとの頭ほどの花もあった。この川べりには数箇所植えられておりスナップしてみた。花の色は紫が代表されるが白や青、赤みががったものもある。まさしくあじさいロードである。
そう云えばあじさいは我が区の花でもあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番外ボッカ駅伝

2009-06-10 17:38:07 | 丹沢大倉尾根
 8日付の朝刊に写真付でボッカ大会ゴールの記事が載った。関係者としても喜ばしいことだ。新聞記事によると「最初にゴールに飛び込んできたのは40Kgの部に参加した山梨県のチーム」となっている。
こらが本当ならば大会に出場した選手全員がひっくり返って驚くことだろう。なぜならば40Kgの部の選手がいくら早くとも20Kgの部の選手より早いことはありえないからだ(以前マラソン選手が地下鉄を利用した例があるが、これもヘリを使ったなら別だが)。
事実、第2中継点での40Kgの部トップ選手は45位に過ぎない。そこでこの記事はポカをやったのでは?
 そしてこの記事をもう一度読み、掲載の写真を見てみると花立の階段をゼッケン「050」をつけた選手が登っている。第2中継点でもトップで通過したチームでありその選手は「050」の通り20Kgの部の選手であった。
トップのインタビューに答えている選手の名前もゼッケン「050」の選手であった。
 そこで事実は「最初にゴールに飛び込んできたのは20Kgの部に参加した山梨県のチーム」ではなかろうか。

これが番外ボッカ駅伝。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボッカ駅伝競争大会終わる

2009-06-10 16:47:52 | 丹沢大倉尾根
 第23回ボッカ駅伝競争大会が6月7日開催された。
駒止茶屋前の第2中継点には駒止山頂会メンバーと10名の平塚山岳会で合わせて約40名の役員が終結、受付・中継補助・記録・見張・選手誘導・物品預等に役割分担し競技の進行に一役を担った。
大会は大過なく無事終了した。


 大会役員依頼のハガキ・物品預のチケット・中継補助役員と選手たち



 AED
 もしもの時のAED
昨年より大会に置くようになった。これまで使用してないしこれからも使われないことを願う。


 
 夜の役員ミーティング
 筆マメの人が前夜のミーティングをスケッチ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重くたってなんのその(ボッカ駅伝)

2009-06-08 18:26:20 | 丹沢大倉尾根
 日本で唯一のユニークな山岳競技「丹沢ボッカ駅伝競争大会」の23回が6月7日開かれた。今年は昨年の21チーム増の91チームがエントリーし4クラスの重量別トップを目指し大倉~花立山荘の区間でレースが行われた。ここ駒止山荘は第3区中継所が置かれている。
 選手は第2区中継所見晴茶屋より標高差290m、距離1,241mの道程を走行し駒止茶屋の第3中継所で次の選手にバトンタッチする。バトンを受けた選手は一路堀山の家に置かれている第4区中継所に向かう。この区間は標高差50m、距離1,054mとコース中一番標高差が小さく一番短いコースであるため選手には他小区間よりスピードが要求される。
 第3中継所のトップ通過チームは20Kgクラスのゼッケン050の山梨登志工房2009であった。このチームは最終ゴールでもトップで入り優勝を飾っている(8日付朝日新聞にゼッケンが大きく見えている写真と共に記事が掲載されていた)。その他のクラス別トップチームの通過は4位に女子10Kgのひとめぼれ、12位に高校20Kgの鎌倉学園が通過した。そして昨年の2倍の14チームが参加ししのぎを削った40Kgクラスは全体の中位に位置する45位で群馬・栃木連合が通過した。
 その後の大会結果は大会実行委員会のHPを参照。


 選手は中継所の受付で選手登録手続きを行い、クラス別のゼッケンをつける。クラスは4、ブルーはAクラス負荷40Kg、14チーム。グリーンはB1クラス20Kg、66チームで男女混成が数チームあった。イエローはB3高校クラス負荷20Kg、6チーム。レッドはC女子クラス負荷10Kg、5チームである。


 選手登録と同時に各選手の健康チェックをする。


 負荷40Kgの選手、20Kgの小石袋を2袋背負っている。
選手が荷物を受けすぐにこの急登は重さに慣れぬうちで負担は大きい。


 最終選手が荷物を受けてスタート。
役員が後を伴走する。


戦い終わって選手達の身も心も潤す 秦野の水


つわものどもの練習の跡
右下写真の左が20Kg、左が10Kgの小石が入った袋。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルガモのヒナが育つ

2009-06-04 19:28:32 | 生きもの
 我が家の近くを流れている川に住むカルガモに4羽のヒナが育った(はじめは9羽であったと云う、天敵にでもやられたのかな)。カルガモと云えばテレビで皇居付近のホテルの池から道路を渡るお引越しの風景で御馴染みだ。だが実際のカルガモの親子をこれまで見たことがなかったが、見ると可愛いものだ。親鳥もヒナを外敵から護るため絶えず4羽のヒナに気配りをしていることがその動作からも伺える。カルガモの親子は下流へと泳いでいたが途中に堰がありその段差に飛び降りることを躊躇している1羽のヒナを下流でじっと見守っている親鳥の姿は美しくも見えた。そういえばカモと云えば冬の間に沢山見かけたカモは今や皆目見当たらない、本籍が日本ではなかったのだろうか?
 
 昨日(6/3)の朝日新聞横浜版に青葉区でカワセミのヒナが巣立ったことが記事になっていたが、このカルガモの川にもカワセミが飛び交っている。
カワセミと云うと渓流の宝石と呼ばれまたカメラメーカーのCMのように奥深い渓谷の川に住んでいるイメージがある。それなのに住宅が存在する川に生息しているとは思いもしなかったことだ。
やはりカワセミは美しい。羽を広げ飛んでいる姿を上から眺めるとうすいブルーの羽毛が何とも云えない美しさだ。そのカワセミのヒナがこの川でも巣立ち、昨日遠目ながら親がヒナに餌を与えている光景を見させてもらった。
一説ではこのあたりには10羽ほど生息しているそうだがヒナが育ち増えることは喜ばしいことだ。

・木にとまる2羽のカワセミ
・画像右下のカワセミは黒みがかっている羽毛なので幼鳥かと思う
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒止茶屋のお台所拝見

2009-06-03 14:36:30 | 駒止
 駒止茶屋の台所にはいらせてもらうと年季のはいったカマドに薪をくべてご飯を炊いていた。
山では水が貴重なため米は無洗米を使用、そして水は丹沢の天然水だと云う。少々おこげをつけて、これだから美味いことは折り紙付だ。
今どき薪でしかも倒木ながら桧を使ってご飯を焚くなんて贅沢かもネ。
 
 今週末 6月7日(日)は第23回丹沢ボッカ駅伝競争大会が開かれる。常連、新人合わせて90チームが参加、なかでも40Kgクラスは14チームが出場し熱戦が予想される。
でも40Kgも担いで山を登るなんて超人だね。

      過去のレース風景
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする